理想犬

「理想の犬の育てる」みたいな本があった。
犬猫に興味がなく、彼らにそれほど理想を見ない私にとって、その本の内容は「お金の入ったポリ袋を咥えてこさせる」的なことが書いてあるように思えてならなかった。
しかしすぐに、私にも少なからず犬猫に要求する理想があることに気付いた。
まずはトイレ。
部屋を目的もなく歩きまわる彼らは自由奔放でかわいいが、トイレはそうであっては困る。
それにご飯。
あまりに贅沢なものしか食べない、なんてことも困るのだ。
いたずらもだ。
かまってやる時間がどれほどになるかはわからないが、家中をかき乱すようなことは、やってもらいたくない。
あと、愛玩性。
これは、言うまでもないだろう。
なんだ、私もずいぶん、理想が高いじゃないか。
これじゃ、飼えないな、犬猫なんて。
と、ふと思う。
他人の思う、理想の犬とは、何なのか。
少し、その本が気になりはじめた。
私は本を手に取り、「はじめに」と書かれたページを開いてみた。
こう、始まっていた。
「まず、飼わないためには」
私はレジに向かった。

寝言

寝言で何か、よからぬことを言ってはいないかが、不安だ。
というのも先日、自分の寝言で起きるということをしてしまったからだ。
「ああ、そうじゃないですよ・・・」
「もう少し、右ですよ、右。」
「もうふぁあ、うああ、わうわ・・・」
夢の内容は覚えていないが、こんなことを言った気がする。
そして、後半のくずれ具合の箇所で声が高まり、それで目覚めたのだ。
最悪の目覚めである。
自分の寝言で目覚めるのも、なんだかエコでいやだ。
そもそも、自分は寝言を言うのか、ということに気付かされるのもいやだ。
さらに、おそらくもう少し右であることを伝えるために声を大きくしたのに、言葉がくずれてしまい、明確にそのことを夢の誰かに伝えきれていなさそうであるところもいやだ。
ということで、冒頭のは少し変わる。
寝言で何か、よからぬことを言ってはいないか、もしくは伝えなくてはならないことが伝えきれているかが、不安だ。

Sが世界を回す。

ひゃっほう!!。
ポチョムキーン!!。
少し前、コンビニから大量に「小鼻すっきりパック」がなくなったことが、何かしらの災害が起きる前兆だと確信している、7942だっはー!!。
ところで、もう寝るんだけど、最近アレだ。
最近、Mが、ひどいな。
自分たちが世界を作っているなんて、思っているんだよ。
そんなことないのに。
僕らが世界を動かしているんだよな。
・・・あ、なんだよ。
Mが待ってるみたいだよ。
・・・じゃあ僕、用意しなくちゃいけなくなったから。
ちなみに、最初のあいさつは、古代バビロニア語で「戦艦ポチョムキン」という意味のある、あいさつさ。
じゃあね!!。

世界をMが作る。

ひゃっほう!!。
あしたまにあーな!!。
「目のやり場に困る」という言葉を聞くたびに、内心「目のやり場に困っているわけではないだろ。むしろ、やり場ダントツNo1が、あるのだろ。」と思ってしまう、7942だっしふんにゅーの!!。
ところで、もう寝るんだけど、最近アレだよね。
最近、Sが、ひどいよね。
自分たちが世界を回しているなんて、思っているんだろうね。
そんなことないのにね。
僕らが世界を作っているんだよね。
あ、うわあ。
Sが来たあ!!。
・・・じゃあ僕、用意しなくちゃいけなくなったから。
ちなみに、最初のあいさつは、スペイン語で「あなたに追い風が吹くように」という意味のある、あいさつさ。
じゃあね!!。

礼儀を知らない音

昨日から。
【あらすじ】
「花火に消された言葉」。
言葉や音楽、すなわち音というものは、より大きな音に消されるものである。
それはしょうがないことであるが、もちろん消されることがイカンこともあれば、消されることでむしろそのときがより意味深いものとなったりして、いろいろだ。
本日は、上記のことを考えていたら見つかった「礼儀を知らない音」について。
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「礼儀を知らない音」。
勝手に考えたが、その割には思い当たるフシがいくつかありそうではある。
おなら
葬式中の着メロ
カラオケで娘がいる人の前で歌う「娘がねじれる時」
時代劇撮影中のヘリコプター音
怪我をしている人の周りのシャッター音
しかし、ここでの「礼儀を知らない音」は、先日から論じている「消される音」についてのもので、そしてもっと広い意味で扱うものである。
それは「中途半端な音量であるもの」。
それ以外の何者でもない。
花火の音なら、どんないいことを言ったとしても、聞こえなくていい。
汽笛の音に、君を呼ぶ声が遮られても、なんだか心象悪くない。
重要なのは、これらが「音を完全に消してくれる」点である。
要は大音量ということだ。
では、「中途半端な音量であるもの」が「礼儀を知らない音」である原因を考えてみよう。
ここで扱う「中途半端な音量であるもの」は「ちり紙交換」のアナウンスである。
=====
男「なあ、もうそろそろ、ご両親と会っておきたいんだ。」
女「え、それって、どういう意味・・・?」
ちり紙交換「古新聞、古雑誌。」
男「君が好きなんだ。」
ちり紙交換「ぼろきれ。」
女「あ?」
=====
うわあ。
せっかくの告白が、中途半端な音量であるものに邪魔され、相手にとっては「何か言ったが、よく分からない」言葉になってしまった。
これが「音を完全に消してくれるもの」であれば、相手は「相手の言ったことは完全に消されてしまった」と理解でき、その場の雰囲気でそのことを聞き返す、もしくはそのままにする、などできるのである。
しかし「中途半端な音量であるもの」については、もう少しで何を言ったのかを判断することができるため、相手としては率先して言ったことを確認しよう、というあせり、衝動が生じてしまう。
このとき、重大発言をした側としては、重要なことや思い切ったことを再度喋るという点に、つらいものがある。
さらに礼儀という点では、相手の言ったことを聞き返す行為自体が「礼儀を知らない」点として挙げられる。
この例では、彼女は「あ?」と聞き返している。
これは相手、つらい。
別の彼女なんかになると、
「あ?」
「あに?」
「あんだって?」
と続き、さらにつらい。
何がつらいかって、「あ?」と聞き返してるときの人の顔は、ひどい。
「え?」という聞き返しも、そうでもないかもしれないけど、やはり聞き返されてるという点で、つらい。
これは別に、彼女が悪いわけではなくて、完全にちり紙交換「礼儀を知らない音」のせいなのだ。
また、この例では、彼決死の告白を古雑誌とぼろきれでサンドイッチしている点も、礼儀知らずだ。
一方、ちり紙交換のアナウンスがもっと大音量であったなら、例えば彼女は、その車が去るのを待ってから、あらためて聞き直すことをしたりでき、問題ないのだ。
以上より、「礼儀を知らない音」とは「中途半端な音量であるもの」なのである。
そして、ある言葉、音を消す場合は、それを消すときに発する音の音量が重要なのである。
・・・やっぱり、賛同を表す歓声は聞こえないな・・・。

花火に消された言葉たち

昨日から。
【あらすじ】
「花火に消された言葉」!!。
「!!」は付けなくてもいいと思うけど、いい味出してる言葉だ。
言葉や音たちだって、花火音になら、消されても文句ないだろう。
なんかノスタルだしね。
=====
で、前回は「花火」だが、他のものを考えてみる。
1.汽笛
これも、他の音を消してまう恐れのあるヤツ。
だが、こいつに消されたとしても、言葉や音たちは文句ないだろう。
なぜかというと、汽笛のハードボイルドさには勝てない、と感じているからだ。
2.選挙カー
選挙カーから発せられる、アレである。
僕は人間ができていないのか、天邪鬼なのか。
あんまししつこく選挙カーっぷりを発揮されると「お前にだけは票を入れん」と思ってしまう。
そして、そんなアレに言葉や音を消されることはない、とは言えない。
だいぶ、せわしいときがある。
アレには感慨深さなどはあまりないと思われるため、そんな音に消されては末代の恥と、選挙カー近くの人は大声で喋り、言葉や音たちも奮闘するのだが、いかんせん向こうにはツール(主に拡声器)があるため、結果、音たちは消されてしまう。
音たちの宿敵である。
3.軍艦マーチ(軍艦行進曲)
最近のパチンコ屋さんで流れているかどうかはわからないが、以前は何をもくろんでいたのか、景気よく流れていた「軍艦マーチ」。
それゆえ、多くの人はコイツに言葉や音を「消された」経験があるはずだ。
・・・どうだろう。
そのとき消された言葉や音たちは、ちゃんと成仏できているだろうか。
僕自身は、軍艦マーチに存在を消されると、ちょっと悲しい気分になる。
あの、なんだかスーチャラら感じのに消されるのか・・・、と。
だから、そんな気分でいまだそのときの音はそこらを漂っているかもしれない。
だからもう一度、その言葉を発してあげて、供養してはくれないだろうか。
「オニイサン ヨクデテルネ」
一筋の光が、夜空の一番深いところへ、吸い込まれていく。
明日。
「礼儀を知らない音」について。

花火に消された言葉

どんなに重要なアドバイスでも、愛の告白でも。
次の試験範囲の発表だって。
そんなこと言ったら、病院窓口での呼び出しや、セリの掛け声。
マラソンスタート時のピストル音や、ウグイスの鳴き声も。
もういいだろうけど、とにかく言葉、音。
みんな、どんな重要な言葉でも音でも、花火によって聞こえなくなっちゃうんだったらしょうがないか、と思っている。
いいよいいよと思っている。
むしろ感慨深いよ、聞こえないのも、と思っている。
言霊ですら、そう思っている。
タイトルはゲームミュージックの曲名なんだけど、ゲーム中でこの曲が流れるシーンは、この曲名にぴったりの場合が多く、とてもよかった。
冒頭のシーン(重要なアドバイス)で、やってみよう。
注:****部分が、花火音(どーん!!)
「部長、この資料なんで*************いんじゃないですか。」
「杉山く*****************もし。」
「パ****************。」
「**********!!。****************!?。」
いっけね花火多くあげすぎちゃった。
まぁ、これはこれで、とてもよかったよね。
次回
音たちがうわさする。
「この音なら、僕らは喜んで消えるよ!!」な音について。

意外性

隙を見せろ。
動揺を見せろ。
モテるやつは、かっこいいだけじゃない。
面白いだけじゃない。
金持ちなだけじゃない。
黒子が美の種子として、白い肌を際立たせるように。
おしるこに、お新香がつくように。
一辺倒じゃダメだ。
ふと、意外性を見せろ。
射止めたい人にだけ、見せろ。
《本日の趣旨》
息をのむよな夜景を前に、意気揚々なかっこいいorかわいいあなた。
そのとき、それを際立たせるための様々な行動を考えてみる。
1:例
「俺と、結婚してくれ!!」
「あなた、タバコのフィルタに火をつけてるわよ」
こういう感じ。
2:例
初デート。
キメてるが、待っている間に読んでいる本が、さかさま。
どうだ。
このまんが感は。
3:
「俺と、結婚してくれ!!」
「あなた、誰!?」
4:
とびきりの夜景
いい雰囲気だが、買っていたエクレアを食べるとき、食べてる方の反対側からカスタードクリームをだらだら垂らすあなた。
5:
「わたしと、付き合ってください!!」
「君、つけまつげと間違えて、赤貝つけてきてない?」
6:
「俺と、結婚してくれ!!」
「まず、服を着て!!」
7:
「わたしと、付き合ってください!!」
「それよりも、君が手にしている「花と蛇」の文庫本をどうにかしてくれ」
8:
恋愛話など一切しないことで有名なあなた。
そんなあなたの手首に、無数のミサンガが。
9:
あなたから目を離さない彼女に対して、一言。
「みーな。俺、シンナーやめたよ!!」
10:
「おっ、おおお、おれっ、おれっ、おおお、おっ、おれっ」
告白の方自体が際立ちはじめたので、これにて。

2078年

2078年
「ニュースの時間です。」
「近年、資材の減少により生産が滞っているアンチワープ材について、政府は特別プロジェクトを立ち上げ、新たな原料を利用する研究を行う方針を固めました。」
「これは、先月から急増している直視魔による犯罪を撲滅させる目的があり、同時にアンチワープの効果をしらしめることにより、のぞき魔→直視魔へのステップアップ意欲を下げる効果も期待されています。」
「次のニュースです。」
「ミクロ化している最中、その近くでくしゃみをしてしまった被告に対して起こされた裁判の判決が明日に迫りました。」
「これはミクロ化側の言い分「くしゃみのせいで、ちりぢりになった」に対して、どれほど被告側「ミクロ化側が掲げていた「ミクロ化しています」の旗自体がミクロ化していたため、わからなかった」という陳述が考慮されるかが、注目の公判です。」
「なお、現在の状況として、ミクロ化側のレートが幾分高くなっています。」
「次のニュースです。」
「今夜未明は、事件が128件起こる見込みとなりました。」
「警察から発表された傾向によりますと、酒関係90件前後、水関係30件前後、その他10件前後となっております。」
「十分、ご注意ください。」

就寝へ向かい。

本日はなぜか新規記事がうまくupできないため、これ幸いにとプリンでも食べながら寝転がり、ネタも書かずにそのまま就寝。
もくろんだがしかしプリンがないため水を飲み、プリンがないことは往々にしてあることだと自分に言い聞かせながらも視界の端に鈍く光るものを認める。
視線を移すとそれは移動し、また視界ぎりぎりの位置をキープする。
はたして飛蚊症なるものかと考えたがよくわからず、その鈍い光を追ってきょろきょろする。
行為に俺は反射した光を追うペンギンかとツッコミを入れてみたもののそれを裁定するものもおらず、その光が魚の腹かと勘違いしその一挙手一投足に心奪われ首を振るペンギンの所業を悲しむものもいない。
最近の朝は寒く、手をぐーにしていてもそれは凍え、ぱーにでもしようものなら途端に指が腐れ落ち、結果的にはぐーになり、とてもひどい。
そんな寒さを吹き飛ばそうか、居酒屋にはホッピーと書かれた旗がばためき彩るが、いかんせんホッピーの字体がぴんぴんしていていけない。色あせる始末。
本日はなぜか新規記事がうまくupできないため、これ幸いにとネタも書かずにそのまま就寝。
※文章パクりっぽい点、疲れているということで許していただきたいな。