寝言

寝言で何か、よからぬことを言ってはいないかが、不安だ。
というのも先日、自分の寝言で起きるということをしてしまったからだ。
「ああ、そうじゃないですよ・・・」
「もう少し、右ですよ、右。」
「もうふぁあ、うああ、わうわ・・・」
夢の内容は覚えていないが、こんなことを言った気がする。
そして、後半のくずれ具合の箇所で声が高まり、それで目覚めたのだ。
最悪の目覚めである。
自分の寝言で目覚めるのも、なんだかエコでいやだ。
そもそも、自分は寝言を言うのか、ということに気付かされるのもいやだ。
さらに、おそらくもう少し右であることを伝えるために声を大きくしたのに、言葉がくずれてしまい、明確にそのことを夢の誰かに伝えきれていなさそうであるところもいやだ。
ということで、冒頭のは少し変わる。
寝言で何か、よからぬことを言ってはいないか、もしくは伝えなくてはならないことが伝えきれているかが、不安だ。

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