お父さん「おい、母さん。このカラフルなピーマン、おいしそうだな。」
お母さん「やぁねぇ。これ、作り物よ。」
お父さん「えっ、そうなの。良くできているなぁ。」
お母さん「パプリカのレプリカね」
お父さん「か、母さん。今、なんて。」
お母さん「そのピーマン、パプリカって言うのよ。そのレプリカ。」
お父さん「ぱ、パプリカのレプリカ・・・。ふ・・・ふふ・・・」
お母さん「お父さん?。」
お父さん「・・・ぶふっ、ふっ、ふあっはっはっは!!」
お母さん「どうしたの?。」
お父さん「お、お前、面白くないのか?。ぱ、パプリカのレプリカ!!」
お母さん「確かにダジャレっぽいですけど・・・。」
お父さん「は、半濁音、半濁音!!」
お母さん「ふふ・・・、何度も聞いていると、確かに・・・。」
お父さん「ふー、ふー・・・、く、苦しい・・・ひっ、ひっ・・・。」
お母さん「ふふ、ふふふふ・・・。はぁ、お父さん、笑いすぎ。」
お父さん「はぁ、はぁ。こ、これは面白いぞ。」
お母さん「そうですね。」
お父さん「みんなに教えてあげよう。旋風を巻き起こすぞ。」
お母さん「誰から試してみましょうか。」
お父さん「その前に、もう一回、言ってみてくれるかね。」
お母さん「ぱ、パプリカのレプ、レプリカ・・・」
お父さん「パプリカのレプリカ???!!!。はーっはっは!!」
お母さん「はっはっはっ!!」
お父さん「パプリカのレプリカ???!!!。はーっはっは!!」
お母さん「はっはっはっ!!」
お父さん「はーっはっはっ。はぁはぁ、く、苦しい・・・ふふふ。」
お母さん「ふふふ。」
お父さん「ふ、ふははは・・・、はぁはぁ・・・、ふうー・・・。」
お母さん「お父さんったら、ほんとに笑いすぎね。」
お父さん「・・・・・・・。」
お母さん「・・・・・・お父さん?。」
お父さん「・・・・・・・。」
お母さん「・・・し、死んでる!!」
カテゴリー: 物語
朽ちた先客
男「ここのコーヒーはステップ3を省いた分、少し長めにドリってあるんだ。」
彼の話を聞きながらカップを置こうとしたら、うまく置けずにこぼしてしまった。
男「ここのカップ、取っ手のところに細かい装飾がしてあるから、指から外しにくいんだ。」
男「ここのボールはすごく高級で、コントロールもしやすいんだ。」
彼の話を聞きながらボーリングのボールに指を入れようとしたら、何かが詰まっていた。
男「ここのボール、穴のところに細かい装飾がしてあるから、指から外れにくいんだ。」
えー・・・。
追記
ステップ3を省いた分、少し長めにドリってある
1/6の生存確率
先生「これは、君のためを思って、言っていることなんだよ。」
生徒「わかっていますよ、先生。「お前はこのクラスの句読点だ。」と言ってくれましたしね。」
先生「む、昔のことはおいといてだね・・・。とにかく、がんばりなさい。」
生徒「わかりました。「お前は雨にぬれた湿布みたいだ」と言われましたしね。」
先生「それも昔のことだぞ?。今は、そんなことは忘れるんだ。重要なことだけ考えていればいいよ。」
生徒「そんなことを言っても、先生から学んだこと全てが重要なのです。」
先生「ごほん。痰が絡むな・・・。まあ、がんばりたまえ。」
生徒「はい。どんなことがあっても、がんばるつもりです。」
先生「・・・、君。僕に呪いかけてない?」
生徒「そんなことありません。このように、先生は私のために面談まで行ってくれていることdeath死ね。」
鬼は外、かたきは内その2
【昨日からの続きなので。】
あらすじ
敵討ちの旅も、もう2年。
妙之進と助次の旅は、佳境を迎えるのであった・・・。
「では助次。あの男に着物を譲ってほしい旨を伝えてきてはくれまいか?。」
「それはできません。」
「なぜ。」
「私は、男色の気があるとは思われたくないのです。」
「しかたない。他の「かたき」を探すか。」
「そうしましょう。」
「妙之進さま!!。あの男の鞘、血で濡れておりますぞ!!。」
「む。あの血、父上のものか!?。」
「まぁ、2年前ですし。」
「しかも、かなりの手足れと見える。」
「この間の話、聞きました?。敵討ちの「白石のおしず、おおばば」チーム、返り討ちにあったそうな。」
「私もその話を思い出していたところだ。」
「妙之進さま!!。あの猫、こちらの様子をうかがっておりますぞ!!。」
「いきなりだな。いきなり、超えちゃいけない壁、越えたぞ。」
「敵に壁なぞございません。どうなさいます?。」
「では、こちらも壁を越えさせてもらうが、そもそも殺生はいかんよ。」
「妙之進さま。色々と振りましたが、現在「かたき」のシンボルですら打てないありさま。どうなされるおつもりか?。」
「だから着物もらっておけばよかったのだ。」
「そうだ。妙之進さまの、そのホクロを打ちましょう。気になっていたのです。」
「確かに、このホクロはあの一件が起きたときあたりに突然生じた、ような気がする。さては、こいつが元凶であったか・・・。」
「思い立ったがなんとやら。いざ、勝負!!。」
「でも、切れんな。」
「何故ですか!!。」
「だって、この部分だけ切るってなっても痛いし、ヨーロッパのどこかでは、肌の白さを際立たせるからか「美の種子」とか言われているのだぞ?。」
「・・・しかたありませんね。では、とりあえず「美の種子」について、考えてみましょう。」
ご主人と私、助次が旅を始めて2年。
方向性が合っているのは、確かだと感じた。
とある夏の日。
鬼は外、かたきは内
敵討ちって言うと、かっこいいかもしれないけど。
やるほうは大変なのだ。
まず、敵を見つけるのが一苦労。
それができずじまいで、しかも帰る場所もないから一生放浪するような人も結構多い。
それに、返り討ちってのも、十分考えられる。
ご主人と私、助次が旅を始めて2年。
もう、飽きてきた。
とある夏の日。
「妙之進さま!!。あすこで団子食う男は、敵ではありませぬか!?。」
「いや、似てはいるが、違うな。」
「妙之進さま!!。あすこでかんざしを選ぶ男は、敵ではありませぬか!?。」
「いや、似ていないな。」
「妙之進さま!!。前から歩いてくる男の着物は、敵と同じではありませぬか!?。」
「確かにそうだが、それがどうした?。」
「妙之進さま。辻斬りの一件から、2年が経ちました。敵の風貌も変わってございましょう。そんなときは、むしろ顔立ち以外の特徴を探さねばならないときもございましょう。」
「間違いというのもおこるであろう。」
「妙之進さま。敵討ちの旅に出てから、もう2年が経ちました。時代も風俗も変わり、人も変わるのです。」
「ふむ。」
「妙之進さま。もはや、我々が探しているのはあの男ではございません。そもそも、その男のちゃんとした記録もございません。我々が探しているのは、「かたき」という、ある種のシンボルで、クリーチャーなのです。」
「ふむ。確かにこの2年間、我々は愚直なまでに男を捜してきた。しかし、その記憶も、記録も曖昧だ。まだ、確かと認識できた衣装を敵とするというのも、わかるな。」
「左様にございます。」
「では、あすこの団子屋で、「シンボル」と「クリーチャー」について、もっと適切な語句がなかったか、考えてみよう。」
続かなくてもよさげだけど、つづく。
由来その2
「はい。伊集院さん、どうぞ!!。」
黒船が来航したとき、倉庫室に隠れていた女密入国者こそがメリーでした。
メリーは美人でしたが、怪力の持ち主でかなりのワル。
ある事情で某国から追われる身でしたが、その縄さばきで逃げおおせてきました。
そう、彼女はカウガールでもあったのです。
さて、難なく日本に降り立った彼女は、手ごろの馬を探し始めました。
すると、いい具合の馬が。
早速縄をかけましたが、あいにく馬は黒船来航のさわぎで大興奮。
暴れだしました。
すると、それが気に入らなかったメリーは思いっきり縄を引き、力任せに振り回しはじめた。
皆、信じられなかったが、メリーを中心に馬がまわる、まわる。
半径20mくらいは馬と縄のせいで障害物が何もなくなってしまった。
そのときの彼女の形相と叫び声といったら。
ぎゃはは!!。そうら、回れ回れ!!。
これが、メリーゴーランドの由来です!!。
「go aroundは、そのままやね。」
由来その1
「はい。伊集院さん、どうぞ!!。」
・・・
メリーは坂を下ったところにあったお花畑で、愛馬のセルファといつも一緒に遊んでいました。
たくさん摘んだ花をメリーがくるくると回りながら振りまくと、セルファもその美しさに喜んで、メリーの周りを駆けていたものです。
でもある日、メリーが事故により天に召されてしまったのです。
両親の悲しみようは大変なものでした。
また、セルファも元気がなくなってしまいました。
両親はセルファを森に放しました。
このままここにいると、セルファは死んでしまうかもしれないし、両親にとっては、メリーと仲の良かったセルファを見るのが辛かったのでしょう。
でも、セルファはお花畑へ行き、そこから出ようとはしませんでした。
風が吹いて、花びらが舞うたびに、うれしように駆け回ったのです。
そんな、何も食べずに駆け回る日が続き、セルファはついに事切れました。
でも、苦しんだ様子はなく、むしろ穏やかな顔つきだったそうです。
村人達は、セルファが花びら舞う中にメリーを見たのだろうと話し合い、この悲しい話を語り継ぐべく、お花畑の隣に木製の馬を作りました。
これが、メリーゴーランドの由来です!!。
「正解じゃないからポイントはあげられないけど、僕らの涙をあげるよ!!」
おはじき
20世紀最高の哲学者ソファムステンは「人間」について、こう述べた。
「みなさんは、「世界」がどのようなものだと思っていますか?。
両手を広げた範囲?。
自分が住んでいる町?、国?。
ざらついた地球の表面?。
・・・なるほど。」
「では、「自分」がどこにいるかわかりますか?。
・・・そう、誰もがこのホテルの披露宴会場であると答えるでしょう。」
「みなさんは、自分が、この広い世界の中のひとつの国の、ある披露宴会場にいる、ということをおっしゃってるわけですね。」
「では、こう質問します。
「本当の自分」、はどこにいますか?。」
「どうですか?。
みなさんは、「こころのなか」、と考えたのではないでしょうか?。」
「では、「本当の自分」の世界は、どんなものでしょうか?。
この前、目の前の本を買いに来たのに、何だか表紙が予想だにしない萌え系で、なんとなくその周りの本を物色してしまっている自分に気付きました。
そのとき、わかったのです。」
「「本当の自分」はこころのなか。
すると、その世界というのは、私達自身の体です。
私達は、体という閉じた世界を持ち生まれるのです。
「閉じた」というのは、皮フという層により外界とは完全に遮断されているためです。
もちろん、本当の自分はそこから一歩も抜け出せません。
そして、そこから一回も出ることなく、一生を終えるのです。」
「よって、世界というものは、実は内なるものであって、最初に挙げていただいた「世界」は、むしろ虚空と言えましょう。
我々は、虚空を漂うガラス玉のようなものであるのではないでしょうか?。
泡のように生じたガラス玉の中にいて、あらゆるものの干渉を許されることなく、いつかはじける。
人間は、なんとも寂しい、完結型の生き物なのです。」
この話の直後、ソファムステンは新婦さんからキッチンスポンジを投げつけられるという、痛みリアクションのとりづらい反撃を受けた。
バックグラウンド
尾田「北木さん、今日もいませんね。」
柴野「・・・そうだな。」
尾田「今日の舞台も忙しいですよ。何だか、北木さんがいなくなったんで、最近は二人でやりくりしてますね。」
柴野「・・・そうだな。」
尾田「でも、不思議ですよ。今回のは、黒子が必要な場面が多いヤツなのに、なんでやりくりできるのかって。」
柴野「・・・。お前は若いから、一度だけ話を聞かせてやる。」
尾田「???」
柴野「黒子は、達人の域ともなると、本当に見えなくなる。」
尾田「またぁ。」
柴野「そして、さらに鍛錬されると、その存在も確認できないものとなるそうだ。」
尾田「北木さんがそうとでも?。」
柴野「・・・俺達の「札」が部屋の前にかけてあるだろ?。」
尾田「あぁ。個人名の書かれた。ひっくり返して、不在を表すやつですね。北木さんは「不在」でしたよ。」
柴野「あれが消えたとき、黒子は「そういう」存在になる。」
尾田「・・・それが本当だったら、そんな話は生まれないはずじゃないですか?。」
柴野「・・・そうだな。」
次の日、いつものようにかかっている2枚の札が、やけに殺風景に見える。
今日も、忙しくなりそうだ。
追記
黒子制度がわからないので、だいぶテキトー。
斜矯正
担当が「もう25歳になっちゃった・・・。」と嘆いていれば、
「まだ、生後25周年じゃない!!。」と言う。
担当が捕まえたカミキリムシがキーキー言うのを聞けば、
「口を触るクセって、心理学的に何か意味があるんじゃないかしら・・・」と思う。
机に置いてあった自分のノートに「ワイングラスヶ淵」という謎のワードが書かれていると、
「私にはちょっと早いかな・・・。」と言う。
知らない和室に招待されたときは、
まず鴨居が自分の体重に耐えうるかを確認する。
担当が「地獄のハエたたき」というと、
テニスが好きだったことを語りだす。
・・・と。
206号室の綾瀬さん。
だいぶ良くなってきたじゃないの。