誰がために鐘は鳴る

世界は混迷を極めている。
イルミネーション、排気ガス。そして、町にあふれる人、人、ひと。
だからこそ、人々は目の前の矛盾を、知らぬ間に受け入れることができる。
「着メロって何だー!!」という話。
せっかくの音楽なんだから、聴きたいという旨、あり。
一方、呼び鈴なので、かつ周りに迷惑なのでさっさと切らなくてはならない、という面。
こんなに明快な矛盾があっていいだろうか!?。女性専用車両に一回くらい乗ったっていいんじゃないだろうか!?。
確かに音楽が流れるほうが周りの人はあの呼び鈴の緊張感を味あわなくてすむかもしれない。センスがいいと思われるかもしれない。
しかし、知らん音楽だったときは、その音楽も呼び鈴も猫も杓子もマナもカナも同じである。
そして何よりも、あの短い時間でイントロを聞かされる周りの人は何の断りもされずにイントロクイズを出題されているのである。「クイズドレミファドン!!」である。
メールは一方通行のコミュニケーションだと非難されているが、ここにも、一方通行の問題があるわけ。
というわけで、着メロの方は、ちゃんと答えを周りの人に教えてあげるように。
僕も祈ろう。「着メロの方が、ちゃんと答えを周りの人におしえてあげますように」
追記 最初の「イルミネーション?」は、明石家さんまの歌です。

装飾過多

私たちは、暗黙の了解、行間というものに心酔しているようです。
政治家の言葉。
「君は秘書としてとても有能だよ。」
(おまえ、選挙ムリダー。)
京都旧家の、玄関先のさかさほうき。
「どうぞ、ゆっくりしていっておくれやす?。」
(はよ帰り!!、春の新色みたいな唇しよってからに!!)
好きな異性の挙動。
「ちょっと、そこのスプーン取ってくれる?」
(ついでに、君のハートも取っちゃうゾ!!)
しかし、何も言わないから暗黙であって、ここに勘違いなどが発生するとトミーズ健なみにサブいことになる。
だいたい、私たちは、ある事象に対して、それがそれ以上の意味を持っていると考えがち。たいがい、意味を持たせすぎなのです。
花言葉。クリスマス。放課後。最近の仮面ライダーなど。
聞いただけで僕の脳内には桜ふぶきが。
けど、花は花だし、クリスマスは12月25日。
放課後にカワイ子ちゃんと廊下でぶつかることはないわけだし、いくらトゲトゲしていようが、触覚が枝分かれしていようが、仮面ライダーは人間大で落ち着いているわけです。
結論。
最近の仮面ライダー(たぶんウルトラマンとかも)は、装飾過多。

水面

心理テストの時間です。
「お風呂に入って、最初にすることは?」
1.上半身(頭、顔含む)
2.下半身(いろいろ含む)
3.湯船につかる
正解は4、本を読むでした?。
自分の性癖(?)を問答無用に知らせることに成功したので、これをやってみたい!!という人のために、注意点をお知らせしたいと思う。
僕のスタイルは仰向けになり、耳まで風呂につかるフォルムだ。その状態で「VOW」なんか読んでると、すぐに1200ノンビリーに達することができる。
注意点1.風呂栓チェーンのポッチに頭をぶつけてしまい、ノンビリーの増加割合が低下してしまうことがある。
注意点2.字が多くて面白い本を読むと、のぼせる。ぬれてもいいようなどーでもよい本がいいかも。
注意点3.誰かに見られると死にたくなる。
注意点4.あまり人に言わないほうがよい。
やっている本人もいくつかの注意点が守れないことがあるが、なんか変な音がする、ほにゃらら回帰的な感じが面白いですよ。
あと、タイトルは、「すいめん」って読まんでね。

小さなはなやしき

プリクラ?、あぁプリクラね・・・。
プリクラとは何か。
疎水的な作用により行き場をなくした自己のない人々が、しかたなく寄り集まって一角の写真に詰まり写るもの。
ところがである。
今のプリクラは、誰かが持ち上げてるんかと思うほど、床が動く。
TMレボリューションなみに風は吹く。
焦げそうなくらいの光を照射する。
と、アトラクション機能満載なのです。
「そんなん今のプリクラでは当たり前!!」というあなた。
次に来るプリクラの新機能、分かりますか?
僕には分かります。
ずばり「濡れ」!!。キリフキ機能付くね。
いまや「エロカワイイ」という、男を悩ますカテゴリが出現している。石をひっくり返すとダンゴムシがいるが、エロは石の下ではなく、空気みたいに世間を闊歩しているのだ!!。
濡れ美人がうろついていても、もはや壁紙である。
よろこべ、男ども!!。ゲーセン周辺のドトールで濡れ美人が見られる日も近い!!。
nimbus7942!!、産業スパイに気をつけろ!!。
ほ?ら、nimbus7942がスパイ名みたいに見えてきた。

ヒントはいらない

古い話で恐縮ですが、「ヒントでピント」という番組があった。
男女それぞれ5人ずつで、チーム戦を行っていました。
象印。
そのクイズ番組に「16分割クイズ」みたいなものがありました。
「アタック25」の優勝者が挑戦できる「この人は誰!!」クイズみたいなものですが、時間経過とともに、16個のヒント(文字でのヒントが多い)が1つずつ開いていく仕様。時間が早いと高得点だった気もします。
そんなクイズで、未だに「?」な問題がひとつ。
16分割クイズスタート!!。
まず1つ目のヒントは?
「真っ黒い背景に、もやもやした白いもの」の絵。
よくわからない。
2つ目のヒント!!
「真っ黒い背景に、もやもやした白いもの」の絵。
さっきと違うもやもやっぷりだが、わからない。回答者なし。
「真っ黒い背景に、もやもやした白いもの」の絵・・・・・・。
「コーヒー占いかよ!!」の様相を呈してきた中、
男性チームのリーダー、浅井慎平がシャッターを切るスピードで回答ボタンを押した。
「目をつむった時に見える映像!!」
「なんだそりゃ?!!」
子供の僕でも、そう思った。よく難問を当てていた慎平だったが(なれなれしくしてみました)、そりゃ変だよ!!。
「正解!!」 司会者の故土井まさるが言った。
家庭内は騒然とした。この番組の直後に行われたCMほど、人々に見られなかったCMはなかったであろう。
何が困るかって、実際やってみても、確かにもやもやしたものがあるが、それを確実に捕らえられなかったし、問題の絵も覚えられないし。
どうやって調べたのか、謎です。16パターンで終わりなのかも謎です。
心理的な変動で、変わったりするんでしょうか?。地震の前の日とかには違ったりするのかも。
僕の聞くモールス信号と何か関係あるかも。
それにしても浅井慎平、当てたね。寝る前に、いつも「わ?。パラレルワールド、見ちゃった!!。」とかしてるのかも。

あくまで、毎日

みなさんはエレベーターに乗ったあと、扉が閉まるあたりで遠くからあわてた人が来たら、どうされるだろうか。
多くの人は「開く」ボタンを押して、待つはずである。
では、その逆ではどうだろうか。
ぎりぎり乗れそうなエレベーターがある。しかし、そこで急ぐしぐさをしてしまうと中の人を待たせてしまうかもしれない。
「はぐらかしマニュアル」
Lv1.すごく急いだフリをする
息を切らせながらたどり着けば、「君ら待たせて悪かったけど、僕も疲れたんだからネ。」をアピールできます。
ただし、そんなフリをしてもエレベーターが待たずにいってしまった場合、その周りの人に対する「エヘヘ」アピールが必要となります。
Lv2.気付かないフリをする
もうすぐ発進する(?)エレベーターに気付いていなければ、乗っている人は待たずに扉を閉めても罪悪感が薄いと、動物分子生物学的な知見が得られているとかいないとか。4階の人がこのシチュで、どのような行動をとるのか、興味深いところです。
Lv3.別のところに行くそぶりを見せる
そのエレベーターのそばに、別の行き所があれば、すごく有効な手段だと思います。私も、この方法を用いて幾度となく人間関係の崩壊を未然に防ぐことができました。
しかし、なかなか扉を閉めてくれなくて、本当に別の行き所へ行くハメになったり、知り合いがエレベーター側にいたりすると応用が必要です。
応用
・通行人に親しげに話しかける(ナンパ可)
・屋久島のサルのモノマネをしだす。
・「いっけね、アイロンかけっぱなしだ!!。」と大声で叫ぶ。
・もう帰る。
これであなたも「わかってる」ひとになれました。

時をかける少女

テレビは見るものである。
「時をかける少女」アニメ化だ!!。
原作は確か、筒井康隆。1965年らしい。調べた。古っ!!。
たぶん2回くらい映画化されてるけど、昔のほうは原田知世が主演。
この映画のせいで全国に散在したクラリス(ルパン三世カリオストロのひと)属性と芳山和子属性と妹属性の人たちが融合を果たしたという。
最近の本では、2/3はエロシーンなんじゃないかと思わせる筒井康隆が書いた短編なのに中年男性が学ラン着て母校の理科室に乱入、濃硫酸で行水したくなるくらいのセンチメンタルジャーニーだ。
原田知世のほうの映画はフィルムを切り貼りしたんじゃないかと思えるCGシーンが魅力(ほんとに切り貼りしてたらごめん)。
新しいほうはセピア色ですごくつまんなかった気がします。
ほめてないのは気のせいです。こいつぁエフエフどころじゃあないぜ!!。エフエフやりたいこと思い出しちゃったぜ!!。
多分、周囲はダリの絵みたいな、ドラえもんのタイムマシンみたいな感じの中で、時をかけてるはず。
かけて?!!。ほわっほわである。びゅーんである。
と、ひと萌えしたので、寝ー夢ー眠。

お願いはひとつ

「お願いはひとつ」
井上陽水の名曲。
歌詞はよくわからないけど、なんだか考えてしまう曲名です。
願いがひとつ、かなうとしたら。
「地球平和」
えらい。えらいけど、お前はうそをついているとか言われて、誹謗中傷あめあられ。平和にならない要因が増えてしまうので注意しよう。
「お金たくさん」
現実派。現実派だけど、いきなり増えたらばれてしまって、主に宗教関係から封筒がたくさん来ます。親戚、知人友人恋人が激増。人間関係に注意しよう。
「有名人になる」
お前は小学低学年か!!。注意しなくてよし。
「透明人間になって、女湯をのぞく」
このくらい具体的だとムルアカ氏もかなえやすいと思う。
ここで、「ムルアカ氏」がかなえるのかよ!!、と思った人。
わからないよ??、ムルアカ氏かもよ??と、言っておく。
この願いは、透明化が解けて桶を投げられることに注意、もとい期待しよう。
「やすみほしい」
「聖母たちのララバイ」を聞きましょう。ツタヤの陰謀に注意しよう。
ちなみに僕の願いは「人の心が見透かせるようになりたい」です。
かなったら、間髪入れずに引きこもる自信、アリ。

こんちは三河やでーす

電車内で鳴り響く携帯電話。
何かしら殺気のような雰囲気が立ちこめるはず。
特に乗り継ぎの終電に乗れるか乗れないかの電車内でそういうことが起きると関係なくてもドキドキ、血で血をぬぐう争いとなる。
さて。
このとき、どうしても電話に出なくてはイカン場合、どんなセリフで電話に出れば、周りの人に不愉快な思いをさせなくて済むか。
まず考えたのがタイトルの。
周りの人は怒り出す前に「相手、サザエさんかよ!!」と三村ばりツッコミをかましたくなるはず。
結果、円満。
また、「なに!?、殺し!?。」
ていうのもオーソドックス。乗客は裕次郎(or ゆうたろう)を思い出す。
結果、しぶちん。
市民権を得たものでは、
「はい、こちら葛飾区亀有公園前派出所!!」
とかは分かりやすくてよい。もっと多くの人々が使用するべきだ。
結果、ばかぱく。
目立ちたい方は
「えっ、えぇ、分かりましたよ?。タモさん」
重箱の隅をつつきたい方は
「あぁ、それね。600口買っといて」
セピア色の方は
「そこ。そこでジャンプすると隠しキノコあるから」
最後。
「おかけになった電話は、あなたの声しか届きません。好きだ!!。」
ただいま著作権放棄いたしました。使え使え。

中野

中野とは何か。
競輪選手でもサンプラザでも、もひとつのサンプラザでもない。
「中野とは何か。それはブロードウェイである。」
ヘミングウェイ「老人と海」での、老人の言葉である。
まぁ、このくらい、中野はブロードウェイなのです。
たくさんあるお店は、おもちゃ雑貨貸しガレージが多い。
こういうとこは、聖杯をもとめる騎士のごとく、うろうろするに限る。
なつかしいものを「なつかしー」と見入るも良し。
よくできているものを「よくできてんなー」と感心するも良し。
上の階に向かうごとに、ディープ感が増すのも楽しい。
コスプレ服屋、オカルト本専門古本屋、メイドゲーセン。
ピックアップの2/3がコスプレ関係だけど、全体の割合がそう。
4階はわき道がない上に、行った時はシャッターが閉まりまくっていたので、ほぼダンジョンでした。
そんなブロードウェイで、いつだったか、「女医」がうろうろしてた。
「歯医者でもあったかな・・・」
今度はバンパイアがうろうろしてた。
「地下墓地でもあったかな・・・」
面白いのでぴったり張り付いて追ってみた。
そしたら「まんだらけ」にはいってった。
何だよー。いたって健全なコスプレサービス(?)だよー。
とても普通に各階の店舗に顔を出す、通常勤務っぽい。
せめて、照明の中、猫並みにまぶしげに歩いてもらいたいものである。
それがバンパイアコスプレイヤーのエチケットだろう!!。
なぁ!!。バンパイアよ!!。
バンパイア「そうですよね。」
7942「けど、服装以外でバンパイアをかもすってのも、むずいね。」
バン「バンパイアのアイデンティティは、弱点がでかいですからね。かもすってことは灰になっちゃう、とかまで行かないとね。」
7942「コウモリに変身!!、とかね。」
バン「それ!!。まさにストライクっすよ!!」
7942「なんか、最近考えてることは?。」
バン「やっぱり怪物ってとこですよね。少しでもバレたら。いかんせん弱点多いんで、バレたらアウトですよ。一応、全身に防具つけているんですけどね。」
7942「君、バンパイアにしては野球用語多いな。」
バン「・・・。わかってるくせにもー!!」
・・・今日も僕の頭の中の消しゴムが悪さをしてしまいました。