懺悔室、もれる光。

7942「アイスクリームがおいしくて、しょうがないのですが。」
神「そういうふうに、しておいた。」
7942「日々、悲しいニュースが多くてつらいんですが。」
神「やっぱり?。」
7942「CDとかDVDをケースに戻さないクセがあるのですが。」
神「うん。」
7942「ルビー・モレノって、誰でしたっけ?」
神「もう少し、具体的に。」
7942「すいません。ルビー・モレノって、どっちでしたっけ?」
神「お前の中に、モレノ候補はどんだけおんねん。」
7942「どうも、ありがとうございました。」
神は、ゆっくりとうなずいたようだった。

関係者各位

「アイボン」関係者および「アイボンっぽい製品」関係者 各位
7942です。
いくつか質問させてください。
・商品のイメージキャラクタとして「目玉のおやじ」を採用しない理由がありましたら、教えていただけないでしょうか。
「目玉のおやじ」入浴シーンの使用は、商品戦略を左右する重要なファクターと考えられます。
・上の質問に関連するのですが、目に当てる「キャップ」を数種類つくることは可能でしょうか。
コレクターズアイテムとして購買意欲を刺激するような効果が期待できます。
可能である場合、シークレットはぜひ茶碗にしてください。
・「キャップ」の底部分に、極小の万華鏡を付属することは可能でしょうか。
以上、よろしくお願いします。

星読みの夜

最近、また寒くなった。
そのせいか、星がよく見える。
ある友達が、「nimbusくんは、夜空ばっか見ているような人かと思ってた」と言った。
・・・どんな人やねん。
そんな人は星飛馬か、かぐや姫か、願い事ある人か、そういうギプス付けてる人か。
月の土地買った人か、「あの星俺の!!」とか言う人くらいや。
・・・案外いるやないか・・・。
それにしても、そんなことを言われても見たくなる星空だ。
空を見上げると。
僕は、生きてきた中で訪れたことのある場所でも同じように空を見上げているような気になる。
天草の星空。
京都の夜。
どこぞの5階ベランダからの風景。
こんな感じは、うれしくもあり、その場にいなくて残念でもある。
ちょっと言葉にはしがたい気持ちだ。
?「あなたは、旅の良さのひとつを知っているようですね。」
7942「こ、この声は!!。」
?「お久しぶりです。ミスターXです。」
7942「ミスター!!。いやー。ほんと、困っているときに現れてくれますね!!。」
X「そういうパートなんで。」
7942「で、ミスターは旅について何かありそうですね?。」
X「そう。あなたは「旅先を想う」という心をお持ちだ。」
X「それは、「旅の良さ」の中でも、かなり上位の部分です。」
7942「100人に聞きましたで言うと?。」
X「あるあるの声が多数、大音量です。」
7942「そうですか。で、ミスターは何が「旅の良さ」だと?。」
X「そりゃあ、「かきすて」ですよ。」
7942「かきすてですか・・・。これは・・・、方向(下)によっては、このブログ始まって以来の有事ですよ。」
X「とにかくかきすてましたよ。ネオン街。」
7942「ネオン街!!。いいですね!!。」
X「山のように。」
7942「山のように!!。何コースなんですか!!。」
X「夜、暗がりまで乗せて行ってね・・・。」
7942「夜!!。やっぱり夜ですか!!。こいつは星空がどうこう言ってる場合じゃねぇ!!。」
X「ザザザーっと。」
7942「何ですかその擬音!!。想像だにしないスペクタクルが!?。僕の頬も色づいてきましたよ!!。」
X「医療廃棄物を、こう。」
7942「ちょっと待って!!。問題点、疑問点をつぶさに洗い出して、ミスターZに報告するから!!。」

打ち上がる大三角形

「花火ほど贅沢で、もったいないものは無い。」
1950年代を代表する俳人、片山秋落は花火を見るたびに、周りの人に語ったという。
「花火は球体だから、どんな方向から見ても同様にすばらしい眺めを見せてくれているはずなんだ。しかし、我々は一方向でしか認知できない。」
みんなだって、花火が球体であることはわかっているし、頭の中で想像できるはずですよ、と慰める弟子に対して、
「触覚では球体を感じ、愛でることができるのに、視覚ではそれほどのものは感じないのだよ・・・」
と返したそうだ。
片山秋落とその周りの人、その弟子が、今から5分前くらいに創造された人物らだとしても、花火を見てそんな風に感じる人は多いのではないでしょうか?。
いや、多くはないネ・・・。
でも、前よりは増えてるかも。
何せ、「何か変な形の」花火が上げられてきているからね。
こいつは全方向対応というわけにはいかないわけで。
そしてその結果か。
はたまた開発途上なのだろうか。
明らかに他の花火とは違うのに、何の形なのかが分からないことが結構多い。
盛り上がっているときに割り込まれると、ちょっと「???」となります。
「はいー何か「つづみ」状のもの来たー!!・・・・・・???」
この、見る場所によって形が変わってしまう花火は、一体何なのでしょうか。
今、秋落さんがうろついているのを発見したので聞いてみましょう。
「あぁ、あれは、あれですよ。先人に習えばいいんですよ。」
というと?。
「はるか昔、人々は何も無い星空にてんびんとか、みずがめとかを描きました。それをやればいいんです。」
なるほど、見ている人が思い通りに想像していけばいい、と。
「この間、そういう花火が上がりましたが、私はゴルフバッグを想像しました。妻は自動食器洗い機だったようです。」
えーさもしい!!。
「まぁ、人間そんなものですよエヘヘ。」
そんなもんかな?。
じゃあ、僕は・・・。

敏腕マニピュレータ

電車の座席で、隣で寝ている女性が寄りかかってきたときに増していく重みに比例して、「この子、僕の事好きなんちゃうん!?。」という気持ちが増大する。
風速が増していくのに比例して、桶屋のどきどきする気持ちが増大する。
誰かと話しているとき、その人がケータイを見る回数に比例して、
「アレ?、僕の話、おもろない?。」という気持ちが増大する。
「この3つの事象の、被験者側のデータをプロットしたものが、これです。」
「グラフの感じが、似ていますね。」
「ちなみにこの、気持ちが高まっていくところの傾斜を書くのに苦労しました。」
「手書きなんだ・・・。」

イノセント・デツドウ

部長「木本君、ちょっとこの仕事頼むよ。」
木本「わかりました。」
部長「あと、大変だろうけど、これも頼むよ。」
木本「部長、これはちょっと・・・。」
部長「なんだね?。」
木本「先日体調がよくなって、会社に復帰したばかりです。仕事にブランクがありますので。」
部長「あぁ、そうだったね。すまない。でも、もうそんなブランクは感じさせないよ?。」
木本「ありがとうございます。」
部長「おーい、村山君。」
村山「なんでしょう?。」
部長「この書類の整理、頼むよ」
村山「それは、ちょっと・・・。」
部長「なんだね?。」
村上「先日ずっと見つからなかったメジャーをタンスの裏で見つけまして。やっと自分の胴回りを測れると意気込みましたところ、鉄製のメジャーがあまりに冷たくて思わずレンジに入れてしまいました。すると、メジャーがオレンジの光の中、回るんですね。ゆっくりと。それを見ていると、何だかさっちんのことを思い出しまして。」
村上「さっちんは小学校のときの友達でして。とにかく横断歩道を渡るのがうまかった。さっちんの赤いランドセルは、ゼブラゾーンによく映えた。えぇ、本当によく映えていましたよ。」
村上「でも、実際はさっちんなんて存在しない子どもだったんです。私の妄想でした。小学校の楽しい思い出のほとんどが妄想、いや、捏造だったんです。自分をだますための。もう、小学校の思い出は消えてしまいました。だから、ちょっと私、人生にブランクがありますので。」
部長「ほんとだー。」

挙手は一本で。

A「今日来た客、面白かったよなー。」
B「あれだろ?。鳳凰の間の。」
C「だ、誰?。」
A「ムカデ。ムカデが客として来たんだよ!。」
B「それだけでも面白いのに、いきなりアレだもんなー。」
C「な、何?。」
A「ここに着いたはいいけど、玄関でずいぶん靴脱ぐのに手間取ってな。」
B「それで、女将が手伝おうとしたら、どう言ったんだっけ?。」
A「大丈夫。手は足りてる、だもんなー。」
B「ククッ。女将、顔真っ赤にしてたぜ。」
A「アイツが手袋ほしがったら、何組必要なんだろ。」
B「手袋と足袋、何個だろうなー。」
A「あれでいて、結構お金持ちらしいな。」
B「人の何倍も働けるんだろう。」
A「夜の玄関先で靴が見つからないフリしてみようぜ。」
B「そうしたら、何円燃やさなくちゃいけないんだろ。ははっ。」
A「そうそう!!。それに、二人三脚はどうするんだろ。」
B「その前にどこまでが手で、どこまでが足かってとこだろー。」
A「殴りつけるフリしてみようぜ?。」
B「顔をかばおうとしたとこまでが、手ってわけか!!。」
A/B「ひゃははは・・・。」
C「それでそれで!!。手足もいで仏壇の引き出しにしまっておけば、おばあちゃんが数珠と間違えんじゃね!?。」
A/B「えっ・・・。」

赤い目の先見

最近、国際的に暗い話が多いですな。
どこぞの国の偉い人がたくさん集まって話し合っても、なかなかうまい具合にはいかないみたいだしね。
そんなの。
そんなのは、あーして、こーしてあげれば、ほら。
うまいこといって、みんなでスクラム組んでるような写真が撮れるんだけどなぁ。
そして、ここをクリクリってやれば、ほら。
めぐりめぐって、もみじ狩りに行っちゃうんだけどなぁ。
最後に、クリクリってしたのを日向に置いといてあげれば、ほら。
最終的には、ひとつの目薬を使い合う仲になれるんだけどなぁ。
あぁ、だめだ。
日向に置いちゃったら、要人達内に目の病気が蔓延しちゃうや。
しょうがない。
?「じゃあ皆さん。ちょっと妥協しましたが気分転換として、もみじ狩りでもどうですか?。」
?「モ、モミジガリィ?」

しゃかいべんきょう

やぁ、おはよう。今日は、みんなのお父さんがどんなところで働いているかを見てみよう。
みんなのうちのお父さんは、いつも朝早くに出かけるよね。
どこに向かっているのかな?。
そう、会社だね。
お父さんたちは家族のために働いているんだ。
みんな、通勤ラッシュを知っているかい?。
朝なんかは、電車がすごく込むから大変なんだ。
踏切の近くで、朝早くの電車を見てごらん。
これからがんばって働く、たくさんのお父さんたちが見えるから
そしてそれを狙う巨大カラスがね!!。
そんなことはないよね?。
ともかく、お父さんたちはよく働くんだ。
都心の駅なんかは大混雑だ。
ニュースなんかで流れるよね?。
例えば渋谷駅の大きな十字路なんて、すごい人が交差しているよね?。
あぁ、ごめん。
渋谷は平日でも祝日でも込んでいたね。
平日はともかく、お休みの日はお父さんにだけでなく、お兄さん、お姉さんやお友達が多いんだ
そしてそれを狙う巨大シロサギもね!!。
怖がらせてしまったね。
じゃあ、今日はここまで。

軌道無修正

-「2011年にアナログ放送が終了し、完全に地デジに移行します。このようなタイミングだからこそ、全く新しい放送局を作りたいと思います。」
「どのように新しいんですか?」
-「あらゆる人のニーズに答えます。」
「例えば、ニュース番組はどのようなものを?。」
-「基本、牛追い祭りとトマト投げ祭りを報道します。」
「映画などは?。」
-「基本、処刑ライダーを放映します。」
「ドラマなどは?。」
-「おしんをベースに考えています。」
「エンターテイメントは?。」
-「ブーマーが好きでした。」
「教育方面に関しては?。」
-「じっと家にこもるよりも、飛んだりはねたりしてもらいたいですね。」
「ここだけは他よりも自慢できるというところは?。」
-「階段を登りきったときに、「フッ」て言うところです。」
「あなたは誰ですか?。」
-「-。」