瞳の星

僕の趣味は「キャンディキャンディ」みたいな少女漫画を描くこと。
描くとき、その瞳の中の星の描写で、その人物の性格、そのときの心理状態、生い立ちなどが表現できます。少女漫画では、重要なファクターとなっているわけです。
ピーターは幼い頃、「なんで僕の瞳の中には星がないんだろう・・・。」と悩んだりしたそうです。
はい、うそです。「僕の趣味?悩んだりした・・・。」までうそです。
タイトルに書いた瞳の星は、僕の右目にある腫瘍のこと。
恐ろしいことに「しろめ」の部分にあります。
小学生の頃、結構でかくなっちゃったので、切除しました。
「しろめ」を切ったわけです。昔なのであまり覚えていませんが、手術の手順は、
1.ドラマにあるような、蜂の巣ライトがある手術台に寝かされる。
2.片方の目の部分だけ開いたハンカチを顔にかけられる。
3.麻酔。
4.メスで切る。
5.縫合。
という手順だったと思う。
謎なのは3と4と5。ほんとかいなと今になって思う。
とりあえず1でびびりまくった僕は、これまたびびりんぐなハンカチをかけられた。絞首刑の囚人が最後にかぶるような、あのイメージ。
3。「麻酔かけますからね?」とかいう医者が取り出したのは注射器。腫瘍のあるほうの目は、ハンカチの穴の部分にあり、周りがよく見える。
そして、注射器が迫る。目はつむれない。視界がぼやけた。
疑問点。
目に注射って打っていいの?。それとも眼球じゃなく、回りの部分に打ったのかな?。ナースあおい、連絡求む。
4。メスで切ってた。ように見えただけかも。
疑問点。
目をメスでスライスしていいの?。術後、「これが患部です。」と見せられたのは、たしか生卵の白身みたいな透明なやつでした。なんかの勘違いかも。医龍、連絡求む。
5。しろめを縫った。次第に溶けてく糸らしい。術後は、目を動かすたびに、なにかでっぱった部分がまぶたに当たり、痛かった。
疑問点。
目って、縫っていいの?。というか、縫えるの?。お医者さんはオエッてならないの?。ブラックジャックによろしく。
ともかく手術は終わりました。良性だったらしく、その後に変化はない。けど、僕の右目にはかなり目立つ「星」がずっといる。
術後、僕はその怖さゆえに、こんな手術をさせるなや!!、と勝手に親や医者に怒りを感じた。
そして、コミックボンボンを買ってもらい静まった。

言葉を自在にあやつれば

「ネガティブしりとり」・・・。
某研究室で5人くらいの特異的な人たちにより行われた儀式。
ネガティブさを感じさせるような言葉で尻、取る。
うまいこと言った人は名誉を得る。
僕のお気に入りは「マスク焼け」。
夏の浜辺で繰り広げられるフォークロアです。
「匂いそうなものしりとり」・・・。
某研究室で5人くらいの特異的な人たちにより行われた儀式。
においを感じさせるような言葉で尻、取る。
うまいこと言った人は名誉を得る。
僕のお気に入りは「ムーミン谷」。
説明は無粋というもの。
「エロしりとり」・・・。
某研究室で多くの人たちにより行われる儀式。
ぎりぎりのところでエロを感じさせる言葉(直接的でない、重要)で尻、取る。
うまいこと言った人は相応の名誉を得、数々の格言、殿堂入りが存在している。
僕のお気に入りは「蒙古襲来」。
これも説明とかではありません。

第一印象から決めてました

お茶、「伊右衛門」のCM。
ベンガル扮するお茶の問屋さんが「お買い得だから」と持ってきたお茶に対し、本木雅弘は口にするなり「お引き取りください」と一蹴。
不満そうなベンガルに対し、フォローに宮沢りえが、
「勘弁してください。もっくんはいいお茶が作りたいだけなんです。」
みたいなことを言う。
このとき、ベンガルは怒っていいのです。猛々しいトラのように。
「まとめると、お前が持ってきたお茶はマズいって言うてる!!。」
しかし、そんなことを考えるのは僕とあぶない刑事と金たわしくらいです。
何故か。
それはベンガルが悪徳商人顔である、という点に尽きるでしょう。
五感とかあるけども、人間は視覚動物。見た目超重要。
このCMは、前後がなくても「あぁ、ベンガルは安っぽい茶、持ってきたんだな。」を匂わしまくっているのです。
人に考えさせる容姿。すごいことです。
僕も高校生の頃、人に近づかれないように、授業の間には「刑事コロンボ」を読んでいました(この戦略は見事に功を奏し、僕は小動物になりました)。
そういう刑事コロンボも容姿で相手をどうこうするタイプ。
たぶんですが、容姿が変な人はあまのじゃくというか、一癖ありそうな曲者っぽいですよね。なれなれしくしてみてもいいですよね。
なので、自分で「おれ、曲者っぽいわ」とかいう人は、
前もって下忍の格好でもしていれば一挙両得です。

かわたれのおと

夜明け前。
薄暗さは、何か懐かしさや非現実を感じさせます。
けど、何よりも「音」。
無音というのは人間、なかなか慣れていないんです。
星新一「きまぐれロボット」内にもその手の話があったかも。
無音で耳が痛いとか、蝉の声だけがして静か、とかいうのってありますな。夏の夜明け前なんかは先手必勝型蝉が一声鳴いたりするけど。
ともかく、夜明け前は、猫の歩く音がわかるくらい、静かでなければならないのです。
だから、昔のアイドルは大変でした。
ホテルで寝ていると変な男(ひげの可能性大)が部屋に進入しているではありませんか。
許しがたい暴挙。カラオケでサビの部分を歌われてしまったくらいの暴挙。また、個室に侵入ということはプライバシーの総本山、トイレもピンチだ!!。けど、昔のアイドルはトイレが必要なかったのでだいじょうぶ。
とりあえず、彼女たちの夜明けは小声とひげから始まるのです。
察するところがあります。ひげの落ちる、「はらはら」という音が聞こえたはず。
夜明け前で顔はよく見えないわけだが、
「はらはら」→「ひげ」+「明け方」= !!!
というわけ。
こうして書くと、すげー理不尽だな。ドッキリと今回の流れ。
寝ることに。
いつだったか、遠くから聞こえる太鼓囃子で起きたことがあった。
不気味だが、なかなか風情がありました。

ネカマあらわる!!

僕はいま、非常に驚いています。
「tanettiの文章、変だ・・・!。」
そうなのです。彼の文章がおかしいのです。
tanettiを知っている人なら誰もが「!!」となるくらい、人と違う文。
tanettiは、我らがmolgen最後の良心。「まじめ」をおかずにご飯が3杯食べられる異人さんだ。
また、ちゃんとゲーセンで気晴らしができる男。それがtanetti。
特にクレーンゲームの力量が冴えており、「ゲーセンに第三の手を忘れてきた者」、「剣聖」としても名高い男、それがtanetti、ガンダムSEED。
僕にはわかりました。
「時間があるときにでも、見にきてyo。」
tanettiは、サランラップの出にくくなっちゃったやつを直してくれそうな人だが、決してラッパーではない。
「特に、Jr.ozのデスクはホームレスのホームと化しています。」
tanettiは忘年会の時に見せる激変さに矛盾を持っているが、このような矛盾は書かないはずだ。
結論
君はtanettiじゃないな!!。名を名乗るがいい!!。
本物のtanettiなら、僕がこの間考案したポーズを決めることができるはず。やってみるがいい!!。

電子レンジに「人肌」はいらない

最近、その魅惑に取り付かれて、コンビニでホットフード(フライドチキンとか肉まんなど)を食べてしまうことが増えました。家に帰ればご飯があるというのに。
いま「ホットフード」を変換したら、「ほっとフード」と3流コピーライターが書いたコピーみたいなのになりました。
ともかく、なんだか最近のホットフードはおいしい。さっと食べられるしね。
ところが、店によってはぬるぬるのホットフードを売っていることがある。
別に粘膜がついているという表現ではない。いわば「人肌」なのです。
まぁ、このご時世。やけどを負わせて裁判沙汰ってこともあるかもしれないし、でんぐり返しができない子供も増えているかもしれない。また、ゴミ箱にビックリマンチョコが大量に捨てられているかもしれない。
それはすべて、ホットフードがぬるいときがある!、ということに起因している。
やっぱりそこそこ熱くなきゃだめでしょ!。特に鶏肉は!!。
そのぬるさ、柳沢慎吾なら遺憾の意を表するところ。
しっかり発熱せんか!!。鶏肉!!。

よい酒は水に似る

というタイトルの落語があったと思う。
酒通に、水の入ったつぼを渡すみたいな話。
もちろん、ここでの酒とは日本酒のことになるだろう。
このタイトル、お酒好きな人ほどうなずける部分があるのではないでしょうか。
僕なんかはよくわからんけど、
「なんだかするする飲めてしまう日本酒」、がある。
いろんな意味で「危ない酒」であるらしい。
さておき、このようにモノがある域を超えてしまい、極限の何かに近づいてしまうということは身近にもあるものです。
「よいラグビーボールはピロシキに似る」
「よい「どうのつるぎ」は「はがねのつるぎ」に似る」
「よいマスクはフェイスパックに似る」
と、聞くだけでうなずけるものがたくさんあります。
そして、「よいお笑いは感動に似る」。
僕は、今まで何回か、
「うわー。はい、参った!。なに!?。3回まわってワンとか言えばいい?」
というような経験を3回くらいしました。
よい酒と同じように、僕ごのみの「お笑い」も希少価値が高いのですねー(もしくはマイノリティなだけ)。

星を眺める者

いつの間にかカウンタが1000番の天城越えだ。
なんだよー。キリバン取った人は、言ってよねはい僕でした。
なんかみんな書かないから、僕の日記みたいになってるぞ。
しかも、日記的なことは書かないようにしているから、「日記だけど、日記じゃなかった!!。」「夢だけど、夢じゃなかった!!。」みたいな、トトロ的な感じになってます。
結局、毎日書いてるけど、日記じゃないので何書いているか忘れて、自分でカウンタを打っているわけです。
ここで僕がエロエッセイストなら、いろいろと比喩れそうですが、
必要なものはあっても十分ではないので書けません。
そんな今日この頃、HOMESTARの話。
去年暮れごろに発売された、家庭用プラネタリウム機。
何かが本格的らしい。
東京の人は空をよく見ているのだろうか。案外きれいですよ。
それが、ショウジョウバエ飛んでる自分の部屋の天井に映るなんて!!。
もう一度言う。
ショウジョウバエが自分の部屋に飛んでるなんて!!。
けど、問題が。
おもちゃコーナーに売ってるこのHOMESTAR、高い。とても。
誰かの靴にニベアクリームをみっちり詰め込みたくなるくらい高い。
しかも限定バージョンなるものもある。
さらに高かったり、スペシャル解説CD「星のお兄さんの爆笑星空解説」なるものがついてたりするらしい。
「爆笑星空解説」・・・。ちょっとこれほど意味がわからないものは思い当たりません。
唯一思い当たりそうなのは・・・。
エロエッセイストが必要な方向かな。

効果的でない「間」、意味のない「空白」

会話で、ぽつんと「間」が空いてしまうことはよくあります。
このような「間」は、別に相手に対して
「お前との会話、デーブスよりもつまんねーんだよ。」を示唆しているわけではない場合がほとんどのはず(ちなみにこの人はデーブス・ペクターだと思っている)。
けど、その些細な「間」が我慢できない人種がいるようです。
僕です。
イギリス人はお天気の話、
アメリカ人はザ・サン紙の話、
日本人はニンジャの話、
という、あたりさわりの無い会話術を獲得しているそうな。
そんな会話術が力を発揮しそうな場面が、僕とピエールさん、2人だけの
釣り旅、名づけて「釣りバカ千夜釣行を求めてFish!!」内で起こりました。
7942「あ、この風景デジャブみたい。」
ピエール「あー」
7942「デジャブよりもデジャヴの方が、検索でたくさん引っかかるんですよ」
ピエール「へー」
7942「あ、この風景デジャブみたい。」
7942「あ、この風景デジャブみたい。」
7942「あ、この風景デジャブみたい。」・・・・・・
・・・これでは「ピエールさんって僕の小学三年生のときの米山君に似てますよね。」みたいなものである。
「知らんがな」で済んでしまう。このような場合、たいてい米山君の面白情報も無い。我ながら情けない・・・。
結論
「デジャブ」は2親等内、婚約者、「マトリックスで盛り上がっている人たち」の会話の中だけ!!。

熊猫在中

中国はパンダの国か?
否。
パンダたちの国である。
吉祥寺の「大中」は中華系雑貨屋。
入り口からかなりのパンダッぷり。
売ってるものが売ってるものなので、女性率高し、というか女性のみ。
故あって、大中でプレゼントを買うことになりました。
実際入ってみると、中国的なものもあるけど、そうでないものもちらほら。男でなかったらキャーキャー言ってるかもしれない。
そう。何せ男。しかもホビット族のご来店である。すこぶるハズい。
プレゼント選びには時間をかけたいので、なおさらハズい。
借りてきた猫のようでは買い物はできないので、思い切って気に入ったものを購入することにした。
店内で、何度もパンダテーブルクロスとパンダ枕を手に取っては返し、を繰り返していたので、おそらく店員さんは
「こいつパンダと暮らす方の部族なんだ」と思っているに違いない。
と、勝手に考えたせいもあり、レジが長かった。
帰り。
星空がきれいだった。けど、冬も終わり。
「冬の空って、こんなんだっけ?。」
袋の中のパンダに聞こえるように言った。