ハンバーグ

さっき、ファミレスでハンバーグを食べてきた。
僕はどうしてもチーズの乗ったものが欲しかったが、そういうのはメニューになく、そのため、デミグラスソースのかかったものを注文した。
ところで、この「デミグラス」という言葉は、どんな意味なのだろうか。
真っ先に思いつくのが「濃厚な」と「ウルトラマンと敵対する怪物名」だ。
事実、彼は前面に濃厚さとその言葉の凶暴さを、押し出している雰囲気がする。
さて、上記3行は忘れていただき、今回は「ハンバーグの目指すもの」である。
フォークにさしたハンバーグ一切れに、ナイフを使って懸命にデミグラスを乗せていたとき、なんとなく思った。
「ハンバーグの目指すところは、一体なんなのだろう」と。
例えば肉界で、ハンバーグと双璧をなす料理、ステーキはどうだろう。
僕が思うに「ステーキの目指すところ」は「やわらかさ」である。
ステーキのナイス要素としてはその他「肉汁」「霜降り」などがあると思うが、それらも、まとめてみると「やわらかさ」になる。
肉をかみしめたところで「何これ、牛脂を練りこんだ脱脂綿?」というくらいに肉汁が出たとしても、それを噛み切るのに苦労するようでは、それは「ステーキの目指すところ」ではない。
一方、そのステーキが、噛み砕くほどに唾液を奪っていくような、バームクーヘンのようなものだったとしても、そのやわらかさが「感動をおぼえるもの」であった場合、それはステーキとして頂にあるのだ。
そんななか、ハンバーグの目指すところ、である。
やわらかさだろうか。
・・・いや、ハンバーグはひき肉の集まりだ。
もちろん硬いハンバーグは悲しいが、ハンバーグにとってやわらかさはその材料ゆえ、どうやってもある程度維持できる料理であると思う。
それが目指すところ、とは考えにくい。
ハンバーグである以上、その時点でやわらかさは十分にクリアされている、と思われるのだ。
となると肉汁である。
やはり、テレビなどで見られる「ハンバーグを割ったときの、あふれ出る肉汁」の映像は、膿んだ傷口から膿があふれ出るのと同じくらいのインパクトを持つ。
やわらかさのステーキ。
肉汁のハンバーグ。
どうやら、そういうことなのである。
ということで、ぜひハンバーグには、これからも肉汁を出しまくってもらいたい。
ちなみに、さきほどのハンバーグは、まだまだでした。

マイル

致命的に唐突で申し訳ないのだが、やはりマイルだ。
あの、貯まるヤツではなく、本来「距離」でしか使われないマイル。
それは、使い方によっては単なる距離、以上の意味を持つもの。
見てみよう。
◆歯医者まで5マイルあるよ。
明確である。
「5マイルもあるよ??。行くのやめようよ?。」である。
この印象は、単に「1マイルが結局、何kmに相当するのか、よくわからん」がゆえの遠さイメージもあるが、それに加えて
「わざわざkmで言えばいいところをマイルに言い直す」ことにより、
「その距離に対してどのような感情を持っているのか」を含ませた効果、であると言える。
◆「次の駅まで、何マイル?」
明確である。
「もうあるけなーい。荷物おもーい」である。
キロメートルをマイルと言った彼女は、キロメートル以上に歩けなくなっており、ハンドバッグも重い。
上記のように、たいていの場合、マイル置換は負の感情を伴う際に使用されるが、そうでない感じのものもある。
浅田次郎「天国までの百マイル」は明らかに「100マイル、遠いなー。でも、がんばるよ。助け合うし。椿山課長と会うし(注:会いません)。赤川次郎と間違われるし。」みたいなものを含んでいる。
これが「天国までの1609km」だと、「なんだおい車でぎりぎり行けそうだな、夏休み中に行っとくかヘブン」となったり、「天国にいちばん近い島って、なんだっけ」とかなり、赤川次郎もざんねんだ。
と、このように、マイルは距離以外の要素を持つ。
ドラマ、小説などでよくキロメートルではなくマイルが使われるが、これは特にメートルに対するあてつけではないのだ。
僕も、ちとハズいが、使っていこうと思う。
「なぁ、「ラストファイナルソルジャーの恋」っていう映画、絶対面白いから、いこうぜ?」
「えっ、でも、ここから映画館まで、結構なマイルありますよ?」

長ぐつの勝因 その3

昨日からつづいている。
昨日からつづいている。
【あらすじ】
なぜ、「釣り針に長ぐつ」がナウなのか。
理由1
「長ぐつ」は、釣り場で、釣れてもよいギリギリのラインである。
今日は理由2。
============
考えてみた。
2.「長ぐつ」は、いい形をしている。
長ぐつの形を思い浮かべてみよう。
単なる円筒形ではなく、ぴよっと曲がっています。
そのちょっとしたアクセントが、全体の形を引き立たせているのです。
そして、「長ぐつを釣り上げてしまった人のシルエット」を頭の中に思い描いてみましょう。
ちょうど、夕日を背景にした感じで。
どうでしょう。
彼は、何かのゴミでも、藻でもなく、ばっちり長ぐつを釣ってしまっているのではないでしょうか。
このように、長ぐつの形は他のものと間違うものではありません。
したがって、書きやすいし、わかりやすい。
また、もうひとつ、その形状で長ぐつは、他の多くのものより「釣ったらナイス」です。
それは、「何か入る」という点。
残念なことに、今まで僕は長ぐつを釣ったことがありませんので今、頭の中でシミュレートしてみます。
うーん。
プルルルル。
頭の中の僕は、釣り上げた長ぐつを、逆さにしました。
海水が流れ出ています。
プルルルル。
このように、釣り上げられた長ぐつには「ギリギリ、魚が中に入ってんじゃねーか」と人に思わせる効果があります。
人は、その可能性が皆無であるにもかかわらず、長ぐつを逆さにしてしまうのです。
さらに、そこまで考えずとも、長ぐつに入っている海水を見るだけでも、ちょっとナイスだと思います。
「何、入ってんだよ水。」
こんな感じ。
そんなこんなで、やっぱり釣ってよし、履いてよし、水たまりよしの長ぐつなのでした。
・・・だいぶずれてきたが、まだつづく。

長ぐつの勝因 その2

昨日からにつづき。
からに。
【あらすじ】
釣り針に何がひっかかっていたらナイスか。
空き缶、帽子(カツラ)、藻など。
話が尽くことはない。
しかし、なんといってもローマに通ずる最短距離は「長ぐつ」ではないだろうか。
事実、漫画などでは、よく長ぐつが釣られている。
なぜ、長ぐつなんだ・・・。
============
考えてみた。
1.「長ぐつ」は、釣れてもよいギリギリのラインである。
先日、釣れモノの例として「ゆたんぽ」を取り上げた。
なるほど、大きさといい、金属製のものであればその光沢といい、なんとなく釣り糸の先についていてもおかしくはなさそうだ。
しかし、いかんせん破天荒すぎるのだ。
その点、長ぐつは釣り人が使用していそうだし、それが流されてしまうこともあるだろう。
かといって、そんな頻繁に「ビーチに流れ着く長ぐつ」を拝むことはない。
その、可能性ギリギリラインの稜線が美しく、オモシロとして好まれるのだと考えられる。
ちなみに、ゆたんぽを釣り上げるときの、最も一般的に映える流れは
・日曜午後3時くらいからやっているバラエティー番組

・インドネシア沖

・何か釣らないと、別行動で材料を探しているチームと同調できない

・アタリ!!

・強いひき

・「あ、何か光った!!」

・ゆたんぽ
です。
長くなったので次回。

長ぐつの勝因 その1

長ぐつを釣ったとき。
それをどう思ったかで、変わったのである。
結論から言うと、「おいしい」と思ったヤツがいた。
※世界的に有名な釣り大会にて長ぐつが釣られたことがあった、とかいう出来事はないと思う。
※イタリア半島を長ぐつに見立て、何か風刺的な意味で「長ぐつ釣った漫画」が出回った、という出来事もないと思う。
だから「長ぐつを釣るイメージ」は現在、単に「釣りに行ったけど、何も釣れませんでした」ということだけでなく「何も釣れないし。それどころか、これだもの。もう、困っちゃうよネ」的な要素を持つ共通意識として、全国にいきわたっているのである。
※外国はどうなんだろう?。
ソイツは「おいしい」と思ったがゆえに、言いまわった。
「こないだ釣りに行ったんだけれど、何もつれなくて。でも、長ぐつが釣れたんだよ。えへへ。」
ここで、彼が出現もしくは長ぐつを釣る前に、「ゆたんぽを釣ってしまい、それがおいしいと思ったヤツ」がいたら、どうだったろう。
彼は飲み屋でこういうだろう。
「こないだ釣りに行ったんだけれど、何もつれなくて。でも、ゆたんぽが釣れたんだよ。えへへ。」
しかし現在、釣り上げてオイシイものといえば、長ぐつである。
いち早く釣り上げられて、よかったな、長ぐつ。
しかし、この「長ぐつの勝因」。
ただ「おいしい」と思ったやつが他のより早く発生した、だけではないと思う。
つづく。

温度差

こないだ、近くで祭りがあった。
以前、といっても、もう10年くらい前だが、そのころは半径300mくらいの範囲にちょうちんが飾られ、神輿や出店など、かなり活気のあった祭り。
しかし、最近のは、出店のなんらかの制限などもあり、小規模だ。
けどその分、その熱気は濃厚のようだ。
僕は、この世で祭りを感じさせる事象としてかなり上位の「ピンクのハッピを着て、全速力で走りぬける男子小学生」を見て、感慨にひたっていた。
ふと、気付く。
この熱気ある通りから、ひとつ道をまたげば、そこは祭りではなく、いたって日常。
サラリーマンがこちらを見ながら、帰路につく。
「向こうの通りからこっちを見ると、かげろうみたいに見えるかもね。」
僕は言った。
「でも、それは人が多いことでの熱気、以外のことも関係しそうだね。」
僕は言った。
ここまでくれば、今回言いたいことに、どうにか手に届く。
「プレデターは殺す気まんまん過ぎるので、少し見えてしまっているのだ」です。

可能性漢検

◆以下の下線部カタカナを漢字にするとき、もっとも最適なものを選択肢を選べ。
1.釣った小魚がタメグチで文句を言い出したため、しょうがなくハナした。
2.娘が、形容しがたい動きでグリンピースを除外したため、カンドウした。
3.フライパンで足首をイタめる。
<選択肢>
a  離
b  話
c  感動
d  勘当
e  痛
f   炒

クイズ

ゲーセンにあるクイズゲームを久しぶりにやってみた。
何気にいいところまでいくのだが、最後は何か、足らないもの(特に歴史系)が一気に露呈し、ブーになってしまう。
そんな感じだった。
ところでこのゲームに関わらず、クイズについて、気になることがある。
下の例題を考えてみよう。
============
【選択肢】
1.ドラえもん
2.ドラミ
3.ジャイ子
4.チンプイ
問題!!。
【A】
「タケコプター」や「どこでもドア」などの秘密道具が登場する、藤子・F・不二雄原作の漫画といえば
【B】
ドラえもんですが、
【C】
そのドラえもんの妹といえば?
============
この形式である。
この手の出題により、涙を飲んだ人間が数知れないことは明白だ。
なんなんだ、【A】【B】のミニ情報。
クイズとして【C】を問いたいのなら「ドラえもんの妹として知られる、黄色い化け物は次のうちどれ?」でいいのである。
なぜに、ミニ情報を、こんなところに・・・。
また、悪質なものだと【A】と【B】に、やたら間を入れたりする。
とにかく、上記のような例題は、まじめな解答者ほど選択肢1を選んでしまうのである。
確かに、意図はわかる。
出題に抑揚をつけたい、ランダムな要素を入れたい、ということだろう。
でも、それを考慮しても。
上記問題でお手つきをした解答者に対して、司会者が言う。
「問題をちゃんと聞かなくちゃ?」
問題はちゃんと聞いているのである。
【A】の段階では、解答は1で正解のはず。
それなのに、問題をひねくったせいで、正答が問題内で変化してしまっている。
ず、ずるいぞ。
このように僕は、まぁ冒頭クイズゲームにて、お手つきしまくってしまったわけで、怒っているのです。
それでもまだ、こんな具合の出題が必要というのなら、以下の例のほうが、よほどよいのではないだろうか。
============
【選択肢】
1.ゾウ
2.クジラ
3.キリン
4.チンプイ
問題!!。
【A】
「タケコプター」や「どこでもドア」などの秘密道具が登場する、藤子・F・不二雄原作の漫画といえば
【B】
ドラえもんですが、
【C】
その不二雄さんも生活していた地球上で一番大きな陸上動物は?
============
大丈夫。
【A】の段階で、選択肢に選びたくなる解答は、ない。
・・・あぁ、だめだ。
まだ選択肢4は、曖昧にその可能性が残る。
じゃあチンプイは、なしという方向で。

耳書き忘れ故意説・続

つづき。
【あらすじ】
「耳なし芳一、耳書き忘れ故意説」について。
なぜ小僧は耳にお経を書かなかったのか。
諸説紛々な本日の授業。
=================
じゃあ、昨日からのつづき。
「耳なし芳一、耳書き忘れ故意説」だ。
小僧は、なんで耳にだけお経を書かなかったのか。
まず先生が思いついたのが「芳一の耳、汚かった説」だ。
誰だって、汚い耳は触りたくないもんな。
それに、ものすごく油でべたべたしていたから、墨をはじいてしまい、お経が書けなかった。
そして、小僧もめんどいのでそのままにした、というのも考えられる。
次は「小僧、気になった説」だ。
これは、小僧が「お経が書かれていない場所は、どうなってしまうんだろう。」と思い、わざと書かなかった、という説。
かなり悪意があるね。
結果、実際にどうかなってしまったから、なおさらだ、小僧の悪意は。
最後。
「芳一の耳が隠れていた説」。
最後に来て小僧の故意じゃなかった説が来た。
これは、髪の毛で耳が隠れていたから、小僧が書き忘れてしまったんじゃないか、というのだ。
え、「頭にもお経がかかれてなくちゃ、頭も取られちゃう」、って?。
そう。
それなら、頭頂部とかは坊主で、耳を隠すような場所の髪の毛なら、問題ない。
ちょうど、落ち武者カットが、そんな感じだ。
芳一はなんらかの理由で、そんな髪型だったかもしれない。
いろいろいじれそうな説だろう?。
以上が、先生の持論だ。
質問等はメールのみ、受け付けるよ。
ところで話は変わるけど、芳一も災難だったよね。
耳とられて。
亡霊もちょっと、大人気ないんだよな。
そもそも、耳をちぎったときのコメントが、どうだい。
「芳一がいないから、とりあえず目に付く耳を持って帰ろう」ときた。
なんじゃそりゃ、って感じだよね。
どういった流れで、耳をちぎるにたどり着くのか。
ほんと、亡霊の考えることはわかんないよね。
もう、亡霊、亡霊、っと。
じゃあ、すこぶる暑いので、今日の授業は終わりだ。

耳書き忘れ故意説

では、今日の授業のまとめだ。
「耳なし芳一、耳書き忘れ故意説」について。
??耳なし芳一、耳書き忘れ故意説ダイジェスト??
芳一は、身の危険を感じ、全身にお経を書くことにした。
しかし、小僧が耳だけにお経を書き忘れてしまったことにより、耳なしの称号を得ることに。
「こ、小僧のやろう。なんで耳書き忘れるんだよ。俺も気付かなかったけど・・・。」
ふと、芳一の脳裏に疑惑が生じる。
なぜ、あんなところからこんなところまで写経網羅した小僧なのに、耳だけ書き忘れたのだろうか。
そんなことが考えられるだろうか。
深まる疑惑。
うずまく陰謀。
そんななか、白金マンドリンクラブ一番の使い手、「波打つ小指、三浦」がクラブを脱退するとの問題発言!!。
そして、耳書き忘れ故意説が誕生する。
????
明日はその意味合い。
小僧がなぜ、そんなことをしたか。
その理由を考えてみようと思う。
じゃあ、すこぶる暑いので、次回だ。