無意味試合2

昨日からの続き。
【あらすじ】
「引き分けはさんで3連敗」と言うことのできる以上、「引き分け」 は「何もありませんでした」とされてしまう可能性がある。
ということで、実際「何もありませんでした」となってしまいそうな野球の試合を考える。
=====
『来ないので、急遽片方チームの監督がアンパイヤを勤めた。』
両チームの監督ともに、なかったことにしたい試合となるだろう。
『ずいぶん打ち込まれた投手。しかしその不調の原因が、病気がちな母親のことを想ってのことであることが試合終了後に判明』
全国的な「何もありませんでした」、「何もありませんでしたよね」運動に発展する可能性あり。
『外野の空いているところでバーベキューが行われていた』
選手が注意してもどかない。
選手も強気に出ない。
『試合翌日に地球規模の天災発生』
正確にいうと「どうであっても誰も気に留めない」ということになる。
『消化試合』
やや辛口。
『大規模な災害があった国の首相が出場していたことが、大々的に報道された』
もちろん、「何もありませんでした」としたいのは首相以下パネラーの皆さんだろう。
『停電のため、黒板にチョークで得点を記入していたが、雨が降ってきてしまった』
停電なのに試合を続行した上層部に怒り心頭だった審判が雨にうたれながら、ついに。
「あーもう!!。やめやめ!!」
『大量のムクドリが球場に乱入。打つたびにボールとムクドリが落ちてくるありさま』
なんだかそれが二塁打扱いとなり、試合はおおわらわ。
『審判だと思っていたが、のちに行司だったことが判明』
行司も、なかなか切り出せなかっただろうに。
『選手だと思っていたが、のちに自動販売機であったことが判明』
誰だ、こんなところに自販機を設置したヤツは。
『野球だと思っていたが、のちにテニスだったことが判明』
「道理で!。やけに高得点だったのが気になったんだ!」
本試合であやうく猛打賞を獲得しそうになった選手の談。
『かくしだまだと思われていたが、のちに盗難であることが判明』
まだ出てきていないので、心当たりのある人はあとでスタッフルームまで来るように。
=====
いやー。
「のちに判明」系は、たくさんでいいやね。
君も、自分だけの「何もありませんことが、のちに判明」を探してみるといい。
よく眠れるかもしれないよ。
ということで、試合終了。

無意味試合

先日スポーツニュースを見ていると、野球の話題にてこんなことをキャスターが言っていた。
「タイガース、引き分けをはさんで3連敗」みたいなことだ。
野球の世界では、引き分けは「何もありませんでした」ということのようだ。
僕だって、野球というものが年に100回以上試合をして、その収支で一番を決めるスポーツであることは知っている。
その100回のうちのひと試合が消化されている以上、引き分けが「何もありませんでした」ということはないのである。
したがって、キャスターの言い方がポイントである。
3連敗という、連続しているものに引き分けをはさんでも、何ら影響がない。
これでは、引き分けは「何もありませんでした」っぽいが、考えてみよう。
キャスターとしては「引き分けがあろうが、とにかく3回負けているほうが問題だよね」を伝えたいのである。
引き分けが間にあっても、3回負けていて、その間は勝ってない。
勝ってないのは、よくないよね。
これを端的に表そうとした結果、「はさんで3連敗」という感じになったのだろう。
それにしても選手達の心境は複雑だろう。
確かによく負けているが、試合を「何もありませんでした」と解釈できてしまうように報道されるのである。
「俺達は、ちゃんと試合をやったぞ!」
思っているだろう。
また、「引き分けをはさんで」という表現についても文句があるかもしれない。
「俺達の試合をしっとりバニラクリームみたいにいうな!」
言いたいだろう。
そして全国クッキービスケット連盟が、
「しっとりバニラクリームを何もないとは、どういった了見だ!」
やりかえしたいだろう。
落ち着け、両方。
本題
これなら「何もありませんでした」てなってもしょうがないよね、な試合。
次回。

シャアが来る

開始早々、報告したいことがある。
シャアは来ないのである。
シャアが来るとタイトルにしたものの、来ていない。
来る予定もない。
待ったとしても、来る根拠は全くない。
めんぼくない。
さらに、呼んでもいないし、呼んだら来るかどうかも分からない。
そもそも連絡先が分からない。
いない。
すまない。
残念ながら、僕のところにシャアが来ることはない。
ふとっちょのシャアが来ることもなければ、charも来ない。
もしかしたら「あっ、シャアかも!!」というようなシーンが今後来るかもしれないが、おそらくそれは朝刊などであり、シャアではない。
本当に申し訳ない。
しかし、言い訳になるかもしれないが、僕にも言い分がある。
僕としては、シャアが来ると困るのである。
何故かというと、軍人であるらしいシャアがこちらに来るということは、どうやら殺傷目的と考えて間違いないからであり、そういった人に来られると、大変なのである。
かといって非常に友好的に接近してきても、そのデカメロンな風貌に、困る。
こういった点を考慮すると、シャアが来ないことに越したことはないのである。
また「シャアが来る」という歌があるため、そもそもシャアが来ないことをわざわざ吐露することもなかったのである。
その点を踏まえ、正直な僕を許していただきたい。

ボランティア

先日ふらりと歩いていると、見知らぬ男に声をかけられた。
またアンケートか何かか・・・。
申し訳ないが無視を決め込み、通り過ぎていく僕の耳に聞こえたのは、彼の「ボランティアの紹介をさせていただいており・・・」というものだった。
そこは無事に無視しとおせたけど、気になってしょうがなかった。
「勧誘で、ボランティアの募集とかならわかるけど、ボランティアの紹介・・・?」
確かに、社会的にもボランティアを行うということは色々いいことであるため、その紹介が行われることはありそうである。
しかし、街中で勧誘的に紹介するようなものではないと思うぞ、ボランティア。
「いいボランティアあるんですけど・・・。」
「えっ、ちょうど探していたんですよ、ボランティア。」
こう、なのか昨今。
ボランティアをしたい人は、自分で探してそこに行くもの、と思っていたが・・・。
献血みたいなものなのだろうか・・・。
ちなみに、上記の話は「ボランティアを欲している組織を紹介してくれる」という推測のものであるが、今回話しかけてきた男の言い方を考えると、こうも取れる。
「あ、この人ボランティアが必要だ・・・」と男は思った。
上記のが「ボランティアという役割」を紹介するという意味なのに対し、これは「ボランティア」を紹介するという意味。
ボランティアが必要、と相手が思ったのであるなら、僕はいかほどボランティアを欲している顔をしていたのか。
とりあえず、僕は石油にまみれてはいなかったのである。
ということで気になったボランティア話。
僕の知らないボランティアの種類があるのだろうか。

友好的買収

ずいぶんと山奥で心配だった。
人家はあまりなく、歩道も整備されているとは言いがたい。
すぐそばを、猿の親子が歩いていく。
でも会場に近づくにつれ、にぎやかな祭囃子が聞こえ、人の数も劇的に増していった。
その桜祭りは大盛況だったのだ。
なんだか懐かしい気持ちになりながら出店を見回っていくと一角、すっぽりと人だかりのない箇所に気付いた。
近寄ってみると、ハチマキにハッピを着用したオヤジが、ちょこんと座っている。
そして、手にヒモを持っている。
そのヒモが奇妙なのだが、ヒモの先にはハッピが。
オヤジの着用しているハッピと同じものなのだが、ずいぶんと小さい。
そんなものが付いているのだ。
私はたまらず「オヤジさん。何やっているのですか?」と聴いてしまった。
するとオヤジは「やっぱり、分かりませんかね。」と言う。
私が返答に困っていると、それを察したのか教えてくれた。
「今、エア猿回しやっているんですけどね。」
そう言われて周りをみると、確かに小さなタイコや竹馬など、まあ猿回しの芸として重要なツールがいくつか置いてある。
「エア猿回しですか。」
「ええ、でも、ちょっとわからないですよね。」
「まあ。その、なんですか。ちょっとオヤジさんは先見の明すぎでしょ。」
「そうですかねえ。」
「でも、なんですか。別にエアじゃなくてもいいんじゃないですかね。」
「猿回しとしては訓練とかも必要でしょうけど、さっきなんか、そこらでも猿を見かけましたよ。」
「ああ、それですか。いやだなお客さん。それもエア猿回しですよ。」
そう言うとオヤジは、私の背後の風景を見るような目をした。

出会わな系

「ヘルシーな海の幸ちらし寿司はいかがだろうか。
いか、桜えび、いくらが乗っかっているのだが。
ん?、2点確認させてくれ、と。
まず、どの辺がヘルシーなのか、と。
それはな、海の幸が控えめなんだ。
あと、なんでそんな偉そうに勧めてくるのか、と。
それはな、俺はここの店員じゃないんだ。」
「え、いらない?。
なぜ?。
お前、色々と食べてて、そろそろさっぱりしたものが食べたいんじゃないのか。
違うのか。
ん?。
俺が横柄だからか。そうか。
じゃあ、空いてる皿、下げてもいいか。
え、店員じゃないのにそんなことしていいのかって?。
お前、ばかだな。
店員じゃなくたって、店長かもしれないじゃないか。」
「まあいい。空いてる皿、下げてもいいか。
下げるぞ。
ただ、今皿を下げるが、お前はゆっくりしていっていいぞ。
許すよ。
ん?。なんだか気まずそうな顔するな、お前。
いいか。ゆっくりすることを、許すよ。俺は。」
「2車線ある道路の左側を走行していると、駐車車両のあることがあるだろう。
荷物をおろしているやつだ。
それで車線変更を余儀なくされたりするんだ。
あれは邪魔だけど、仕方がないだろ。
そこに止めなくちゃならないんだから。」
「お前はその駐車車両みたいな感じでゆっくりしていっていいぞ。
ほら水だ、水。冷たいぞ。
飲んで渇きをいやすといい。」
「ん、妙な顔つきだな。
そうだな。喫茶店でちらし寿司を出そうとするのも、そうないな。
ここはな、待ち合わせが必ず成功しない喫茶店として有名なんだ。
みんな滞在時間が短いからな。
ここはそういうところだ。
待ち合わせはするけど会いたくない。そんなときに使われる喫茶だ。
もちろんお前のフィアンセは来ない。もう帰った。
お前も、すぐに帰った方がいいとは思わないか。」

ちゃんと分かった。

♪ ぶーばぼぶぼべぼばばぶびぼびばばば ぼうぼびびびびぼぶぼびべぶぶ
♪ ばびぼばばばばび ぼばばばばばびばび
いっけね。
また、ゆずの「夏色」をば行で歌っちゃった。
あらくれ漁師たちが見るたび安堵する、希望の灯台こと7942でぃーっす!!!。
さーて。
今日はどうするかナ。
あっ、だめだそこの美少年。
そんなに興奮してはだめだ。
確かに、今日の数学の授業での「変数xに値を代入」って言葉は、考えようによっては刺激的過ぎる内容だ。
だからって、そんなに興奮してはだめだ。
え?。
yも代入されていたって?。
とにかく落ち着くんだ。
手が震えているじゃないか。
ほら見ろ、ちゃんと人の言うことが認識できていない。
「白線の内側でお待ちください」って、別に白線の上に爪先立ちしろってことじゃないぞ。
しかも震えているじゃないか。
落ち着くんだ美少年。
事情聴取も、慣れればいいもんだよ、たぶん。
さーて。
僕は散歩に出かけるかな。
え、どなたです?、あなた。
・・・いや、人違いですよ。
僕、ウラジミールキュプラスキーじゃありませんよ。
いやだなあ。
あ、ちょうどだ。
あそこ、見えます?。
あそこの人ごみの中にキュプラスキーさんがいるじゃありませんか。
ちなみに、人ごみって、けっこうすごい言葉になってますね。
いや、まあいいですけど。
ほら、あそこ。
青いジャンパーで、ハーゲンダッツのCMに抜擢されそうな顔立ちの。
あの、近所の薬局のポイントがたまってる人ですよ。
え、あそこに、そういう人がたくさん見える?。
へえ、不思議ですね。
僕には、該当者は一人しかいませんけどね。
まあ、お茶漬けおいしいですもんね。
じゃあ、あそこの人ごみに向かって、大きな声で呼んでみたらいいじゃないですか。
・・・恥ずかしい?。
仕方ないな、じゃあ僕が。
「ウラジミールさあーん!!!」
・・・みんなこっち向きましたね。
じゃあ、もう一度。
「キュプラスキーさあーん!!!」
・・・みんなこっち向いたままですね。
みんなキョトンとしているところをみると、やっぱりウラジミールキュプラスキーのチョイスは、どうかしていたんですね。
今日は、どうかしていることが分かったので、僕超満足!!。
じゃあね!!。

応援2

牢獄小夜曲 ?カンシュにカンシャ?
?刑務所応援歌?
作詞・7942
1.
朝からずいぶん 目つきの悪い
奴の相手も 大変だ
懺悔の日々を 心して
悪党どもよ 改心せい
賄賂なんかじゃ 動かねえ
私は看守で 超合金
怪しい動きを したならば
うなる警棒 衝撃波
けれどお前に ほんとは言いたい
二度とここには 戻ってくるなと
2.
だれたつなぎを 着こなして
誰が呼んだか 岩窟王
飯も食えれば 就寝可能
ある意味安心 囚人生活
けれど冷や汗 垂らして起きる
罪悪感の 息苦しさで
ナンバリングで 呼ばれる日々を
なつかしむ日が きっと来るさ
だから目指すぜ まっとう人間
ままままままっま まっとう人間
3.
お前は反省 してないと
言われた次の日 誕生日
はじめは日々を 呪ったけれど
今じゃ模範で 所内で有名
一度は悪に 身を沈めたよ
ひどく迷惑 かけたんだ
罪の重さを 鑑みれば
俺の刑期は 無限大
償いきれない やもしれない
罰を背負って 精進だ
ちゃんとあの日に 誕生したんだ
生まれ変わった この心
追記
色々考慮するとこう、ネタとしては微妙に・・・。

応援

初々しさは、6割で。
?入学生、新人応援詩?
詩・7942
混ぜ物のない青は 4月の空さ
雲ひとつさえ 浮いていない
ん? あそこに 浮いているだって?
あれはため息 学校に行きたくない人の
あれはため息 会社行くのめんどい人の
その分お前たちが がんばっていけ
何か持ったり
行列に並んだり
4割分 がんばっていけ
濃く静かな青は 4月の海さ
発泡スチロールひとつさえ 浮いていない
ん? すごく漁船が 浮いているだって?
あれはため息 学校に行きたくない人の
あれはため息 会社行くのめんどい人の
その分お前たちは 社会出たがり派でゆけ 
目のあった瞬間、満面の愛想笑いができたり
愛想笑いの流れで他愛のない会話ができたり
4割分 がんばっていけ
深い怨念と憎悪は あちらの知らない人からさ
笑みなんて 浮かべていない
ん? なんでそんなに 怒っているかだって?
あれは愛人問題 奥さんに気付かれたことの
あれは食卓 醤油入れにほとんど醤油が入っていなかったことの
その分お前たちが がんばっていけ
夢と希望
人情と思いやり
4割分 がんばっていけ
追記
少々楽しすぎの感あり。

何かが起こりそうだよストーリー ノクターン

ヒロユキが12歳の頃、そのいとこのヨシミは、割ぽう着が黄色く変色していたっけ。
サトシはそう思った。
ヨシミの同級生のカズヒロは洗剤のコマーシャルで「除菌ができる女医」というのを、なんだか当たり前じゃない?って思っていたし、カズヒロと苗字が同じなタカヤは、高架下の屋台でいい気分になっていた。
スカートの下にジャージをはいている女子高生に接近することが趣味だったトモミはタカヤのことを知らなかったが、サランラップはなるべく2?3回は使いまわしたいと思っていたし、その弟のツバサはホルモン剤のことを調べだした。
そんなツバサと同じ雰囲気のハムドが、PS3の電源ボタンがどれかわからなかった頃、学校の一緒だったシンジは人にネクタイを結んであげることが、ナミは飲み会でのみ、いじられキャラに転身することが得意だった。
ナミの豹変振りをいかがわしく思っていたハルゾウは「ものさし、必要なときに限ってねぇ」と言っていたが、その将棋友達のゲンジは、基本的に無傷だった。
ゲンジの指を舐めたことのあるオサヨは気の強い女性で、何言っているのかわからないくらい早口だったけど、それを愛おしく見ていたヘイハチはよく頷いていた。
この二人はドラゴンボールさながらフュージョンしちゃって。
オサヨなんてゲンジを完全に取り込もうとしていたけど、その結果、あしゅら男爵みたいになっていた。
その時代、ショウジは野球の審判をしていて、早く帰りたいときは基本的にアウトにしていたが、ピッチャーをやってたトモキは、ボールを投げる瞬間に「ズヒューン」と口で言っていた。
そんな僕らが、CDを出すことになりました。
よろしくお願いします。

何かが起こりそうだよストーリー
何かが起こりそうだよストーリー リターンズ
何かが起こりそうだよストーリー プレリュード
何かが起こりそうだよストーリー プロローグ