リンケージ、マスクをしていることで。

「歯医者の女性スタッフは、マスクで顔を隠しているから、かわいく思えてしまうのだ」という感じのものは、けっこう市民権を得ていることに驚いた。
複数の知人から同様の意見を得たのだ。
「歯医者にいる女の子ってかわいい気がする」
「マスクしていることでじゃない?」
「スキースノボができる男性がかっこいいらしいのだが」
「それは顔が隠れているからだ」
どうも人間というのは欠けている物を勝手に補う機能に長けており、今回の場合はマスクやゴーグルで隠れている部分を、主に自分好みに補ってしまうらしいのだ。
補完と言えようか。
この性質は多くの推理小説のトリックやモバイルアプリで使われている。
というのを知ると、目出し帽の強盗なんてのは補完したくなる部分が多く、かつ吊り橋理論的なもの、ストックホルム的なものが発動したりしてすごいんじゃないかと思ったりもするが、どうだろう。
捕まえたくなるほど焦がれる、なんてことになるんじゃないかって、言うと思っただろうお前!!。

リンケージ、恐ろしく素早く巣を張りまくるクモ。

ねばつく糸を投げ縄のようにして使うという、ゲームに出てきそうな技を使う判別の難しいものもいるのだが、一般的にクモというのはその獲物の捕らえ方にて、2種類に分類される。
一つは「巣をはってご来場のお客様をお待ちする」タイプで、主に人間の通り道に巣をはってしまう事で人間に嫌われてしまうタイプ。
もう一つは「巣をはらず、素早さでお客様を捕獲する」タイプで、こちらは主にその挙動で人間に嫌われてしまう。
前者の例は「気持ちよく洗った髪」への攻撃力が非常に高く、後者は「寝る直前に天井にいるのが見えた」「その気はないのだが、やたらと物欲しそうに見えるのか、客引きのお兄さんの路上プレゼンがはんぱない」というのが強い。
どちらにせよクモはあまり好かれる生き物ではない、というのが通説であろう。
しかし、彼らの顔をよく見ると、なかなかかわいい顔をしたやつもいる。
特に民家や花壇などにいる、1cmくらいでぴょんぴょん進む、ハエトリグモの仲間の顔は、目が多少多い印象に「目をつぶれば」なかなかかわいい。
それは、歯医者に勤務する女性が、マスクをしていることでなぜかよりかわいく見えてしまうという、なんか失礼かもしれない事象に似ている。
まあ、先日のブログで「恐ろしく素早く巣を張りまくるクモ」と書いた時、なんとなく「そのくらい素早いのなら、直接獲物をしとめる方法でいいのではないか」と思ったから今回はクモの話題にしようかと思っただけで、「でも直接獲物と対峙するのは、怪我などのリスクがあるしなあ」などとモンハンをやりながら考えている次第でして。

リンケージ、縁の下。

日本には、もしかしたら様々な縁の下があるのだろうが、それを知るのは建物に詳しい人くらいで、そうじゃない人が「あー縁の下には様々な種類があるよね」と言えるのはもう犯罪のにおいしかしない。
したがって、僕は自分の家の縁の下しかしらない。
ただ、縁の下については少し自信があって、それは幼少の頃、よく縁の下に潜っていたからだ。
一般的に、人は縁の下にあまり用はない。
用のある人はやはり建物関連、主に保全のために縁の下に入ることが必要な人か、やはり犯罪のにおい。
強いて言えば地下室への入り口が縁の下の中にしかない人である。
まあ、「強いて言えば」の「強いり具合」によっては、以下の可能性もあるだろう。
=====
・生存にある程度の湿度と低温が必要で、日差しには弱い
・1日に一度、泥棒が潜んでいないか確認しないと心配
・本気の「縁の下の力持ち」
・高床式住宅風
・家の中に、恐ろしく素早く巣を張りまくるクモが玄関に大量にいる家
・夜中に帰ると、奥さんが例の赤外線のやつを玄関に張っている
・玄関に、恐ろしく素早く巣を張りまくるクモと例の赤外線のやつを張る奥さんがいる
=====
で、なぜ僕が縁の下に自信があるかって、それは逃げた猫を捕まえるために、よくもぐっていたためなんです。

リンケージ、感慨。

最近はなかなか心揺さぶられる事がなく、例えばその日は日本各地の河川の水位が少し上がると目されている「火垂るの墓」は、確かに悲しい話であるが、見たとしてもどこかにボーダーラインをひいている。
それはアニメだからお話だ、ということではなく「これ以上この作品の事が自分に入り込んできたら、もう大変な事になる」。
これこそ「心揺さぶられる」「感慨にひたる」ということになるだろうが、「揺さぶられてしまうので心の縁の下にはこいつを入れるわけにはいかない」という感じのボーダーである。
こういうのは誰にでもあると思うが、その程度は様々だろう。
吉田戦車の漫画には、ソファがふかふかなことにひどく感動できる男の4コマがあった。
というか、確かどんなことにも感動できてしまう男の話だった。
この漫画としては、もちろん「ソファがふかふかな事くらいで感動するか」というのがポイントなわけだが、どうだろう。
新開発のソファが、驚きのふかふかだったらどうだろう。
あるいは半日、かったい椅子にずっと座っていてからのふかふかソファはどうだろう。
いい具合に干せた羽毛布団はどうだろう。
猫のおなかはどうだろう。
ともかく、人を感動させる、心揺さぶるふかふかさは、存在しないとは言えない。
だが俺が、ふかふかに心揺さぶられる事は無いがな!!。

リンケージ、千差万別。

前回出てきた「千差万別」ということばについて何ら感慨はないのだが、ちゃんとよく見てみると、気になることがないわけでもない。
それは「千差万別」の対象の最小数が「10000」である事実。
そしてその中には「1000対、差のあるやつがいる」らしいこと。
さらに「10000それぞれが全部別もの」というらしい点だ。
もちろん一文字の考え方を変えればいくらでも意味は帰られるが、何となく「10000それぞれが全部別もの」は、もっともっと特別なオンリーワンという感じで、大変よろしい。
ただ、一方で1000も差があるということなので、まあ得意不得意もあるよねと、社会に出て行く君たちへの応援歌。
面と向かっていうのは恥ずかしい。
だけどいつも気にかけているよ。
ストーカーのような意味を含有しているのである、「千差万別」は。
そして何より、アナグラムにより「千万差別」と、関わるのがめんどくさそうな属性になるもの、気になると言えばなるか。

リンケージ、意外性のある感じが好き。

そんなうわさ話に、どれほどの純情男子生徒がだまされ、あるいは実現することなき希望を抱き、そして純情男子生徒から男子生徒へ成長しただろう。
しかるのち男子生徒から男子大学生、男子ゼミ生などを経て男子会社員になったことか。
そして男子夫、男子だーだ、男子パパ、男子父さん、男子おきなと階段を登りつづけただろうか。
その階段の先にあるのは、純情だったころ夢見た、女子の「意外性のある感じが好き」という一嗜好ではなく、土への回帰である。
と、それほどではないが、何となく「意外性のある感じが好き」という女子の「あしらいくさい」セリフに心躍った男は多いのではないか。
完璧な人間なんてなかなかおらず、それぞれが「ここは自信あるんだけど、こっち方面はだめ、苦手」というものを持っている。
それが、女子のあしらいに対して男は「ここは自信ある(完璧じゃん!!)、こっち方面はだめ(完璧なのにこんなのがだめなの?意外!!)」と思い込みやすく、なんか俺に当てはまるかもと心躍るのであろう。
あしらいとは言ったが実際に好きな女子も多いのだろう。
ただし、その質は千差万別に違いなく、男はそれを、狙って実現するというのは難しい。
まあ、定石はあるかもしれない。
・勉強もスポーツも料理もできるが、歌がへた。
・仕事に厳しいが、車の下に隠れた猫に触ろうとしている。
・盗塁王福本豊だが、窃盗の前科はない。
というか、この嗜好は昔からあったりするのか。
・侍だが、剣道は初段。
・短歌がうまいが、日常会話も短歌調。
・烏帽子が超高いが、蹴鞠がへた。
最後のは適当に書いてみた。
烏帽子の高さが何かいいことなのかどうかはわからないので、「蹴鞠がうまいが、烏帽子が超高い」でもいいかもね。

リンケージ、とりあえず。

とりあえず、この言葉から連想されるのは、ガンダムで「トリアエーズ」だか「トリアーエズ」とか。
そんな名前の飛行機のことだ。
なぜそんな名前を飛行機に付けたのだろうか。
これから戦場へ行き、ザクとかジムを倒してきますと意気込む兵士が乗り込むのが「とりあえず」なのである。
とりあえず、モビルスーツじゃない。
ガンダムと言ったら、やはりモビルスーツに乗りたいじゃないですか。
でも飛行機だ。
どちらにせよ、これでは兵士が日本人ではなく「とりあえず」の意味を知らない事を願うばかりである。
それにしても、それは「トリアエーズ」、「トリアーエズ」。
どちらだったか。
僕としては「トリアエーズ」の、もうほんと飲み屋で聞けそうなものよりは「トリアーエズ」のちょっと伸ばし棒の位置に意外性のある感じが好きで、なんか非現実的な。
ここでいうところの「飲み屋で聞けそう」よりは「アニメの飛行機」な雰囲気を感じる。
ということで、僕の中では以下の位置づけ。
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【飲み屋で聞けそう】
トリアエズー
トーリアエズ
トリアエーズ
トリアーエズ
トリーアエズ
【飛行機】
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色々シミュレーションしてみたら、結構奥深かった。

リンケージ、枝豆。

昨日記したアイス屋では、バニラ的なアイスに枝豆が入っていたりするが、それなかなかおいしい。
考えてみれば枝豆は豆なので、きなこと非常に相性のいいバニラ的なアイスに合わないはずがないということなのだろうか。
さて、枝豆とくれば一般的にはビールなのだろうが、僕は未だにビールは苦手だ。
以前も触れたかも知れないが、あの「とりあえずビール」が既に辛い。
お酒が飲みたくない訳でもないのだが、僕としては「とりあえず氷結」など、飲みやすい物が「とりあえず枠」でもいいと思っているのだが。
ところで、ビールと枝豆というのはもう符合で結べそうなくらいの関係柄と感じているのだが、本当にそれほど合うのだろうか。
と考えた時、その関係は「ビールを飲みたいが、一人では飲みたくない。しかし誘ったやつとそれほど親しくない」というシチュエーションのせいで生じたのではないかと邪推したくなった。
この邪推については説明するほどでもないだろう。
それでも分からないというのなら説明するがそれなら、とりあえずはビールと枝豆でも注文しましょうかね。