ある統計によると、タンスの後ろに落ちているもので一番多いのは「家族写真」なのだそうだ。
そこには、暗喩と考えるにはあまりに直接的な「家族愛」というものの、価値のありかたを問いただしているかのように思える。
嘘である。
本当に統計があるのかもしれないが、とりあえず嘘である。
しかしこの「タンスの後ろに落ちているもの」という普遍的な話題をとりあげる点について、僕は何ら後ろめたいものは感じない。
それは、たいがいの家にはタンスがあるものであり、難解な語句も少ない。
少しだけ「タンスの後ろに落ちているもの」という言葉自体が難解ではある。
「今日は付き合ってくれてうれしいよ」
「じゃあ、タンスの後ろに落ちているものについて考えてみようか」
「は?」
この場合の「タンスの後ろに落ちているもの」は、確かに難解である。
しかし、ほとんどの場合は「そういえば、うちのタンスにこんなの落ちてた」と何か思い出すこととなる。
要は、誰しも一家言ある話題なのである。
逆を言えば、タンスの後ろに何も落ちていないなんて、礼儀に反する。
何かしら落ちていてほしい。
普通は破魔矢が落ちているはずだ。
それが落ちたとき、人はこう思う。
「タンスの隙間は、任せた」
破魔矢のおかげで、タンスの隙間の魔は払われるだろう。
範囲が少ない分、効果も高いはず。
ということで、この場合の破魔矢とはごきぶりホイホイのことで、魔とはごきぶりのことなのである。
カテゴリー: 楽したい
必勝法
一条「勝つためには手段を選ばない?」
一条「少し違うな。勝つために手段を選んだんだ」
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【一条さんが選んだ手段】
かたくり粉を少し多めに入れてみた
ティッシュの芯を潰してから捨てることにした
相手より点を多く取ることを心がけた
髪型を少し変えてみた
入ったことのない定食屋さんで昼食をとってみた
バーベキューを企画してみた
水分をちゃんと取るようにした
自分にあった度のメガネをかけるようにした
電気屋さんに行く前に、ちゃんと下調べをするようにした
テレビをつけると同時に、音量を下げるボタンを押すようにした
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一条さんは、これで勝ちました。
密率
濃度の話だ。
A「ええっ、あの美人秘書と幼なじみなの!?」
B「ええっ、あのアホ毛メガネの八頭身美人秘書と幼なじみなの!?」
もちろんAが希薄というわけではないが、とにかくBは濃い。
これ以上ないくらいに濃い。
だから、次のCの濃度はBに勝るとは言えないが、同時に劣るとも言えないのである。
C「ええっ、ライオンやぎドラゴンが頭でしっぽがヘビなの!?」
正直な話、今は12月25日で、クリスマス。
ミッションインポッシブル2がやっている。
そこに出てくるキーワード「キメラ」というものは、どうやら濃度が高かったようだ。
ということで、BもCも十分に濃度。
D「ええっ、ライオンがアホ毛でやぎがメガネ、ドラゴンが八頭身美人の生き物はなーんだ!?」
僕の幼なじみです。
入れ替わり
昨日指摘した「映画 転校生的なものに見られる男女入れ替わり」。
面白そうなのは、「何を巻き込んで階段ごろごろをすればいいか」だ。
例えば異性と白鳥を抱えて転がれば、異性や白鳥になれる可能性はもちろん、「異性になったうえ、背中に羽も生えてた」という「転校生越え」も期待できる。
羽の生えた人は七割ほど好感度があがるため、「羽のところがつるーんとなっている白鳥」には悪いが、この悪魔合体は成功である。
もちろん、外見は変わらないが能力が増減する方向もあるだろう。
「右利きの人と左利きの人」。
どちらかがスイッチヒッター、どちらかが妙に味のある絵を描く。
そんなことになるかもしれない。
一方、「右利きの人と右利きの人」。
これは「超右利きの人」と「超利かない左腕の人」の生まれる可能性がある。
ここで気になるのが、「腕が超利いてる」という状態だ。
どういうことなのだろうか。
=====
「超利いてる腕の例」
前よりも、利き腕の挙手で指名されることが多くなる
がっちがち
走ると、超利き腕と逆の方に、少しずつ曲がっていく
前よりも、自動書記の字がきれい
なめるとすっぱい
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「超利かない腕の例」
利かない腕の方でちかんをしても、全然気づかれないが、触っている感じがなく、罪悪感だけ
ぷらんぷらん
知らない間に、すごく汚れていることがある
前よりも、自動書記の頻度がひどく高い
ミギー
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入れ替わりで気をつけたいのは「入れ替わった結果、面白くない」というものだ。
例えば、豆腐を持って階段ごろごろをやってしまうと、豆腐になって動けないばかりか粉々で、たいそう面白くない。
明日、「入れ替わった結果、面白くない」ものを考えてみる。
追記
ミギーをウィキペディアで調べてみたら、知らない外国人さんの写真が出てきたので、ミギーもこんなんなったかーと感慨深く。
不均一
映画「転校生」やジョジョの何話目かにあった「男と女の中身入れ替わり」。
これは、いいかい?。
その話題はとにかく「何か知らんものがある!!」「でも、いつものがない!!」という2つの事柄が対になって、集約されるんだ。
そして普通、「何か知らんものがある!!」「しかも、いつものもある!!」ということはない。
同様に「何もかもなくなった!!」というのも。
いつだって「何か知らんものがある!!」「でも、いつものがない!!」で狼狽するんだ。
中身(人格)が入れ替わっちゃうくらいなんだから、ハードの部分が移動してもいいはずなのにね。
いや、もうそんなことはどうでもいいか。
現実に起こることは、僕らがいま、経験したわけだし。
そしていまここに、お互い見慣れた顔の超中性的な二人が誕生したわけなんだけど、すごいね。
「何もかもなくなった!!」ってのは。
で、どうする?。
階段に散乱してる「いつもの」やつは。
お墓でも建てる?。
相撲に例えて?
いろいろなものを「相撲(決まり手)に例えて」みよう。
◆メジャー編
1:ホットケーキ
相撲に例えると「上手投げ」
2:略奪愛
相撲に例えると「寄り倒し」
3:バレーボール
相撲に例えると「叩き込み」
4:ウルフマン
相撲に例えると「合掌捻り」
5:カーディガン
相撲に例えると「内掛け」
◆マイナー編
6:節分
相撲に例えると「つかみ投げ」
7:接客を知らない豆腐屋
相撲に例えると「二丁投げ」
8:「なんかむしゃくしゃして、どうしても櫓をぶち壊したかったんです」
相撲に例えると「櫓投げ」
※「なんかむしゃくしゃして、どうしても鯖をぶち折りたかったんです」
相撲に例えると「鯖折り」
9:男女の親密な関係
相撲に例えると「三所攻め」「極め倒し」など、ほぼ全て。
10:あいつケータイ忘れてってるよ
相撲に例えると「呼び戻し」
◆創作編
11:トイレを我慢しながら、あともう少しで書き終わる風の気持ち
相撲に例えると「渋桃捻り」
12:ウィッグ
相撲に例えると「えせ銀杏」
13:うっちゃり
相撲に例えると「なんちゃり」
14:スマホのソフトキーボードは押しづらいな!!
相撲に例えると「土俵ずらし」
15:はるな愛が、本当は女だったことを告白
相撲に例えると「獅子だまし」
◆無頼編
16:スペシウム光線およびスペシウム光線を発そうとする姿勢
相撲に例えると「禁手反則」
17:巨大化
相撲に例えると「勇み足」
18:ジャンプ強K→しゃがみ中P→強波動拳→強真空波動拳
相撲に例えると「突き落とし→突き出し→禁手反則→禁手反則」
19:レスリング
相撲に例えると「レスリングの人が怒る」
20:レスリング
相撲に例えると「し、相撲の人も恐縮する」
たぶん、サヨナラ
「サヨナラ勝ち」というものについて触れた話を、どこかで聞き見したことがある、気がする。
しかし思い出せない。
ただ、「サヨナラ勝ち」。
なんかおもしろくない?、という内容だった気がする。
思い出せないので、かぶっていたりすると申し訳ないのだが、なにせ思い出せないので罪悪感は低い。
これを考えてみる。
純粋に「サヨナラ勝ち」という言葉を見てみると、その颯爽さが目をひく。
確定的に「勝ち」を示し、しかし速やかに去っていく感じだ。
一方で「サヨナラ負け」。
これも「負け」が決定、やはり速やかに去っていくだろう。
どれも「サヨナラ」が重要で、それが「勝ち」「負け」の結果にさらなる決定打を与えている。
では、この「サヨナラ」はもっといろいろなものにも影響を与えるのではないだろうか。
「サヨナラ波動拳」
スト4という格闘ゲームをよくやると、結構見られる「サヨナラ波動拳」。
確かに聞いたことはないが、意味はわかる。
「サヨナラATM」
貯金がなくなってしまったのだろう。
「サヨナラ麻婆丼」
このカップルのデートは、いつも中華屋で終わるのである。
それがわかっていると、いかにこの「サヨナラ麻婆丼」がデートの終了であることか。
「サヨナラ一杯」
飲み屋のめんどくさい親父がよくやっている。
基本的に「サヨナラってない」ことが多い。
「サヨナラ愚民ども」
いろいろと、たぶん、サヨナラ。
さて、「サヨナラ勝ち」を考えていたら、「勝ち負け」にもいろいろな種類があることに気づいた。
「サヨナラ勝ち」「圧勝」「惨敗」。。。
明日はこれ。
兵種
手元にないので確認できないが、吉田戦車の「伝染るんです」には「将棋にオリジナル駒を勝手に参戦させる」話があったはず。
いま、いわゆる「攻め」「受け」というやつに新しい役割「パソドブレ」を考えたとき、それを思い出した。
吉田戦車の漫画という点をのぞけば、将棋における「オリジナル駒」が、その動きでオリジナルさを出すことは想像に難くない。
同様の差異を「パソドブレ」に求めたとすると、どうなるだろうか。
主人公:いつもは攻めだが、耳を思いっきり引っ張られると受け
相方:優柔不断だが、耳を思いっきり引っ張るときは攻め
通行人A:30歩ごとにパソドブレ
ちょっと濃度高いな、通行人Aは。
そして、僕がかなり「攻め」「受け」というものを知っていないということがわかった。
例が全然わからない。
もう、攻め受けに関してはうわずみしかすすってなかった。
もう少しはわかる、野球に「パソドブレ」を追加してみよう。
6回
:巨人軍、バッター石田
:ヤクルト、ピッチャー山本
:3塁側ベンチ、全員パソドブレ
ベンチのやつらは、見られてないと思って遊んでんのな!!。
不似合い呼びかけ
医師「ご臨終です」
母「あ、あなた・・・」
妹「うわーん!!。おとうさーん!!」
母「あなた!!、あなた!!」
姉「そんなあ・・・。おとうさん・・・」
妹「何か言ってよ、おとうさんってばあ!!」
母「あんなに面白かったお父さんが亡くなるなんて・・・」
姉「ねえ、おとうさん!!。おとうさんってば!!」
姉「どんなに追いつめても、きちんと面白いこと返してきてくれたのに!!」
妹「おとうさん、ほら。「からのー!?」
姉「ねえおとうさん。おとうさんってどんなに「からのー?」をかぶせても返してきてくれたじゃない!!」
姉「ねえおとうさん。「からのー!?」
母「あなた、子供たちがこんなに言っているのよ。返事をしてあげてよ!!」
姉「ひっく、おとうさん。息引き取ってからのー!?」
妹「えーん。動かなくなってからのー!?」
母「ううっ。冷たくなってからのー!?」
父(こいつら、全然休ませる気がねえ!!)
医師「心電図まっすぐからのー!?」
ファイナルファンタジー
【実録!! ファイナルファンタジーの誤った使い方】
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「だらけた飲み会の、終盤における机の上のファイナルファンタジーっぷりがはんぱないよね」
「鈴木君と香織さんは晴れて、結婚という名のファイナルファンタジーを今日迎えたわけでありますが・・・」
「ジローラモが主役だったときのファイナルファンタジーが一番面白かった」
「ヨーグルトを陳列する際は、賞味期限がファイナルファンタジーのものを前に持ってくるように」
「ファイナルに俺の屍を越えてゆけンタジー」
「僕はもう、タイトスカートの女性がかがんた姿にしか、ファイナルファンタジーを感じられない」
「夕暮れのお寺から、悲しげなファイナルファンタジーが聞こえてきた」
「カレーを煮込むときにはローリエを。そして仕上げ直前に、ファイナルファンタジーとしてウスターソースを入れます」
「だいぶ九九がわかってきたのだが、それでも7と9の段はファイナルファンタジーくさい」
「基本は貝でダシを取りつつ野菜。あとは肉も魚も全部入れて。やっぱりファイナルファンタジーはお雑煮」
「今年の年末は忙しくない。楽なもんだよ。去年なんてファイナルファンタジーだったもの」
「人身事故に続いて、混雑による遅延。そこにきて信号機の故障だから。もう信号機故障でファイナルファンタジーにしてもらいたいよ」