PS3でガンダムの対戦ゲームが出たのでやってみたのだが、何か難しい。
逃げても追ってくるんだ。
対戦相手が。
何が申し訳ないかって、あのゲームはランダムでパートナーが決まるものだから、負けると名も知らぬパートナーに申し訳ない。
しかし僕の使うキャラクターは足が遅いらしく、助けにいく頃にはやられている。
オンライン対戦の前に練習することにした。
僕の使っているキャラクターはガンダムへビーアームズというやつで、何となく焼きたてのパンを想像させる名前のガンダムだ。
弾数が多い点が気に入っているが、その分動きがのろいらしく、相手に近寄られると抜け出せなくなってしまう。
まずはこいつでゲームをクリアしよう。
ところが、なんだかCPU戦も難しい。
弾がいいように避けられてしまう。
このシリーズのゲームは初めてではないのに、どうも負けてしまうことが多い。
練習の前に説明書を読むことにした。
カテゴリー: 楽したい
スパイにありがちな行動ベスト10
スパイにありがちな行動ベスト10
手抜きベター、手抜きベスト。
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スパイ初心者にありがちな、スパイとばれてしまう行動が特集されている「スパイ」月刊誌を、諸都合により入手しました。
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「月刊ルパン 11月号」
思わずやって、捜査員をどん引きさせる!!
スパイ初心者行動ベスト10!!
10位
爪やすりで爪を整えるついでに、指紋を消そうとしてしまう。
9位
異性と長く続かない。
8位
「大陰は朝市に隠れる」と、ことあるごとに言ってしまう。
7位
テープレコーダーから煙が出てしまう。
6位
周りで話している人の会話すべてがなんからの自分への暗号と考えてしまう。
5位
目立たないように行動することで、目立ってしまう。
4位
汚れないように座席カバーをつけることで、超ハイテクカーの脱出機能を損ねてしまう。
3位
いつも銃口を向けられているような気分になってしまう。
2位
ガラスを音もなく切断することのできる機材を、アマゾンで注文してしまう。
1位
尾行されていると勘違いして道を遠回りし、帰りがいつも遅くなってしまう。
これが初心者スパイです。
男に聞け。
先日も触れたのだが、ミッションインポッシブルの話。
その何作目かで、こんなセリフがあった。
「そこにいる男に、火を貸せと言え」
要は暗号のキーであり、その男はそのキーを口にする者が伝えるべき相手であると判断できるというわけである。
しかし日本人の僕からしてみると、知らない人に「火を貸せ」と言うのはあまりにスパイスパイしていると言わざるを得ない。
どうしても特殊だ、知らない人に火を貸せというのは。
そして一方で、ぎりぎり一般の人との間にも起きてしまう可能性もありうる内容だ。
よって、暗号のキーに「火を貸せ」は、ちょっと心配である。
スパイスパイせず、かつ日常ではあまり口にしないキー。
それが最良なわけだが、そんなものあるのだろうか。
例えば「今夜の天気を聞け」と言うのを考えてみると、「日常ではあまり口にしない」点にひっかかる。
一方で「現在のハワイ時間を聞く」だと、ちょっとスパイスパイだ。
「好きな色を聞く」はどうだろう。
「ベンチの一番右端に座っている男に、好きな色を聞け」となるか。
ちょっとすいません。好きな色とかってあります?。
僕だったら、最高レベルの警戒をするね。
遠足の賞味期限
ある種の小学生にとって、遠足とはいかに目的地に早く到着することか、である。
それは適度な休息を我慢させ、結構な坂道を駆け下りさせる。
一番に到着することに魅力がないわけではないが、それにしても急ぐ。
地球防衛の何らかに携わっているくらいに急ぐ。
そんなことを考えながら、彼らの背中を追っていたことを思い出した。
アビイ・ロード
ある年配の知人から、こんなことを聞いた。
「村に設置された初めての信号機を見に、遠足が催されたことがある」
なかなか想像しにくい。
何せ今では、路上に連立しているのが見える信号機である。
それに、今の遠足は何かしら教育上の目的を持ったカリキュラムであろうから、なおさら信号機が目的の遠足はよくわからない。
しかし、彼女は嬉々としてそのことを語るのである。
よく考えてみると、確かに「信号機を見るための遠足」は一種のステータスであると言えそうだ。
例えば今で「東京スカイツリーを見るための遠足」を考えるとき、それは単に「すごいものを見に行く」であり、信号機の「今では普通だが、昔はすごかったものを見に行く」よりも、今では味わいが少ない。
そして東京スカイツリーは「普通になる」ときが今後、起きないと思われる。
それが普通になったとき、世界は普通じゃないだろうから。
そうとらえると、彼女が自慢げに信号機の遠足を話すことはひどく自然なのである。
単眼の交差点
僕の住んでいるところでは、一度だけ夜に計画停電になった。
停電前までに到達できる最寄り駅から、自宅に向かって歩いた30分程度のことをよく覚えている。
かろうじて灯りはついているが人の気配がないホーム。
線路沿いには物珍しそうにあたりを見回し、子供たちがはしゃいでいる。
すれ違う人は多いのに、やけに静かだった印象がある。
夕暮れも過ぎ辺りが暗くなると、夜というものがいかに暗いのかがよくわかった。
どこから仕入れたのか。
妙に細長いランプを食卓に置いて、静かな夜を過ごす。
まるで物音を立てると襲われてしまうような緊張感がある。
ちょうど夜の森は、こんな感じだ。
夕食はカレーだった。
あの日、どれほどの家庭がカレーだったろうか。
灯油ストーブがあれば、暖をとるだけでなくカレーも作れる。
それゆえ、停電のときのカレーほど心強いメニューもなかっただろうから。
ラジオの乾いた音、内容の分からないipadの映画に飽きたのだろうか。
家族の一人が「外の様子を見てくる」と言い出した。
これは、確実に「川の様子を見に行ったまま戻ってこない」フラグである。
彼は酔っている。
正直嫌だったが、僕も興味があるふりをして付き添う。
街は真っ暗だ。
信号機もついていない交差点を、あんがいなスピードで自動車が横切る。
ぶらぶらと歩く彼の後ろにつきながら、僕はランプの灯りのことを思い出していた。
どこぞの民族宗教的な話。
祈祷の儀式を行う際、灯りは電灯などの「ゆらめかないもの」ではなく、たいまつやアルコールランプ、ろうそくなどの「ゆらめくもの」を使用する。
あのゆらめきをずっと見ていると、ある種の陶酔状態になるのだという。
それが結果、見神体験をもたらすのだ、と書かれた本を見たことがあるような気がした。
あの日、どれほどの人がそんな体験をしたのだろう。
近所のコンビニには、店は閉店しているにも関わらず、たくさんの人が集まっていた。
deleteにこだわれなくて。
消しゴムほど、存亡の危機が迫っている文房具はないのではないだろうか。
というのも、今では消しゴムのかわりにdeleteキーがあるから。
というのは気持ち悪いにしても現状、紙とペンは人類には必須である。
どんなに立ち上がりが早くても、キーを打つ速さが速記を越えていたとしても、あるタイミングでは情報の保存に紙とペンに勝るものはない。
パズーはひときれのパン、ナイフとランプを鞄に詰め込んでいた。
あれは「トム・ソーヤーの冒険」のトム・ソーヤーが持っていた宝物をもっと端的に表したものであると言えそうで、要は必要最低限。
しかし最低限とはいえ、あの鞄に紙とペンは入っていたはずだ。
ラピュタの映画ラストで、口にしてはいけないので「言うとだめ→バルス」とメモっていたパズーの姿が印象的である。
あのシーンでケータイとかポメラを鞄から出している暇はない。
いつ何時ヒロインが「バルス」であるとか「ばばあ、留守」とか言ってしまうかもしれないのである。
何よりも優先して「バルス」を形とし、「これを口にするな」と釘をさす必要があるわけだ。
それにしても思うのは、パズーが携帯電話を持っていなくてよかったということだ。
「空から女の子が!!」
シータが上にいるときにパシャリ。
下っていくときにもパシャリである。
結果、シータはどんどん下る。
「40秒で支度しな!!」
朝、ケータイが見つからないことは周知の事実であり、パズーは完全に出遅れる。
「目がー、目がー!!」
僕が思うに、ラピュタを見たことある人にとって「目がー、目がー!!」と言っている人は、ちょっとファンタジー過ぎている。
パズーは当事者ではあるが、やはり「うわー、目がー目がー言ってる人がいる!!」と写真を撮ってしまうだろう。
このように、消しゴムはどうしても消え行く文房具の筆頭となってしまう。
だからdeleteキーの素材を消しゴムにすればアメリカンジョークっぽくてこれも気持ち悪いね、の今回。
他者アミラーゼ法
「串かつを串かつであると確認するためには、その串かつをかじって味わわなければならない」
ある物理学者がそう伝えたように、串かつほど「確認の必要な」食べ物はそうないだろう。
それはもちろん、とんかつやフライドチキンのように独特な形をしていないため、結局は何を揚げたものなのかがわからないという串かつの主な特徴に起因した問題である。
誰しも経験があるように、串かつと思ってかじったらタマネギばかりを揚げたものであったり、うずらのたまごであったりするわけだから、当人の心象はいいものではない。
「肉と思っていたら、たまねぎかよ!!」
こういうのは、実は結構びっくりすることである。
思わず口から出してしまう人もいるだろう。
しかしどれも、かじらなければわからなかったことである。
たとえそれが消しゴムを揚げたものであったとしても、かじらないまでは「ああ、あそこに串かつがあるから安心だ」などと勘違いした状態であるわけで、その「串かつ」が切り札であればあるほど、その勘違いは致命的なものとなる。
「お客さんが来たから、あそこの串かつを出そう」
このとき、消しゴムをあてがってしまう方が大変だ。
ならば、串かつはまず、かじろうではないか。
串かつには「かじったあとの整形がほぼ不可能」という致命的な欠点があるが、それがどうしたというのか。
たれの二度づけを禁止する法はあれど、かじり状態づけ禁止はない。
いやあるか。
なかったとしても、もっと根源的にだめか。
どうなのか。
あんまし串かつ好きじゃないからなあ。
ロリポップためLv3
銃刀法違反というものを調べるつもりは全くないので、見当はずれなことになったら申し訳ないのだが、銃刀法違反の話。
これについて何か考えるとすると、もう「これは銃刀に含まれるのかどうか」という、遠足バナナ式の図法と、所持の仕方のことくらいしか思いつかない。
個人的な意見ではあるが、以下に「銃刀に相当するもの」を挙げてみる。
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ふとんたたき
濡れタオル
まな板
串かつ
おろし金
物干竿
17歳
さざえの殻
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一方で、ぎりぎり「銃刀に相当しないもの」と思われるものもある。
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きり
大和いも
臀部
カジキマグロ
ベンツのシンボル
ダンディ坂野
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない
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撃ちぬけないんだって!!。
殺傷の件
「で、昨夜の銃刀法違反の件ってどうだったんです?」
「現場に急行したよ」
「そうしたら、それが破魔矢だってんだもの」
「はまや?」
「そう、神社で買うやつ」
「まあ、確かに矢っていう名前になってますけど、殺傷能力は?」
「もちろんない」
「なんですかそれは。そんなのを持ち込んできたのってどんな奴だったんです?」
「まあ、角がいちばん目立ってたよね」