かわたれのおと

夜明け前。
薄暗さは、何か懐かしさや非現実を感じさせます。
けど、何よりも「音」。
無音というのは人間、なかなか慣れていないんです。
星新一「きまぐれロボット」内にもその手の話があったかも。
無音で耳が痛いとか、蝉の声だけがして静か、とかいうのってありますな。夏の夜明け前なんかは先手必勝型蝉が一声鳴いたりするけど。
ともかく、夜明け前は、猫の歩く音がわかるくらい、静かでなければならないのです。
だから、昔のアイドルは大変でした。
ホテルで寝ていると変な男(ひげの可能性大)が部屋に進入しているではありませんか。
許しがたい暴挙。カラオケでサビの部分を歌われてしまったくらいの暴挙。また、個室に侵入ということはプライバシーの総本山、トイレもピンチだ!!。けど、昔のアイドルはトイレが必要なかったのでだいじょうぶ。
とりあえず、彼女たちの夜明けは小声とひげから始まるのです。
察するところがあります。ひげの落ちる、「はらはら」という音が聞こえたはず。
夜明け前で顔はよく見えないわけだが、
「はらはら」→「ひげ」+「明け方」= !!!
というわけ。
こうして書くと、すげー理不尽だな。ドッキリと今回の流れ。
寝ることに。
いつだったか、遠くから聞こえる太鼓囃子で起きたことがあった。
不気味だが、なかなか風情がありました。

熊猫在中

中国はパンダの国か?
否。
パンダたちの国である。
吉祥寺の「大中」は中華系雑貨屋。
入り口からかなりのパンダッぷり。
売ってるものが売ってるものなので、女性率高し、というか女性のみ。
故あって、大中でプレゼントを買うことになりました。
実際入ってみると、中国的なものもあるけど、そうでないものもちらほら。男でなかったらキャーキャー言ってるかもしれない。
そう。何せ男。しかもホビット族のご来店である。すこぶるハズい。
プレゼント選びには時間をかけたいので、なおさらハズい。
借りてきた猫のようでは買い物はできないので、思い切って気に入ったものを購入することにした。
店内で、何度もパンダテーブルクロスとパンダ枕を手に取っては返し、を繰り返していたので、おそらく店員さんは
「こいつパンダと暮らす方の部族なんだ」と思っているに違いない。
と、勝手に考えたせいもあり、レジが長かった。
帰り。
星空がきれいだった。けど、冬も終わり。
「冬の空って、こんなんだっけ?。」
袋の中のパンダに聞こえるように言った。

見苦しいのは…?

「徒然草」には、
「いくら多くても見苦しくないのは、文車に乗っている本である」
といったことが書かれているらしい。文車は本を運ぶ車のこと。
今日は、「見苦しいだろ?」ってくらい本を買った日。
いや、本に悪いところはなく、僕の部屋が見苦しいだけだ。
僕の部屋は2階にあるけど、底抜けるんちゃうんかってくらい物にあふれている。
「こたえてちょーだい」という番組は、オカルト方面で夏に大活躍の番組。
いつだったか、「底抜けるのが怖くて2階の部屋の真ん中を歩けない人」が紹介されていたけど、なんとなくわかる、気持ち。倒置法。
僕は一休さんにはなれない人種なわけですなー。

道はどこまで?

かねてより、「ペガサス」と「魔がさす」という言葉が似ているなぁと思っていました。
「ペガサス」がいいポケモンなら、「マガサス」は悪いポケモン。任天堂さん、いかがですか?
しかし、ここにきて、「マガサス」と「まさかず」が似ていることに気付いてしまいました。この似かた、もはや激似を超え、爆似です。
「ペガサス→マガサス→マサカズ」。
誰がこのようなつながりを想像したでしょうかいやした人などいません。
何が大切かというと、似た言葉なのにあまりにベクトルが違う!!ってところ。このブログにも書いた「ウエトアヤと古タイヤ」みたいなものは、非常にわかりやすく、想像すると面白く、しょうもない。
「知らんぷり」と「トランポリン」も似ている。かわいらしさも似ている。
「首都高速」と「死後硬直」も似ている。その落差からみてもよくできていて、誰か本業の人が既に発信していたかも知れない。
このような言葉遊びで、武田信玄と上杉謙信とのやりとりは有名とか。
記憶あいまいですが、
武田の、「杉かれて 竹たぐひなき あしたかな」に対して上杉、
「杉かれで 竹だくびなき あしたかな」とやったとかやらなかったとか。

なんだこいつら。

股旅

毎日の電車通学に限らず、どこに出かけるにしても何か、本を持ってくことにしています。
「松本清張」?
「恋愛小説」?
何か考えさせられるような本はだめです。考えちゃうからね。
一番いいのは、文庫サイズの「織田無道 心霊写真集」みたいなの。
この手の本は、本当にあたりさわりの無い情報を提供してくれます。まぁ、うちにあっても困るシロモノです。でも、我が家にもトイレ前の本棚に3?4冊の心霊写真本がありますが、それはトイレの時間を有意義なものにしてくれています。
ところで、今思ったんですが、なんだか霊能力者って絵が下手な人が多い気がします。
「ここにこのような霊が写っています!!。」
提示された絵は、大体「カオナシ」が描かれているイメージが。
というか、霊能力者って何だ?。一発で変換できたし、何だ?。
ジョブ?、ジョブ?。MP高そうだぞ!!。よし、ジョブチェンジだ!!。
!!!
nimbus7942は霊能力者にジョブチェンジした。
「ちからが2下がった」
「すばやさが2下がった」
「除霊をおぼえた」
「まゆが太くなった」
「声がだみ声になった」
「変な法衣を着させてもらった」
「やけにでかい数珠を手に入れた」

MPは上がりませんでした…。

効果的な「間」、意味のある「空白」

なんだか、このテンプレートはおかしい。
1回の改行では、アップ時に詰められてしまう。なぜか、1行分の空白に、2行分が必要なのです。
昔の文章も、行間が無くて読みづらいことくさび形文字のごとし。
こちらの設定ミスってこともあるのかな?。
話は変わるけど、人とのコミュニケーションには「間」が大事です。効果的な「間」は、考える時間を双方に与えるだけでなく、相手の信頼を得るにも必要と思います。
「間」が変な会話は、双方が同時にしゃべりだしたりしてしまいます。また、それが無い会話は、「おまえはしゃべり続けるギネスを狙っているのか!!」と思われてしまいますし、間も言葉もない会話は、不条理というものですし、倦怠期夫婦間で勃発した冷戦ともいえます。
また、アニメ、コミックなどにも効果的な間、空白があるとおもいます。
「こんなシーンに半ページ使うのかよ!!」
「このページ、「どっぴょーん!!」って字が、やけにでかいな」
といったものは、すごく効果的な何かを狙ったに違いありません。
このブログに関して、効果的な何かは必要ないので、変えたいと思います。明日あたりに勝手に変えます。ごめんなサマンサ(新のりピー語)

さやえんどう

食べ物の好き嫌いが8番目の大罪だったとしたら、次、ぼくは中古車として生を受けるだろう。
そのくらい好き嫌いが多い。そして、自覚しているのに多いのは、もう直らない証拠。
干しぶどうは、「何でフレッシュなブドウを干したりしたんだ!!。シェフを呼べ!!。」ってかんじ。
豆乳は、「おまえはどうあがいても牛乳にはなれん!!。あきらめろ。」ってかんじ。
さやえんどうは、さやのスジを介して喉と口の中にエンドウ部分が残り、「糸電話」状態になってしまった経験から。小学生でもこんな声がでるんか!!、っていうような嗚咽音を出しました。
完全な食わず嫌いは「うなぎ」。
小さいころ、母親が「蛇みたいで気持ち悪い」と言っていたのを写経しながら静聴していたぼくは、なんとなく気になってしまい、ほとんどうなぎを食べない人生を送っています。
不思議なもので、うなぎの見た目は非常においしく見えます。あの、甘辛いタレが樹液に見えたりはしません。けど、食べない。なんでかなぁ。
これから赤ちゃん産む方、いきなり子供が増える方、自分の抜けた歯とかを大事にとっといている方は、そのような会話に注意しましょう。

灯りが消える前に

寝る前に何かしてしまう性分のひとは、案外多そうだ。
僕もそう。本読んで、なんか考えてから寝る。
すごそうに聞こえるけど、考えることなんてのは、あそこで見た雑貨、やっぱり買っとけばよかった、とか、あいつにメラって効くんだっけ、とか他愛のないものばかり。
ところで、同じような種類のひとに、「疲れきらないと寝られないひと」がいるもよう。
あなたのまわりで意味もなく、
「はしゃいだり、大声で歌を歌ったり、走ったりする人」
「階段を1段抜かしで上がる人」
「全体的に動きがオーバーアクションな人」
「24時間マラソンをやり遂げた人」
はいないだろうか。そのひとは上記のひと。いわば年度末の連発工事のごとく、寝る前に元気を残していても意味がないので大放出なわけだ。
ただし、次の日に同じ程度元気が回復しているかははなはだ疑問。今回は風刺を交えてお送りいたしました。

探しもの

故あって、マイケルジャクソンの「スリラー」の絵が必要になりました。
けど、ない。どうしてもマイケルはじめとするゾンビ軍団が斜めになるシーンがほしいのに。仕方がないので今度は北朝鮮のマスゲームの絵を探すことにしました。
けど、いいのがない。たくさんいるながらも、一人一人がきちんと写ったのがほしいのに。
困っていると、ワンちゃんから電話があった。
王「あぁ、nimちゃん?」
7942「あれ、ワンちゃん。どうしたの?」
王「決勝戦することになっちゃったよ。あれよあれよ。」
7942「あれよの位置、おかしくね?。そもそもあれよってなんだろ。」
王「とりあえず連絡しておこうと思って」
7942「ふーん。」
王「なんか秘策ない?。」
7942「まっつーに、投げる前にボールに人っていう字を3回書くようにいっといて。」
王「うん。」
7942「それと、早くファミコンのアダプタ返してよ。」
王「えっ、そんなこと?。
7942「マインドシーカーで占うんだよ。ふくろう便で送ってね。」
マインドシーカーをクリアしたところ、真っ暗な画面に10-6という表記が。
追記 僕がなぜ、前記の2つの絵を探していたのか、トイレ中にでも考えてみてください。マインドシーカーは超能力開発ファミコンです。

心は絶えず、万華鏡

やや、うつめいたタイトルですが、そんな感じです。
いつだったか、雨の日に車に轢かれそうになりました。
通学で養った、隼のような反復横とびで肘を打っただけでしたが。
横断歩道に突入した右折車。
こいつぁ、温和な僕でも堪忍袋の緒をゆるめますよ。
思いつく限りの文句が口から早く飛び出たそうだ。
「すいませ?ん。だいじょうぶですか??」
すまなそうに出てきたのは、30代の男性だった。
「あ?、大丈夫っス。かすり傷っス。」
僕よわ?!!。nimbus7942は水生生物にはサンダガ!!というように、台湾製のウクレレの弦のように、謝られたらすこぶる弱いのだ!!。
「雨が降ってたもので、気付くのが遅くなってしまって。」
今考えると、責任転嫁だ。しかも転嫁先、天候。
「雨ですもんねー。ハハハ・・・。」
帰ったあと、さっきはなかった痛みが肘に。結構な傷と痣ができました。このとき、僕の心はかっこ悪い怒りに満ちたのです。
「あんなに愛想良くしなくてもよかったのに・・・。」
「なんかもらえたかもしれないのに・・・。」
「轢いた相手が美人だったら、ある意味痛みもうれしかったのに・・・。」
等々。
そんな日をおくる、nimbus7942なのでしたー(今日のわんこ風)。