セシウムの胎動に抗う術

老いというものは、ほっといても来るものだ。
だが、年齢という数値データ以外には、いまいち不明瞭なものでもある。
老いとは、どういうものか。
例えば、あなたがベンチで座っているとき。
座っているだけなのに、ときどきため息を吐いたとすると、それは、老いだ。
そして、そのため息を隠そうとしない点も、老いだ。
また、そもそも用も無いのにベンチに座るという段階でも、老いだ。
座っているだけなのに、行く人行く人があなたに向かって手を合わせたとすると、もうボーダーラインだ。
例えば、あなたが道を歩いているとき。
前から来た男の子に、
「くせー!!。お前、うんにょ垂れたろ!!。」
と、言われたとする。
老いていないものは間髪いれず、100%のちからで「垂れてへんわ!!。」と言うだろう。
しかし、老いているものは違う。
「垂れてへんわ!!。」と言う一方、数%でも「もしかしたらさっきのおならのとき・・・。」とか考えてしまうのである。
この度合いが大きいほど、老いていると言える。
老いというものは、ほっといても来るものだ。
垂れてないときくらいは、100%のちからで「垂れてへんわ!!。」と言おう。

鰭脚類からのお中元

ずいぶん前、ある人へのプレゼントを決めあぐねている時期があった。
以前書いたように、プレゼントというものは渡す楽しみもあるけどセンスも問われる。
学校では教えてくれない分野だ。
「なにあげるかな・・・。」
そんなことをすっかり忘れていた帰路の車中。
向かいの女の子が読んでいた本を見て、ハッとした。
「ギャグ・だじゃれ大百科」
詳細なタイトルは忘れちゃったけど、とにかくそういう大百科なのだ。
感じとしては「昆虫図鑑」、「ドラえもん道具大百科」とか、「ポケモン大百科」的な、文庫本サイズで分厚いやつ。
これだ!!、と思った。
と、いうのは。
プレゼントする人というのは「サブいことで選挙権を得ている」と認知されているような人なのです。
この本をプレゼントとし、人生のバイブルとしてもらおう。
このような本を読まなくてはギャグが言えない人は、そもそも言わない方がいいだろうが。
で、本屋で探しやすいようにメーカー名や特徴を探すことにしました。
すると、表紙に「トドのおとどけもの」とあることに気付きました。
「トドのおとどけもの」!!!
「トドのおとどけもの」!!!!!!
おーい、みんな。
こっちこいよ。
「トドのおとどけもの」。
「かあさん。誰からだね?。」
「トドだわ。」
おしゃれ部分が2文字である。
階段だと2段目。
テトリスだと2段消し。
「ぷよぷよ」だとファイヤーかな。
・・・これを表紙に持ってきたかー。
もちろん、何が面白いかは年代によってかなり異なる。
ギャグ、ダジャレも、年代やタイミングがポイントだし。
そもそも、ギャグ、ダジャレの意義は多岐にわたり、不明瞭だ。
だが、上記3行を吹き飛ばすトド。
幼稚園でくだんのダジャレを得意げに言い、いじめの対象になったりしないだろうか?。
編集者は、対象が子どもだと思って、テキトーにしてないか?。
ゆゆしき問題である。
とりあえず、僕は「トドのおとどけもの」が通用するしないをいろんな人に試してたいと思いました。
たぶん、学術的に貴重だ・・・。
そんなこんなで無事にこの本 + 類似本をプレゼントすることに。
・・・封が開けられたとき、僕の選挙権が剥奪されました・・・。

怖くて、メアドでも変えるほかない。

おとといくらいに「悔しくて、土でも掘るほかない」というフレーズが浮かびました。
こんな言い回しはないはず。
でも、
やけに濃いものを感じるのは僕だけでしょうか。
なんだか、そこらの比喩を寄せ付けない負の力が漂っているように感じるのです。
英明「でさー。そいつ、俺が貸してたビックリマンシールをばら撒き始めたんだよ。」
陽子「うそー!。大変じゃん。」
英明「その上走り出しちゃって。もう回収不可能!。」
陽子「キラは?。キラシール。」
英明「全部だめ。もうほんと、きっついよー。」
陽子「まあ、もう大人だし、あきらめなよ。」
英明「ほんと悔しくて、公園で土でも掘るほかなかったよ・・・。」
陽子「・・・?。ああ、そうなん・・・・・・・・!!!。」
英明の指先を見て、陽子は言葉をなくした。
そして、最終電車の中でケータイをいじるのだった。

出世魚

ミミズが「地竜」と呼ばれるまで。
【意識の具現化】
:何かのはずみで「竜になりたい!」という意識が生じ、それがどこかで具現化する。
・知り合いのオーケストラを聴きに行き、バイオリン購入を検討したときの意識。
・下腹が油断してきたのを、大丈夫と言い聞かせてきた。だが、数値データとしてそれを突きつけられたときの意識。
【具現化した意識は、以下の手順を踏み、竜となる】
「ケーブル時代」
:全身を用いて何かを伝えようとする能力が養われる。
・電話線(一ヶ月)
・インテル入ってるの部分(一ヶ月)
・海底ケーブル(三ヶ月)
・光ケーブル(無料お試しキャンペーン中)
「ヒモ時代」
:長いものたる基礎知識、誇りが養われる。
・くつひも(虫の知らせが入り、切れるまで)
・あやとり(もう、どうにもならない状態になるまで)
・あけみとの生活(三ヶ月)
「ヘビ時代」
:忌み嫌われる存在でも、その誇りを失わない能力が養われる。
・酒に漬けられる(酒が琥珀色になるまで)
・川口浩に狙われる(2時間程度を数回)
・しっぽを持たれ、振り回される(気が済むまで)
「試練の第四時代」
:ここから「竜」としての気質が問われる。まさに登竜門。
:また、「土中」は「ミミズ」としての段階だが、ここでは例外的に雌雄同体をいかに楽しめるかが問われる。
・モップの一部(ほぐれるまで)
・土中(ミミズとして、一生を終える。)
・えさ(任務を果たすまで)
【最終試練その1】
風船が木の枝にひっかかってしまった子どものために、風船をとってあげる努力をする。
【最終試練その2】
「竜」という字を体で表現してみる。
【最終試練その3】 
竜のヒゲとして、その竜が天寿を全うするまで付き添う。
このような試練を乗り越えたとき、「竜になりたい!」という意識はもう一度ミミズとなり、漢方薬「地竜」になるため干される。
ということで、土の中のヤツはランク高いです。

夢、のようなものを売る商売

割れないシャボン玉についてはいろいろと話があります。
普通のよりはかなり頑丈なもの。
なんだか有機系のにおいがするもの。
配合量とか、混ぜるものとかで頑丈にできるんでしょうか?。
でも、シャボン玉は割れなくちゃダメでしょ!!。
そんなキレイなものは、儚くては。
永遠に存在してはイカンのです。
この、薄汚れ、ちょっとくさくて、駅のエスカレータが止まり、落とした10円玉がレジの裏に転がるような世界には。
そんなものの存在が許容されるのは、ディズニーランドのスタッフルームだけだ。

イチジク植樹準備

「木の葉を隠すなら、森に隠せ」
このブログでも何度か取り上げたことのある、有名な文句。
・・・
木の葉隠したいときなんて、ないよ・・・。
いくら比喩でも、参考にしにくい例だよ・・・。
ちなみに、木の葉を入手したい人、挙手。
・・・はい、もういいですよ。
主だった方は・・・。
アダムさんに、イヴさん。
あと、はっぱ隊のみなさんですね。
となると、上記の文句は、彼らと敵対する勢力が使用するんでしょう。
粗裸である彼らに敵対するということは、悪以外の何者でもないだろう。
「木の葉を隠すなら、森にしようぜ。」
「へっへっへ。あいつらの困る顔が目に浮かぶわい!!。」
僕は、そんなやつらは許せない。
そんなことになったら、とりあえず供給源を確保することにするよ。
追記1
粗裸:
半裸の上をいくレベルの造語なので、使っちゃダメ。
追記2
「木の葉を隠すなら・・・。」をヘタに(バカ正直に)採用してみました。
「不倫を隠すなら、数ある不倫実績の中に隠せ」
・・・とんでもない前準備が必要。
また、そこまでして隠す不倫は、本気だ・・・。

マスクへの嫉妬

ガスのにおいって、わざと付けられているとか聞いたことあります。
元々は無臭だけど、それだと漏れていることに気付かない。
だから、わざとにおいを付けたとか。
でも、鼻が利かないと分からない。
花粉症も流行していることだし。
色付けるってのはどうでしょう?。
最近は電気を使うから、ガスの出番が少ないけれどね。
と。
この話で「黄色」をイメージした人。
多いのではないでしょうか。
ガス、においと来れば「おなら」です。
最初に「おなら」に黄色を採用した人はすごい。
あのにおいは、黄色以外ありえない感じすら覚えるよ!!。
あのイメージは、住んでいる場所などで変わるのでしょうか?。
他国の人のおならイメージ調査が求められるところです。
まぁ、そもそも体調や食生活によってまちまちですけど。
緑の人はけっこういそうだ。
ばっちいな今回の流れ。
ちなみにガスに付ける色、黄色採用は微妙です。
・・・花粉症も流行していることだし。

めつぶし東京UFJ

「駅に張ってあるポスターにいたずらしてください」
もしこのよう言われたら(もちろん不問)、みなさんはどうするだろうか?。
こいつはだいぶセンス問われますよ。
僕はたぶん、考えすぎちゃって何にもできないな。
憶測だけど、多くの人は、ポスター人物の目を重点的に突くのではないでしょうか?。
はなみず
おはぐろ
ほくろ(+毛)
あたりのデフォルトとならび、めつぶしは一種の決まりごとのようでもあります。
このような、人の「目」に対する想いは、いわゆる「目は口ほどに・・・」を証明しているものでしょう。
みんな、なんだかんだ言って、目を見ればある程度は分かっちゃうんですね。
だから、ポスターのめつぶし行為は目の表情を消し去ることによって、その違和感を楽しんだり、全体の表情がどうなるかの確認をしたいんでしょう。
目を見て話すとは、よく言ったもの。
みんなも「嫌よ嫌よ」と言われたら、よーく目を見てみよう。
すごく怒ってると思うよ。
追記1
「嫌よ嫌よも好きのうち」という、個人的にはだいぶ使っちゃよくない言葉があります。
とにかく、「どれだけポジティブやねん!!」って感じです。

会話の残弾

例えば恋人達の、他愛もない会話風景。
女の子の方が、かなりどうでもいい、当たりさわりのない会話を選び出したとする。
今日、どういう交通手段でここまで来たか。
昨日のミュージックステーションでは、誰が出ていたか。
「あどれなガレッジ」がやっていたか。
近所の犬がうるさいだとか。
もちろん、例に挙げた話題でも、時と場合によってはベストチョイスだったりするわけだが、少なくともそういう感じでも無いのに、話し出す。
こういう恋人達の会話は、どうなんだ?。
・・・いいな・・・。
いや、否。
これはいけない。
べつだん恋人とかでなくても、よろしくない。
こういう場合、悪いのはもう一方だ。
例の場合で言うと、女の子の方は、既に相手方の会話に対する気力や情報が少ないことを見抜いているのである。
泳ぐ力が相手方にないのなら、広々とした浅瀬で遊ぶしかないのである。
ちなみに今回挙げた「当たりさわりのない」浅瀬には、一箇所深みがあるようだ・・・。
一方、男の子方。
弾倉を確認せよ。

星読みの夜

最近、また寒くなった。
そのせいか、星がよく見える。
ある友達が、「nimbusくんは、夜空ばっか見ているような人かと思ってた」と言った。
・・・どんな人やねん。
そんな人は星飛馬か、かぐや姫か、願い事ある人か、そういうギプス付けてる人か。
月の土地買った人か、「あの星俺の!!」とか言う人くらいや。
・・・案外いるやないか・・・。
それにしても、そんなことを言われても見たくなる星空だ。
空を見上げると。
僕は、生きてきた中で訪れたことのある場所でも同じように空を見上げているような気になる。
天草の星空。
京都の夜。
どこぞの5階ベランダからの風景。
こんな感じは、うれしくもあり、その場にいなくて残念でもある。
ちょっと言葉にはしがたい気持ちだ。
?「あなたは、旅の良さのひとつを知っているようですね。」
7942「こ、この声は!!。」
?「お久しぶりです。ミスターXです。」
7942「ミスター!!。いやー。ほんと、困っているときに現れてくれますね!!。」
X「そういうパートなんで。」
7942「で、ミスターは旅について何かありそうですね?。」
X「そう。あなたは「旅先を想う」という心をお持ちだ。」
X「それは、「旅の良さ」の中でも、かなり上位の部分です。」
7942「100人に聞きましたで言うと?。」
X「あるあるの声が多数、大音量です。」
7942「そうですか。で、ミスターは何が「旅の良さ」だと?。」
X「そりゃあ、「かきすて」ですよ。」
7942「かきすてですか・・・。これは・・・、方向(下)によっては、このブログ始まって以来の有事ですよ。」
X「とにかくかきすてましたよ。ネオン街。」
7942「ネオン街!!。いいですね!!。」
X「山のように。」
7942「山のように!!。何コースなんですか!!。」
X「夜、暗がりまで乗せて行ってね・・・。」
7942「夜!!。やっぱり夜ですか!!。こいつは星空がどうこう言ってる場合じゃねぇ!!。」
X「ザザザーっと。」
7942「何ですかその擬音!!。想像だにしないスペクタクルが!?。僕の頬も色づいてきましたよ!!。」
X「医療廃棄物を、こう。」
7942「ちょっと待って!!。問題点、疑問点をつぶさに洗い出して、ミスターZに報告するから!!。」