鰭脚類からのお中元

ずいぶん前、ある人へのプレゼントを決めあぐねている時期があった。
以前書いたように、プレゼントというものは渡す楽しみもあるけどセンスも問われる。
学校では教えてくれない分野だ。
「なにあげるかな・・・。」
そんなことをすっかり忘れていた帰路の車中。
向かいの女の子が読んでいた本を見て、ハッとした。
「ギャグ・だじゃれ大百科」
詳細なタイトルは忘れちゃったけど、とにかくそういう大百科なのだ。
感じとしては「昆虫図鑑」、「ドラえもん道具大百科」とか、「ポケモン大百科」的な、文庫本サイズで分厚いやつ。
これだ!!、と思った。
と、いうのは。
プレゼントする人というのは「サブいことで選挙権を得ている」と認知されているような人なのです。
この本をプレゼントとし、人生のバイブルとしてもらおう。
このような本を読まなくてはギャグが言えない人は、そもそも言わない方がいいだろうが。
で、本屋で探しやすいようにメーカー名や特徴を探すことにしました。
すると、表紙に「トドのおとどけもの」とあることに気付きました。
「トドのおとどけもの」!!!
「トドのおとどけもの」!!!!!!
おーい、みんな。
こっちこいよ。
「トドのおとどけもの」。
「かあさん。誰からだね?。」
「トドだわ。」
おしゃれ部分が2文字である。
階段だと2段目。
テトリスだと2段消し。
「ぷよぷよ」だとファイヤーかな。
・・・これを表紙に持ってきたかー。
もちろん、何が面白いかは年代によってかなり異なる。
ギャグ、ダジャレも、年代やタイミングがポイントだし。
そもそも、ギャグ、ダジャレの意義は多岐にわたり、不明瞭だ。
だが、上記3行を吹き飛ばすトド。
幼稚園でくだんのダジャレを得意げに言い、いじめの対象になったりしないだろうか?。
編集者は、対象が子どもだと思って、テキトーにしてないか?。
ゆゆしき問題である。
とりあえず、僕は「トドのおとどけもの」が通用するしないをいろんな人に試してたいと思いました。
たぶん、学術的に貴重だ・・・。
そんなこんなで無事にこの本 + 類似本をプレゼントすることに。
・・・封が開けられたとき、僕の選挙権が剥奪されました・・・。

「鰭脚類からのお中元」への2件のフィードバック

  1. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    ダジャレ本を送られた人の友情フラグも消滅。
    ファイヤーて2段目だったかな。

  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    ぷよぷよ連鎖時のボイスは、なに言ってるか、わかりません。

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