転変身

食材に対して失礼なことに「一度細かくしてから、元の形に整える」がある。
例えば、魚の形をしたかまぼこを作る鋳型があったとしよう。
白身魚たちは練られながら鋳型を目にし、こう思う。
「けっきょく魚の形にするんだったら、僕らを砕くなよなー。」
「砕かれても結局魚の形にされてやんの、って思われるのが辛い。」
「僕らがサブい、みたくなる。」
こんなことをされるくらいなら、彼らは砕かれたのち、木の板にこそぎ付けられ、めでたくもないのに紅白に塗られたほうがましだ、と考える。
元の形を模倣することは、あまりにかわいそうである。
むしろ、逆方向への形変換が、彼らにとって救いだ。
この点において、「たけのこの里」はみんなにやさしい。
カカオたちは思うだろう。
「たけのこの形にするということなら、砕かれるのもしょうがないか。」
カカオたちにとって「たけのこ」は正反対のものであると考えられているので、それを知るものは板チョコになったとしても、ケーキになったとしても自分の今の姿が気に食わないという。
キノコもなかなかの逆カカオっぷりだが、やはりたけのこ。
他の追随を許さない。
開発者がたけのこを模倣した意味は、ここにある。
カカオが自分の今の姿に納得した分、「たけのこの里」は少しおいしくなってるのだ。

しまう

今日の「ぷっすま」は、なにやら「うまい棒」をシェフが食べ比べしているようだ。
そのコーナーはすぐに終わってしまったのだが、僕は見逃さなかった。
そのシェフは少し食べた「うまい棒」の残りを、袋の中にしまおうとしていたのだ。
僕の人生を振り返ってみても、うまい棒の食べかけを袋に押し込めたようなシーンはない。
確かにボリュームのあるお菓子だが、食いついたら最後、うまい棒が再び袋の中に戻ることはなかった。
うまい棒を押し込めたシェフの指には、丸いあとが残ったのだろうか。
その指でソースの味見なんかをするのだろうか。
それは、きき酒の、口に含んだ日本酒をはき捨てるような行為と等しいのだろうか。
「一口は自分のもの。残りは大地の神のもの」みたいな信条なのだろうか。
通常のさくっとしたものと、ちょっとシケたものの、両方を楽しむ魂胆なのだろうか。
自分の料理にトッピングするのだろうか。
持ち帰って、ジョンにあげたりするのだろうか。
その袋を、誰かのかばんなどに仕込むのだろうか。
うまい棒をしまう行為は、ちょっと予測がつかない。

千夜釣行

ずんどこべろんちょ!!。
自転車から降りるとき、いつもジャケットのすそがサドルにひっかかる、7942ちゅーっす!!。
僕は、輝く太陽の下、ラ・パルレの青い海でクルージング中。
イルカたちも、一緒だよ!!。
おっと、弘樹が何かを釣り上げたようだ。
見に行ってみよう。
弘樹ー、何釣れたー?。
あ、愛媛?。
これでやっと、四国リーチだね。
日本が沈没して2年。
唯一生き残った人間の弘樹と僕は、イルカ達と一緒に日本を探すクルージングを続けている。
2年間で、四国はリーチ。
東北地方や関東もだいぶ集まった。
北海道は浮いてたし、この調子だと日本再生は結構早いかも!!。
でも、「俺ら繁殖能力ゼロ」という気持ちで、僕はよくうなされるんだ。
そして、この気持ちのときだけは、イルカのまなざしにも、弘樹のグラスにも、腹たってくるんだよ・・・。
あ、あーっ!!。
もうこのテンションが切れる時間になった!!。
お疲れ様でした。

押して帰るか。

一般的な自動車、な。
あれな、よく知らないけど、4人乗り、5人乗りとか言われてるんだよ。
でもそれって、運転手含めてるじゃん。
運転手はな、自動車にとって、デフォルトだよ。
その人も乗車許容人数に含めたら、だめだよ。
例えばな、ここにほどよく焼けた肉が、5枚あるとするよ。
2人でそのテーブルを囲んでいるなら、やっぱり2?3枚分は、相手属性の肉だと思わなくちゃ。
「2、3枚が相手の分なのは当たり前だから、僕のは残りね。」
自動車も、残った分で考えなくちゃ。
「1人は自動車の初期装備だから、残り分で乗りましょう。」
残った分じゃなくて、あるもの全てで考えていいのは、近未来まで待とうや。
運転できない5人が乗車している姿は、時としてかわいいが、時としてせつな過ぎる。

紫煙八景・反面教師

以前、カレンダーにて「ディライト兄弟」云々と書いた。
説明するのもこっぱずかしいが、日本たばこ産業がCMでよく言っている「ディライト」と、空飛んだ「ライト兄弟」をかけたものだ。
これ、僕のイメージだと、「ディライト兄弟」は「間宮兄弟」である。
(唐突に間宮某というのも何なのだが、そんな映画があったのだ)
彼らの雰囲気は、「絶対にポイステしません。」という感じ。
そして「たばこ、吸いません。」という感じでもある(あくまでイメージ)。
そんな雰囲気を持つ兄弟が、吸殻などを拾い上げるCMなんてのは、案外いいかもしれないと思っている。
ただ、さわやかなだけじゃ面白くない。
最近のCMの終わりでよく見られる、「この言葉を検索してね!!。」的なやつを、いやな風にして入れてほしい。
※テキストボックスにキーワードが入力されており、ポインタがおもむろに「検索」ボタンをクリックし、CMは終わるというもの。
ところで、あれを見て「検索せな!!。」と思う人はどのくらいいるのだろうか。
結構多く見られることから、そこそこ一定数はいるのかも知れない。
でも、僕は嫌いだ。
CM見せておいて、さらに検索しろという、堂々さがいやだ。
ということで「ディライト兄弟・間宮兄が捨てられた吸殻を拾うバージョンCM」の最後には、
「肺がん 呪い 七回忌」を検索!!
と入れてもらうことにする。
なかなかに、JTの謙虚さが伝わってくるではないか。
JTにたどり着かなそうだが。
そして「ディライト兄弟・間宮弟が学校の便器に捨てられた吸殻を見つめるバージョンCM」の最後には、
「藤子・F・不二雄 藤子不二雄A 合体するとフルアーマー」を検索!!
と入れてもらうことにする。
これもかなり、JTにたどり着かないだろう。
そんなこんなで、今日は終わりだ。
ちょっと、ゲームで忙しい。

だめな日

今日は、だめだ。
なんか、書いとくから。
使っていいよ。
「人にやさしくできる人は、人にやさしくされたい人だ。」
※ちょっといいことしたら、思いっきり恩着せがましく言おう!!。
「ワタシノ ツマハ モノヲ ツカムコトガ トクイデス」
※なにやら似たのを聞いた気がするけど、気にするな!!。
「ねり消しをねり続けると、だんだん垢と入れ替わってきます。」
※手っ取り早く純粋な垢を手に入れる方法だ!!。
「ロミオ(の庭師)とジュリエット(の庭師)」
※物語は、ヒーロー、ヒロインだけのものじゃない!!。
「ぱ、パーマとやらが、僕のあたまに!?」
※実際に言ってみたことがあります。
追記
なんだこれ。

友達機能

ブログを書くとき、まずはリンクの「管理者ページ」に入ります。
するとブログ管理画面のようなものになり、「新規投稿」や「過去記事の管理」などができるコーナーとなります。
本日、それらの項目に「友達機能」なるものが追加されていました。
何なんだ、友達機能。
たまごっちみたいなものか。
項目を選択してみると、いきなり「現在登録されている友達はいません」と来た。
ああそうさ。
その通りさ。
よく見ると、詳細な設定ができるようで、色々なタブがある。
「友達機能トップ」や「友達の管理」、「機能設定」というのは、さらに「友達申請受付」、「スパムチェック」に派生している。
「友達機能トップ」
やはり、なんつーのか。
すごく落ち込んでいるとき、そばにいてくれるような?。
そんなんだと思うんだ。
「友達の管理」
たまーに会うと楽しいけど、いつもは疲れるな。
何かしたいらしいんだけど、いつもから回りしているな。
そんな友達がいるのだろう。
そんなやつは「極たま」フォルダに入れておこうか。
「機能設定」
・・・「友達申請受付」
「自分はいつだって開かれている!!」と思っていたけど、これをONにするのを忘れていたようだ。
今までに申請してくれてた人、ごめん!!。
そして、そんな人いなかったら、自分自身に、ごめん!!。
・・・「スパムチェック」
最近は友達にもスパムが付いてるのか。油断ならないね。
スパムが付いてる友達の見分け方に「影を踏まれると動けなくなる」があるって聞いたけど、本当かな。
結局、友達機能って何なんだかわからないが、僕は「弱」に設定している気がする。

ぬりえ

近所にある薬局のマスコットキャラクタはカバであるようで、店内には、子供たちの作品「カバのぬりえ」が大量に展示されている。
誰でも一度は見たことがあるだろうが、この手のぬりえ展示は大迫力である。
子供たちの多くはカバの輪郭を超え、ぬりえの既成概念を超え。
作品の多くは「カバ」ではなく「色鉛筆」となっている。
また、明らかに「戦争を経験したので、トラウマがあります」的な絵も見え隠れする。
とにかく、色とりどり。
カバにはこれほどの亜種が存在しただろうか。
と、ちょっと気になった。
この薬局のマスコットが「キリン」だったら、このような「色とりどり現象」には、ならなかったのではないだろうか。
ある程度の差異はありそうだが、おおかた「黄色に点々」で落ち着くのではないだろうか。
もしそうだとすると、今回見られた「カバ、色とりどり」現象は、何を意味するのだろう。
1.
「現代人の、カバに接する機会が失われつつある」
日本には野カバは存在していない。
今回の「カバに接する機会」について考えれば、残念なことかもしれない。
しかし、野カバがいる地域の人々にとって、それはかなり恐れられている存在であることを考えると、やはりせいぜい動物園で遠めに眺めるといった程度でよいと思われる。
だが、動物園では「カバに接する機会」の減少に歯止めをかけることは難しいだろう。
なぜならば、彼らはたいがい「やたら濃い緑色の、何かが浮いている池」に入っていることが多いからだ。
また、もし陸に上がっていたとしても、子供はもちろん大人たちですら「口開かないかな」などと考えてしまうため、詳細な特徴を気にしなかったりしてしまうのだ。
よって子供は「カバの、いろ・・・?」という雰囲気になり、自分の好きな色を塗ってしまうのだ。
2.
「結局、カバはなんだかよく分からない色をしている」
今、「ジョジョの奇妙な冒険」を読みながらコレを書いているが、現段階で「カバの色」を的確に示す言葉を、僕は知らない。
おそらく、この「知らない状態」は、四半世紀は続くだろう。
そのくらい、彼らの色は形容しがたい。
「カバの色って、どんな?」と聞かれても、何も答えられないのだ。
例えば、「カバって何でできてる?」と聞かれたときは、「古い真鍮だよ」とか嘘をつけるのだが、「色」を聞かれると、さほどへんちくりんな嘘は用意できない。
八方ふさがりである。
このように、色々な意味で困った色なので、子供たちは自分の好きな色を塗ってしまうのだった。
3.
「イソジンうがい薬などの、カバキャラの色が統制されていない」
調べるのもおっくうだが、確かイソジンうがい薬のキャラクタはカバで、オレンジ色だったはず。
また、他の何かのキャラクタでは、ピンクだったり、水色だったりした気がする。
このカオスっぷりは、キリンやゾウではあまり見られない。
おそらく、これらの色カバキャラを生み出した人は、上記の1で水面に鼻と目と耳のみを出すカバを見、2の理由で色辞典に「かばいろ」がないことを調べ上げ、自分の好きな色を塗ってしまったのあろう。
もしくは1と2を経験した、子供本人である可能性も否定できない。
とにかくメーカーは自社キャラクタに対して、もっと適切な設定をしてほしいものである。
以上3つが「カバ、色とりどり」現象の起因である。
皆さんもカバを色つきで書く機会があったなら、以上を踏まえたうえで、反色彩検定的なカバに仕上げよう。