フェアリーテイルその2

(10月17日からの続きなんで。)
「おーい、久しぶりー!」
「何だ、お前か。」
「買っちゃったよ。」
「何を?。」
「完全音声入力を再現したパソコンだよ。」
「そんなんあるのか。」
「どんな場合でも、どんなエラーが出ても音声で対応できるんだ。」
「ふーん」
「でも、腑に落ちないところがあって。いまいち効率がよくないんだよなー。」
「何の?」
「文字とかを打ち込むスピードだよ。確実にキーボードよりも早く喋るし、機械も正しく判断してくれてるんだけど。」
「・・・そのパソコン、キーボードついてなかったか?」
「それが、ついてるんだよ。音声で全部フォローできるのに。」
「・・・お前、妖精の話、知ってるか?」
「・・・?」
「妖精がある家に住み着いて、夜中に色々な仕事をしてくれる。そのおかげで住人は大助かりっていう話。ヨーロッパなんかでよくあるおとぎ話だ。」
「うーん、聞いたことあるかも。」
「お前、いつかキーボードと人間の指の大きさの相関性について話してたよな?」
「うん。」
「ひとつ教えてやる。」
「・・・」
「人間の指の大きさと妖精の足のサイズは、ほとんど同じらしいぜ?。」

フェアリーテイルその1

「パソコンのキーボードって、何でこんなに打ちにくい配置なんだろ?」
「日本人だからじゃね?」
「でも、アルファベット順ってわけでもないよ?」
「それな。何か昔、まだコンピュータの性能が低かった時代、わざと打ちにくいようなキー配置にして、人間の打ち込むスピードがコンピュータに勝らないようにしたっていううわさがあるぜ?」
「きみ、それ知ってて日本人どうこう言ったんだ・・・。」
「その配置が結局残ってしまったらしいんだ。」
「ところで今、パソコンって小型化されてるよね?。ノートパソコンとか。」
「何だ?。いきなり。」
「あれって、実はこれ以上小さくならないらしいよ?」
「何で?」
「コンピュータなわけだから、どうしても入力が必要だよね?。そうなると、キーボードの場合がほとんどだから、ボタンもそこそこの大きさじゃないとダメでしょ?。人間の指の大きさが律速になるんだよ。」
「ふーん。」
「モニタは角膜に直接投影とかでコンパクトに、記憶装置はどんどん小さくなるかもしれないけど、当分の間はキーボードのせいでこれ以上小さくならないんじゃないかな?」
「でも、脳に電極差すとかは無理だろうけど、音声入力の実用性を考えるだけでも小さくなりそうだけど?。家庭で使うような用途のパソコンだったら、十分だと思うけど。」
「そっかー。それじゃ大きさはさらに小さくできるね。」
「まぁね。でも、小さければいいってもんでもないぜ?。」
抑揚のないまま、10月18日へ続く。

コクーニング準備として。

世界が、動き出した。
どこに向かって、か?。
「さなぎの中身」に向かって、だ。
アクセス解析で検索ワードを見ると、「さなぎの中身」を見るのが多くなりました。
来ました。
「さなぎの中身」ブーム。
もう、気持ち悪いなんて言わせない。
完全変態レボリューション。
それにしても。
最近いきなりさなぎが湧いて出てきたわけではないのに、何でこんなにさなぎワードが出てくるんでしょうか?。
前にも書きましたがこんなもので盛り上がるのは局所的でいいのです。
1.当ブログを見る人は特異的だ。
→否定しません。
2.ホントにブーム。実はバンド名とかでもある。
→たぶんない。そして知らない。
3.さなぎの中身に興味を持つ人の割合は常に一定である。
→人間、たくさんいるから。
調べている人には申し訳ないけど、このブログでさなぎの中身について書いたのは一回こっきりなので、ごめん。
ところで調べる人は、さなぎの中身が何だったらいいと思ってるんでしょうか?
今、とりあえず「さなぎの中身 あんこ」で調べてみたところ、結構件数でます。
やるな、みな。
「酢飯」、「小銭」、「裏ごししたじゃがいも」、「カスタード」とか考えてみたけど、やっぱり「あんこ」はいいね。
僕はなんとなく、羽化のときに湯気が出てたらやだなぁと思いました。

モニタ越しアナリシス

ない。
今日は書くことない。
でも、なんか書くよ。
「いまだに「b」と「d」を書き間違えそうな芸能人ベスト100!!」
間違ったのを、その上から修正をすると「Φ(ファイ)」みたいになります。
「動物と話ができそうな芸能人ベスト100!!」
僕は「ちょうだい」と言う犬のマネをすることができます。
「もうそろそろ字幕をつけたほうがいいと思われる芸能人ベスト100!!」
あんまり関係ないんですが、私はよく「噛む」ほうです。
「おばちゃんに「あの人ガンだわ」と言われてしまいそうな芸能人ベスト100!!」
早期発見はおばちゃんの目に。
もちろん100人も思いつかないですが、上位3人くらいは誰しも思うところがあるのではないでしょうか?。
少なくとも私はありますよ。

五臓七腑にしみこむピースたち

この間、お出かけしたんですが、ふと「あずきと抹茶と白玉とバニラアイスが混ざったようなもの」が食べたいと思いました。
ほぼクリーム抹茶あんみつだと思うのですが、これを食べたいと思ったことなんてありませんでした。
それをふと思ってしまった今日、何かあるな・・・。
よし、今日はどれだけ好きなものが食べられるか。
挑戦です。
制限時間は2時間。
・ネギ焼き

・ぜんざい

・黒ゴマプリンきな粉パフェみたいなの

・あべかわ餅

・きな粉餅

・みたらし団子

・抹茶

・チーズブタ玉
結構食べたね。
ぜんざいは白玉トッピングが可能だということで、餅入りなのに頼んだら不思議な顔されました。
また、この系譜より、僕がお好み焼きと餅が好物であることが分かりました。うすうす感づいていましたけどね。
わかったこと。
「甘いものは別バラ」という言葉がありますが、あれはホントだ。
第1胃は主食、第2胃は甘いもの。
よく、口をもぐもぐさせて歩く若い女性がいるが、あれは、アレだね。
アレをアレしているわけだ。
あ、アレ?。
クリーム抹茶あんみつないやん・・・。

石の運命と、耐えない盾

「ちょっと、ここにいさせてもらっても構わないですか?。」
目の前に現れた、いかにも天使っぽい天使が僕に言った。
「君、天使でしょ?。何しに来たの?」
「・・・」
「別に僕の部屋で休まなくてもいいでしょ?」
「いや、ここにいさせてください。たった一日ですから。」
・・・
「君は明らかに見てくれが天使だから、細かいことは言わないよ。僕は、死ぬんだね?。」
「はい。一日後、この場所で死にます。突然建物が倒壊するんです。」
「正確には、どのくらい?」
「あと、23時間4分です。」
ロケット打ち上げ残り時間みたいだ。
けど、僕に届くのは打ち上げ成功のニュースではなくて死なのだ。
朝、天使のような寝顔に別れをつげ、いつもの通勤が始まる。
「明日、世界が破滅します」というニュースが4月1日以外に流れたとしても、自分はその一日を何事もなく、普段どおりに過ごせるだろう。
僕はよく、そんなことを考えていた。
世間も、おそらく映画などで見られるようなパニックなんか起こさないんじゃないかな?。
人間、どんな場面でも色々考えるから、そうそう自分をさらけ出したりはできないもんね。
だから、僕は天使から聞かされた事を十分に理解していても、その日を普段と変わりなく過ごすだろう。
だから、僕は普段どおりに帰路につくだろう。
だから、僕はその瞬間でも安らかな気持ちだろう。
僕にとって今、生命よりも最優先されるのは、もう一度天使の寝顔が見られるかどうかなのかもしれない。

石の運命と、その矛先

「ちょっと、ここにいさせてもらっても構わないですか?。」
目の前に現れた、いかにも死神っぽい死神が僕に言った。
「君、死神でしょ?。何しに来たの?」
「・・・」
「別に僕の部屋で休まなくてもいいでしょ?」
「いや、ここにいさせてください。たった一日ですから。」
・・・
「君は明らかに見てくれが死神だから、細かいことは言わないよ。僕は、死ぬんだね?。」
「はい。一日後、この場所で死にます。直径30cmの隕石が命中するんです。」
「正確には、どのくらい?」
「あと、23時間4分です。」
ヤフオクの残り時間みたいだ。
けど、僕に届くのは落札を知らせるメールではなくて死なのだ。
朝、死んだような寝顔に別れをつげ、いつもの通勤が始まる。
「明日、地球に火星人が挨拶にきます」というニュースが4月1日以外に流れたとしても、自分はその一日を何事もなく、普段どおりに過ごせるだろう。
僕はよく、そんなことを考えていた。
世間も、おそらく映画などで見られるようなパニックなんか起こさないんじゃないかな?。
人間、どんな場面でも色々考えるから、そうそう自分をさらけ出したりはできないもんね。
だから、僕は死神から聞かされた事を十分に理解していても、その日を普段と変わりなく過ごすだろう。
だから、僕は普段どおりに帰路につくだろう。
だから、僕はその瞬間でも安らかな気持ちだろう。
僕にとって今、生命よりも最優先されるのは、この前僕のソーセージを奪った米山を、どのようにして部屋に呼び、愛用の椅子に座らせるか、ということだろう。

指先の死闘

プレステのボタンが効かなくなりました。
L2という場所でして、すごく力強く押せば効くのですが、そこは僕にとっては中指担当なので結構つらい。
けど、このコントローラを使っていて一つ気付いたことが。
なんだか「よーし!、いっけぇー!!」感が得られる気がするのです。
ごめん、分かりづらい?。
いつもはやんわり押せば言うこと効くものなんですが、ここぞというときには容赦なく押さなくてはいけない。
例えばサッカーで力いっぱいシュートを打ったときの「いっけぇー!!」。
このコントローラを使えば、力を入れるという共通点からかゲーム内のここぞという場面でもそれが味わえるのです。
指先の体感ゲームのようなもの。
ゲーセンとかではボタンなんかを押す強弱が重要なものもあったりします。
しかし、指先レベルになると結構つらい。
けど、味わえる「いっけぇー!!」の感じはちょっといいかも。
1.野球ですごく打球を飛ばしたとき
2.ゲートボールででっかいホッチキスの針みたいなのをボールがくぐろうとしたとき
3.ハンマー投げで室伏りんこなとき
4.針に糸をとおすとき
5.コーヒーにミルクを垂らすとき
6.圏外ギリギリから重要なメールを送信するとき
7.尋常じゃない量のデータをHDから削除するとき
8.ビリヤードで最初の三角フォーメーションを崩すとき
9.改札をSuicaで通るとき
この中だと4と5の間くらいの「いっけぇー!!」感。

二人だけれど、ばみるのは一ヶ所。

なんだか夜の駅とかをウロウロしていると、いますね。
自縛霊。
と、イチャつく人々です。
こんなところでそんなことしちゃダメだ!!、と思う一方、別にそれほど迷惑もかけられてないな・・・、とも思います。
けど、こう書いたところで、あの行為に対して怒りを感じている人も多いかと。
なんで、道の隅っこで抱き合っているのを見るだけで怒りを感じるのか?。
考えてみた、わかった。
「風紀を乱す」とかは嘘です、嘘。
あの行為をされると、通行している人たちは「通行人A」の役を、強制的にさせられてしまうのです。
それがいやなのです。
本人達はそう思っていなくても、周りの人は本能的に
「あー、お前ら主人公ですかい。ほなら、俺らは脇役やな。」
と思ってしまいます。
通行人だろうと石ころだろうと雑草だろうとトーテムポールだろうと、主人公以外は無機質で無感動なものばかり。
不愉快極まりないですね。
「道の隅で抱き合ってるだけで、迷惑かけてませんよ?。」
いやいや。
そのとき、アナタは道行く人に「愛の高架下」とかいう台本を配っているのです!!。
ということで、道でイチャつきたい人は、見てる人も主人公になれるようなイチャつきを考えよう。
追記
誰に言ってるんだろう、僕・・・。

適材適所

乾季の続く中、今年も魃(ひでりがみ)へ供物をささげることとなった。
雨が降らなければ、村が全滅してしまうためである。
村長である私は、いけにえとして若い娘を村の中から選び出さねばならない。
つらいことだが、背に腹はかえられない。
村長「いけにえとして、君たちの中から一人だけ選ばねばならない。」
きく「そ、そんな・・・。」
まさ「しかたのないことです。」
みよ「覚悟しております。」
村長「私には、君たちからいけにえを選ぶ権利があるようだが、同時に君たちの話をいくらでも聞く義務もある。何か、これだけは言っておきたいということはあるかな?。」
まさ「選ばれても構いませんが、家族のことだけが心配です・・・。」
みよ「選ばれたなら、きっと魃さまの怒りを鎮めてみせます。」
きく「もっと、村共通のラー油の容器は清潔にするべきです。」
村長「けってーーーーーい!!」