そこそこ歳をとっていれば、誰だって「俺、ここ悪いんとちゃう・・・?。」という部分があるはず。
このような思いは、第三者に「君は健康みたいね。」と言われれば即座に払拭されるに違いありません。
お医者さん、テレビ番組、星座占い、おみくじ、小学校高学年・・・。
程度の差はあれど、どれもその力を持ちます。
「健康診断」。
僕だって冒頭に書いたようなことを考えたりしますが、健康診断に行くくらいなら第三者に「お前は親孝行を早めにしとけ」とか言われた方がいいとすら思ってます。
(ところで、上記の第三者はいいこと言うてる。)
「健康診断」が苦手なのです。
もちろん、健康を維持するために必然的に行われなければならないものだということは認識しているつもりなんですが。
でも、採血が。
注射がいけない。
何がいけないかって、痛い上に、刺さることが分かっちゃっているのが、いけない。
寝てる間とか、土だんごを作っているときとか、猫と遊んでいるときに、さりげなくしていただいたら、たぶん気付かないと思う。
特に猫と遊んでいるときなどは、ひっかかれたと思うだろう。
しかし、注射を打つときは、まずスースーする脱脂綿で被害予定箇所を入念に拭かれる。
そして、「チクッとしますよ」という、痛みをなんら緩衝しないことを言われるのです。
そんなこんなで健康診断2007。
行ってきた。
あと3回くらいやる。
続く。
投稿者: nimbus7942
自損事故
昨今の日本お笑い文化を躍進、かつ高水準で維持するため、日本政府は保険会社に対して「ギャグ保険」関連の商品化を働きかけた。
「ギャグ保険」に加入していれば、舞台、職場などで試みたギャグが万が一ウケなかった場合、以下の契約内容が施行される。
・ギャグの完成度とウケなかった具合から、適当額が支払われる。
・「拍手の入ったCD」が保険会社から郵送される。
広報は「この制度で、今まで貯めておくことしか出来なかった個人レベルのギャグが発掘され、お笑い文化がさらに躍進する」としている。
また「ギャグ事故保険」は、うかつにもギャグっぽいことを言ってしまった場合(かこいが出来た→へえ)、それが故意でないことが証明できた場合のみ適応される商品である。
適応されると、以下の契約内容が施行される。
・文字数に見合った保険料(2文字が契約料、保険料ともに一番高い)が支払われる。
・詳細(仮名可)が新聞に掲載される。
例:「○月×日の「かこいが出来た→へえ」は、ギャグではありません。ミッキーのママより」
広報は「この制度で、高純度のギャグのみが残ります。ちなみにギャグは基本的に2文字からです。」としている。
一方、「日本お笑い文化がギャグのみで成立しているわけではない。」との批判も上がっている。
夢賃その2
昨日からの続きです。
【あらすじ】
インタビューで叶えたい夢を聞かれたときのために、言うの用意しておこう!!。
叶えてもらいたいけど、あまりに突拍子もないと、叶えてもらえない。
どのようなものがいいのだろうか。
・尊敬する○○に会いたい。
前日のマイケルもこのパターン。
いるからには、会えるチャンスはあるはずで、テレビ局が総力を挙げればほとんどの人には会わせてもらえそう。
また、感じのよい理由付けがあれば、なおさら。
バスケが大好き→マイケルに会いたい。
野球が大好き→松井に会いたい。
芸能界でのポジションが大好き→岸部一徳に会いたい。
また、各国に見られる降霊的な技術を導入すれば、フォロー範囲が広がるに違いない。
ピラミッドが大好き→クフ王に会いたい。
昔飼ってた犬が大好き→ぷりんちゃんに会いたい。
Drスランプが大好き→アラレちゃんに会いたい。
あの頃の自分に戻りたい→あの頃の自分に会いたい。
しかし、降霊術を用いることは倫理的に極めて危険であり、そもそも降霊で上記例を解決できてしまったら、それはそれで大問題となってしまう。
会いたい人は現存する人にした方がよい。
・○○を経験したい。
スカイダイビングやカツオ一本釣りなどが該当する。このほか「逆上がりができるようになりたい」も、この部類に入るだろう。
これも、番組として成り立ちそうなものを挙げさえすれば、採用されそうだ。
これも、感じのよい理由付けがあると映える。
高所恐怖症→でも、スカイダイビングをやりたい。
たたき恐怖症→でも、カツオ一本釣りをやりたい。
一徳恐怖症→でも、岸部一徳といっしょにめぞん一刻をやりたい。
画期的なアイデアだと思ったのに、誰も賛同しない→でも、俳句ロックをやりたい。
逆上がりの練習中、先生の顔を蹴り上げてしまった→でも、逆上がりをやりたい。
幽体離脱のおかげで、これまで難事件を2件解決している→でも、無重力状態になってみたい。
このように、一見どうしようもないことでも、具体性さえ挙げることができれば案外イケるのではないかと思う。
ダメモトで一番したいものを言ってもよいかもしれない。
・宝くじ当てたい。
買っとけ。
今回は3つ、例を挙げたが、いきなり夢を聞かれてもどう答えたらよいのか、返答に困る人も多いだろう。
そういう人はとりあえず甘えた感じで「ひゃくおくまんえんほしい。」とでも言っておくといい。
運良く叶えてもらえたら、今回の例をほとんど満たすことができ、そうでなくとも、いじってもらえるかもしれない。
ちなみに僕は、バランスを押さえたベスト夢を用意し、インタビューに備えている。
「夜、蛍光灯を付けていない電車に乗る。」というもの。
あなたもいつインタビューされるか、知れたものではないので、用意しとこう。
番組もうやってないようだけど。
夢賃
明石家さんま司会で、正月にやる番組に「あなたの夢かなえます」のような内容のものがある。
不特定多数の人にインタビューし、その中で番組の嗜好に耐えうるものをいくつかチョイス。
番組でさらにしぼり、TVやら風水の力を利用して実現させるのだ。
過去のケースでは、確かマイケル・ジョーダンに会うとか、マイケルのジョーダンさんを訪問するとか、バスケのうまい、背の高い人からレクチャーを受けることができるとか、そういうのが実現していた。
番組を見たことのある人は知っている。
その場で挙げられ、実現してもらえる夢というのはユニークであり、「夢TOP10」からすると「8から10位」のものであることを。
「月に行きたい」
「空を飛びたい」
誰もが思う、夢TOP10でも上位と思われる事象。
これらをインタビュー時に挙げても、おそらく取り上げられないだろう。
ユニークでないし、TOP10上位。ちとムズイのである。
せいぜいTV的な代替処理で終わるはず。
(それはそれですごい経験だけど・・・。)
ならば、「いちごジャムのフタをあけてほしい」などの方がまだ採用される可能性が高いと思う。
ユニークだし、TOP10ではスポットライトにも入らないだろう。
「すぐ終わっちゃうじゃん」との声もありそうだが、文章の頭に「パワーショベルで」と付ければあら不思議。
パワショ歴20年のベテランの紹介と、筆を装着し字を書くデモンストレーションが必要となり、番組的に映える要素となる。
ただし、多くの視聴者は「パワーショベルでいちごジャムのフタをあける」夢を持つ人物は皆無であると考えている。具体的に言うと、いないということすら考えていない。
よって、「こいつ狙ったな」的な印象を与える可能性は高いだろう。
かなってほしい夢だけど、まず採用されないこと。
採用されそうだけど、引き出しにしまってある机のどこかの部品くらいにどうでもいいこと。
インタビューのあいだ、我々は「TVで、ぎりぎりいけるヤツ」を夢から探さなくてはならないのである。
だから、前もって準備しておくべきだ。
今日ものんびり。
明日へ続く。
私のために争わないで。
このまえ僕にかかってきた電話は、「ADSLから光にしろ」というものだった。
「光」にすることになった。
現在のプロバイダとは違うところなので、そこにはサービスお断りの電話をしなくてはならない。
光のくだんを断れなかった僕が、サービスお断りをできるだろうか。
難しい世の中である。
二刀流
ある拍子に自分の部屋が片付いていないことに気付くとは、ままあることである。
買ってきたジュースの缶が床に置いてあったり、読んだ本を本棚に返していなかったり。
でも、大きな原因のひとつは「いまでは必要ないもの」が多すぎることである。
ハロゲンヒーター。
前は必要だった。
これからも冷える日が来るかもしれない。
でも、使用する頻度は少なくなり、場所も取る。
リモコン。
十秒前までは必要だったものでも、任が解かれて地べたに置かれた瞬間、極めて踏まれやすいやっかいなトラップとなる。
上記に挙げた「読んだ本」などもこの類だろう。
これらは私達が、何か体調的な理由でミクロ化してしまったとき、死を覚悟せねばならないほどの障害物となる。
面倒でも片付けることを意識した方がいい。
また、片付いていないことの原因には「ひとつで事足りるのに、何故か複数ある」というものも多い。
マウスパッドは使いやすいものがあればいいはずである。何故、ペンギンのマウスパッドが置いてあるのだ・・・。
「新耳袋 第5巻」内容は怪談一本の文庫である。何故か本棚に「5巻」が2冊ある。ひとつでいいのに・・・。
目薬は、開放してあるものがひとつあればいいはずなのに、開封済みのものが2つ並んでタンスの上に置いてあったりする。
指し方はスタンダードか、はたまたクロスか。
何故、これらのものがひとつの部屋に複数存在してしまうのか。あなたはこれらのものが「ひとつあれば事足りる」ということを知っているはずである。
この奇妙な出来事は、何者かがあなたの部屋に侵入したことを意味している。
何者かは、よかれと思って、よく100均の小物入れを置いていく傾向にある。
気をつけたほうがいい。
話は十進数で進む。
携帯電話の暗証番号が、わからなくなってしまいました。
デフォルトだとゼロとかのはず。
でも、受け付けない。
そこで、自分の好きな数字を考えてみました。
「やっぱり5とか7かな・・・。でも、こうしてあらためて考えてみると、6とかって結構魅力的なフォルムだな・・・。8にいたっては、これから使うときに意識しちゃうな?。」
とか考えているうちに、「好きな数字」とやらがどんなシーンで形成されるのかが気になりました。
人間として、男女として、先天的に好きな形状とかあるかもしれないけど、もうちょい後天的なものもあるに違いない。
「小さい頃から肋骨を数えるのが好きだった」
調べたところ、人間には12対、24本の肋骨があるとのこと。
幼いあなたは胸に手をやり「いち、に・・・」。
・・・「じゅういち、じゅうに・・・。じゅうにぃぃぃぃぃ!!!!。」となり、「1」と「2」が好きになり、2ケタにも強くなります。
「1990年、巨人の木田におんぶしてもらった」
この結果、「わぁ、お父さんより大きな背中!!」とか言いながら「4」と「7」が好きになります。
「お母さんがどことなく「3」だった。」
しょうがない。
こういった経緯があったはず。
ちなみに「0」が好きっていうのは、頭よさげだけど、なんだか残念な感じもします。
でも最近ではちびっこに人気のゲーム、ロックマンゼロなどがあるようなので、「0」も人気かも。
こうしてみると、5が好きというのは戦隊物( or CHA-CHA )が好きだったということかもしれない。
1は仮面ライダー。
7は光ゲンジ。
6は昔のSMAP。
待てよ・・・。
仮面ライダーも、全員だと肋骨分くらいはいるかも(しつこい)。
まぁ、みなさんも「自分の好きな数字の由来」を思い出してみよう。
それにしても暗証番号、なんだっけなぁ。
「5」も違う。
もちろん「7」、「9」、「4」や「2」も。
あと。
あと試していないのは、何か丸が上下に並んだような、大してかわいくもないヤツだな・・・。
豆も小麦も厳選素材
初めての喫茶店で、「マイルドブレンド」なるものを注文する。
飲みやすさを重視しました、とのふれこみ。
僕は「おいしいコーヒーを出す喫茶店」と「焼きうどん」との関係を綴った本に、2冊出会っている。
どちらも要約で申し訳ないが、「喫茶店で焼きうどんがメニューにある」ことに否定的だった。
しかし、僕は「食べ合わせ」とか「食べる順番」をあまり気にしない。
焼きうどんを出す喫茶店は、おいしいコーヒーとおいしい焼きうどんを出してくれさえすればいいのである。
ただ、「焼きうどん」を出す喫茶店は、結局は他のところもよろしくない可能性が高いことを、否定はしないが。
「マイルドブレンド」を飲む。
尋常じゃなく飲みやすい。
この、「飲みやすい」という印象は、当たり前だが「飲みにくい」という前例があってのものだ。
しかし、その前例だって、今まではおいしく飲ませていただいたコーヒーである。これからだっておいしいと感じることだろう。
ただ、今まで飲んでいたコーヒーが、思いのほか苦味の効いているものであることが判明したのだ。
僕が最近飲み続けていたコーヒーは、ただ、一種類だったのである。
それが別種類の介入により、やっと「唯一」という存在から開放された。
人間、「初めて」や「1パターン」で物事を終わらせるのは、危険だ。
2回目以降。
2回目以降である。
焼きうどんのくだんも、1冊だったらここでは取り上げない。
この日、僕は「飲みやすいコーヒー」と「飲みにくいコーヒー」を手に入れた。
おめでとう、僕。
あ、磯のかおり。
混んでいる電車の中で、本を読む。
揺れゾーンにさしかかる直前でつり革に手を伸ばし、衝撃に耐える準備をする。
ん?。
何故か、片手でページを開くのが難しくなった。
うまく微調整できず、一気に何ページも進んでしまう。
「しおり」のせいだ。
本に使われている紙よりも硬く、大きさも小さいため、これが間に入っているとページをめくる上で邪魔になる。
困ったものだ。
このような経験をした人は少なくないだろう。
本屋さんでもらうしおりをもてあます人もいるだろう。
でも、しおりはなくならない。
もちろん、折り目を付けずに読み途中のページに目印をつけるという用途があるからだ。
最初にしおりを発見した人は偉大だ。
その人のおかげで、僕らは本に日高昆布をはさまなくてもよいのである。
怒れる肌色
流行とは、時刻表のないバス停のようなものだ。
着いたはいいが、早く着いたのか、乗り遅れたのかが分からない。
分かるのは、並んでいる人がいるかどうかだけだ。
USBを挿すとき、必ず最初は逆方向にあてがってしまう落語家、両福亭ステファンは、後援会の酒の席でこのように語り、メロンばかり食べたという。
そこに偶然にも来ていた自称撃墜王、7942はなんとなく思った。
「・・・たむらけんじは、僕らが思っている以上に、本当に怒っているんだな・・・。」