耐える

生徒「先生、何で国語なんか勉強しなくちゃいけないんですか?。」
先生「しりとりで「る」ばかりを返されても、5ターンは耐えられるようにするためだ。」
追記
しりとりで「る」が出されたとき、「流布」とか「流刑地」とか出たら、しりとりをやめるいい機会だと思う。

頭痛に10まんボルト

「ピカチュウは、頬に電気を貯めておける」
そんなことを教えてくれたのは「ポケットモンスター」のカートリッジと初代ゲームボーイだった。
「バファリンの子供用はオレンジ味で、よく隠れて食べたなぁ。」
そんなことを考えたのは、バファリンのCMで、錠剤がおいしそうに溶けていくシーンを思い出したからだ。
「フリスクを上唇と歯茎の間部分の左右奥に追いやってみると、なんとなくピカチュウが放電するときはこんな感じなのかなぁ。」
そんなことを考えたのは、実際にやったときだった。
さて、いつピカチュウとバファリンがつながる時が来るのかなぁ。
楽しみだ。

酸味の五月

このあいだ食べた酢豚は、覇気が感じられなかった。
酢豚としては、あまりに酸味がぬるいのだ。
もう、「ぬる豚」だった。
「お前のそういうところが、ぬる豚だって言うんだよ!!。」
・・・なかなか貫通力あるなぁ。
とにかく「豚のケチャップ煮」とかにしておけば、このようにブログなんぞにかかれずに済むのだ。
それにしても酸味の少ない酢豚は、ざんねんだった。
酢豚を欲する人の95%(5%はパイナップル)は、あの酸味を欲しているのだ。
店側も考えて酢を入れてほしい。
困ったものだ。

もはや「くれよん」

最近行くようになった喫茶店は、雑多である。
でも、コーヒーがおいしいので「雑多も味あるんじゃね?。」みたいな感じだ。
ふと、喫茶店によくある「雑誌置き場コーナー」に目をやる。
表紙いっぱいに松本人志の顔。いつかのAERAらしい。
ところが、他の店でも時折見られる、本に店名を書くことを、この店でもやっていた。
松本人志の鼻筋に、大きく縦書きで「くれよん」とあった。
・・・肖像権、ここまではフォローできないだろう。
追記
店名は仮名。
でも、本当の名前も「くれよん」に勝るとも劣らない感じでした。

パエリアに最適

「ふっくら炊きたてカヒミ・カリィ」
なかなかいいな。
本当はカレンダーのときに使おうと思ったけど、なんとなくやめました。
ただの駄洒落ではありますが、口に出してみると、ちょっといい。
また、カヒミ・カリィを知らない人との会話に、ひっそりと入れてみよう。
こちらが意図している、「カヒミ・カリィ = 米の種類」であるという勘違いを刷り込むのは、たやすい。
「カヒミカリ(こう言う)はお茶漬けが合うね。」
「あのお店は魚沼産のカヒミカリを無料でおかわりできるんだって。」
「日本人に生まれてよかった。カヒミカリとお新香があるから。」
また、高度なテクニックとして炊き立てのお米に対して用いられる「立ってる」を使うのはどうか。
「カヒミカリが立ってる。」
カヒミ・カリィを知っている人と、あなたによって「カヒミカリ」を刷り込まれてきた人。
「どこ!?」と、カヒミ・カリィを探す人を不思議そうに見る「カヒミカリ」派。
この二人の意識を融合すると、「湯気の中に立つ、カヒミ・カリィ」となり、神秘である。

さよならの向こう側で、悲しみよこんにちは。

「彼は、想像を絶する悲しみに包まれた。」
どうやら、すごく悲しいらしいけど、わからん。
人間、想像を絶したら、悲しいとかで測れなさそうです。
もう少し、有限な感じの例えにしてもらえると、わかりやすくなりそう。
「彼は、「あなたには正月とお盆とクリスマスが一生ありません」と言われたような悲しみに包まれた。」
「彼は、「あなたは正月とお盆とクリスマスの日だけ、ゴビ砂漠にワープします」と言われたような悲しみに包まれた。」
「彼は、「あなたには今まで過ごしてきた正月とお盆とクリスマスを返却する義務があります」と言われたような悲しみに包まれた。」
だいぶ言われたね、彼。
「彼は、「あなたには今まで過ごしてきた正月とお盆とクリスマスを返却する義務がありました」と言われたような悲しみに包まれた。」
気付かれちゃったね、彼。
「彼は、応援していた女子アナが結婚すると聞いた、あのときのような悲しみに包まれた。」
どのときだ。
「彼はトンコツラーメンを食べるとお腹の調子が悪くなるのだが、そのときのような悲しみに包まれた。」
丁寧だ。
「彼は、悲しみにつままれた。」
彼は「こいつぅ!!」と言って君の頭をこづいた、って感じ。
「彼は、悲しみに包まれた包まれた。」
増やしてみたら、田舎風。
抑揚を付けよう。
「彼は、悲しみを包みこんだ。」
こういう、一部闇を感じさせる男がモテるらしいゾ!!。
でも、
「彼は、悲しみを包みこんでみた。」
だと、一部闇以外も感じさせてしまうゾ!!。
「彼は、「美味しんぼに載ってる、小麦粉か何かで作るガムもどきを食べたとき」のような悲しみに包まれた。」
僕はしっくりくる。
うん。
このように熟考してみると、分かる。
「彼は、想像を絶する悲しみに包まれた。」
いいじゃない。

ヒロキのムチムチ星人大作戦!!

何気ない日常生活。
ノンビリした店内。
静かだから、周りの客の声が良く聞こえる。
「ヒロキって、もてるでしょ?」
私の後ろに座っているらしいカップルの会話だ。
「でも、あそこのレストランの方が・・・」
「あの曲がり角の雑貨屋さんでしょ?」
「会社はどうなの?」
女の子のほうばかりしゃべる。
ヒロキは無口な大人の男性のようだ。
「それにしてもヒロキって、動きがスムーズな時のクレヨンしんちゃんみたいだよね。」
うん、大人の男性じゃないね。
私の知る限り、大人の男性が「動きがスムーズな時のクレヨンしんちゃんみたい」である瞬間は、ない。
でも、あの、アニメのスムーズな動きは見てみたい。
今、してくれているのか。
ヒロキよ。
そう思ったが、私は振り向かなかった。
想像(動き、映画タイトル、ニコチャン大王など)だけで、お腹いっぱいになったのだ。
とにかく、ヒロキよ。
5歳くらいであれ。

健康診断その4

昨日からの続き。
【あらすじ】
採血後。
電車の遅れる理由
・いつもより酸素が多い
・運転手よりも車掌の方のやる気がある
・テリーマンが子犬を救っている
・乗客が進行方向に向かって、一斉にため息をついてしまっている
・学校、会社に行きたくないという気持ち
・電車の予想をはるかに超えた乗車率
・近くにスピードを競い合えるライバルがいない(いつもはいる)
・ドラクエの発売日でない
・事故や安全確認、ホームでの混雑
え?。
・・・あぁ。
採血。
採血の後ね?。
なんか、身体測定をしたんだけど。
まぁ、身長測ったときに「低くなってる・・・」って言うのは、一種の挨拶である、みたいなことをおもしろ風に書く予定だったよ。
あと、視力検査の「c」を見る、あれね。
あれ、パターンなんだよね。
これも「わっかの空いている向き」が「上上下下左右左右BA」の順だったとか、おもしろ風に書く予定だったよ。
そこから「僕が左、右を覚えられたのはグラディウスのおかげ」的なオチにする予定だったよ。
そして帰りにゲーセンで銃を撃つゲームをやったから、腕のちくちくはダダダダになったよ。
そんなこんなの健康死んだん。
結果はまだ出ていないけど、僕の健康は死んでいないと信じてます。
それにしても、冒頭の電車のくだりはまじめな人は怒りそう。
まじめな人!!。
冒頭のは、フィックションです!!。
うん。
・・・風邪ひいたな・・・。
健康診断、おわり。

健康診断その3

昨日からの続き。
【あらすじ】
検尿後。
尿の入ったコップを指定場所に置き、僕は受付へ向かう。
周りには腕を押さえた検体たちが。
次は採血、注射だ。
先日、注射がいけない点として「刺さるのが分かっちゃってる」というのを挙げたが、それ以外もある。
僕は採血係の人にカルテっぽいものを渡し、順番を待つ。
この、注射の順番を待つ時間が、いけない。
生きた心地がしない。
この気持ちは、刑の執行を目前に控えた死刑囚か、忘年会で一発芸を強要され、並ばされた新入生か。
でも、僕が待ち続けているものは「絞首」でも「電気椅子」でも「電車に乗り遅れた人のものまね」でも「スプーン曲げ」でも「薬師丸ひろ子のものまね」でもなく、血管の貞操を破り続けてきたおばちゃんなのである(ものまね多いな・・・)。
この辺から記憶が虚ろなのですが、おばちゃんは
「てをぐーにして」やら、
「ききてじゃないほうねー」やら、
「はいすいませんねー」やら、
「おさえといてねー」
とか言ってた。
僕はなんとなく、
「皮膚というのは、お前のような侵入者から防御するためにあんねん。」
と針に向かって思った。
採血が終了した。
パッチを患部(おおげさ)にあてがいながら、今日のイベントの90%以上が終了したことを悟る。
ちなみに残り10%は「注射した方の腕はちくちくするから動かさないようにする」と「お風呂には入ってもよいのか」ということ。
今日中は、腕がちくちくする度に、針が刺されたことを思い出すに違いない。
終わったはずなのに、不快な残留感を味わなければならないことも、注射のいけない点だ。
でも、次の戦場「身体測定コーナー」へ向かうとき、この世には「注射が好きでたまらない」人たちも多く存在しているらしいことを記載した本を思い出した。
「どんな人たちなんだろうなぁ・・・。」
パッチが赤くにじむ。

健康診断その2

昨日からの続き。
【あらすじ】
健康診断に行った。
一見、健康診断なんて出来なさそうなビルの何階かのトイレで、僕は紙コップを片手に困惑していた。
「検尿」である。
「尿を取ってきてください。トイレはあちらです。」
紙コップを渡された僕は、そのとき初めて自分が検尿について無知であることに気付いた。
「してる最中に一回遮断し、コップに入れるだけじゃないか。」
こう言う人もいるだろう。
しかし、その動き。
日常生活の中ではまずない動きだ。
簡単だと言う人は、
・イメージトレーニングが出来ている。
・一年前のことを鮮明に思い出せる。
・上司のお茶に中間尿をプラスすることにしている。
のどれかだ。
・・・うん。
良くない流れだ。
なので、検尿の話に戻す。
慣れない動きでコップに尿を注ぐ。
「ぼ、僕は何をやっているんだろう・・・。」
揺れる想い。
でも、そんな曖昧な気持ちはすぐに払拭された。
「栄養洩れてます」的な色をした尿が、僕を狼狽させたのである。
・・・
今日は、どんなベクトルを取ろうとも、尿。
健康診断だから、仕方ないか・・・。
明日は採血について。