いいにおい

今更ながら、「いいにおい」というものはこの世に存在しないのではないかと思うようになった。
「いいにおい」とは、まとめると「いい香り」であって、それに置き換えれば事は十分に足りる。
においは「いいにおい」と「くさいにおい」があるが、香りは「いい香り」しかない点をみても、「におい」はくさい方面も網羅しなくてはいけない。
負の要素も含有しているのである。
だから「いいにおい」という言葉の持つすべては「いい香り」も持っている。
そして、より「いい」の純度が高いのである。
「いいにおい」が存在するとすれば、それはあるものが「くさいときもあるけど、たまたまよかった」という場合だろう。
そう考えると、香水に対して「いいにおいがする」と言った僕は、だめね。

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