匿名

インターネット世界において匿名という考え方は、今までもそしてこれからも議論され続けるものだろう。
すなわち「数多くの情報」と「信用のおけない情報」との収支が不変ではないのである。
ではこの概念を、少し懐かしいパペットマペットに適用してみよう。
匿名の持つ「数多くの情報」という長所は、パペットマペットでは「隠れた顔の中、かっこいいかも」という推測にあたる。
同様に「左手、しなやかな長い指かも」「右手、毛はえてないかも」となる。
この作用は、必ずしもインターネット世界での匿名性における「数多くの情報が集まる」動きと同じではないと考えられる。
例えば男子は、たいがいマスクをした女子が好きである。
これは、マスクで隠れた部分を男子が勝手に好みのタイプで補填してしまうからである。
このような人間本来の動きが、パペットマペットをムダ毛なしと推測させるのだ。
ちなみに、同様な動きを見せるものにスキー場、仮面舞踏会がある。
一方、匿名の持つ「信用のおけない情報」という短所は、パペットマペットでは「本当は芸能人の※※なのかも」という推測にあたる。
同様に「左手、ナイフ持ってるかも」「右手、中指立ててるかも」となる。
顔については、一見長所とも取れる内容である。
しかし本人としては自分が芸能人の※※ではないことを十分承知しているため、その落差にあえぐこととなり、つらい。
もちろん、パペットマペットが芸能人の※※だったら、ごめんなさい。
さてここまで、匿名性をパペットマペットにあてがってみたわけだが、すでに判明しているように、彼には匿名性という点で重要な箇所が主に3箇所ある。
ゆえに彼の匿名性については、インターネット以上の議論が望まれることは想像に難くないのであるが、そこまでしてそれに是非をつけるのも忍びない、という気色もある。
たいていの人に。

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