2052年

2052年
だっち「どうもー。」
とも「こんちはー。」
だっち/とも「ダブルでウイウイ!!。ローラーブレードでーす。」※1
だっち「いやー最近、暑くなりましたよねー」
とも「本当に。もうクールスウェットが手放せなくなりましたね」※2
だっち「え、あなた、クルェなんかに頼ってんの?」※3
だっち「今は逆に、人天期を楽しまなくちゃ!!」※4
とも「えー。それ無理。ソフトクリー無理」※5
だっち「なんでよ?」
とも「うちの州の人天期、絶対おかしいんだもん」※6
とも「雨の日に出かけても、背が高くなんないんだもん」※7
だっち「なんだお前、植物かよ!!」※8
とも「でも、お前だって背、高くなりたいだろ?」
だっち「そりゃあ。いまの背だと、ロマッチェのクルポネがデラしてるポージングしても、カッコつかない」※9
とも「みそぞの暦がせばまりすぎているしね」※10
だっち「な、なんだとー!!、おまえ、嫌いだ!!」
とも「えー?。それでもぼくたち」
だっち「ともだっち!!」
だっち/とも「どうもありがとうございましたー」
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2052年現在の解説
※1
ローラーブレード:00年代ごろに誕生したものが、40年代後半から、また流行り始める。
車輪一つ一つに専用エンジンが付けられ、それぞれ細かな制御が可能。立ってるだけで前後左右に動け、しかも飛べる。
※2
クールスウェット:周りの温度を感知し、着ている人の快適な温度を保ってくれる服。
前世紀の漫画、ナウシカに登場したもっさりスーツに類似しているとのこと。
※3
クルェ:クールスウェットの略。
00年前後に生まれた人では、かなり発音しづらく、特に「ルェ」に難儀するとのこと。
※4
人天期:人工天候期の略。
30年代頃から、大まかだが天候を制御できるようになった。
1日がどのような天気になるのかを「人工天候期」と称して、超国土交通省の超気象庁が週一で発表、現在に至る。
※5
ソフトクリー無理:最近の傾向として、駄洒落は、後半部分に持ってくるのが主流となっている。
※6
うちの州:2036年に州が採用された。
その際、記念としてアメリカからユタ州が譲渡されている。
※7
雨の日に出かけても、背が高くならない:雨を降らせる際、超気象庁では植物の成長を増進する成分を含ませることにしている。
※8
植物かよ:現段階では、まだ植物を喋らせることに成功していない。
※9
ロマッチェ(2023?)
「つぶやく人差し指」賞を2回獲得している、国際的に有名なデラの選手。
クルポネ
2020年頃に誕生した人間あたりから見られる、新しい器官。すごくぶらんぶらんしている。
「第二の人間」とも言われ、デラはこの部分を用いて競技する。
デラ
もはや説明する必要がないほどの、大人気スポーツ。
一般的なデラは、クルポネをラカッテしたあとの、禊を垂らしこんだ回数が競われる。
ロマッチェのクルポネがデラしてるポージング
昔のことで言い換えると
「カッちゃんが死んだけど、悲しいほどに綺麗な顔」のようになる。
※10
みそぞとは、光の当たり具合により時折見られる、ひどく疲れた表情のこと
「みそぞの暦がせばまりすぎている」とは、その表情が、影の濃淡によりすさまじく強化されていることを指す。
昔のことで言い換えると
「エアコンの温度設定が、嘘を付きはじめている」のようになる。
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つ、疲れた・・・。

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