逆ネタリウム

プラネタリウムが、ちょうど逆さまになったような感じの、そんなアトラクションはないだろうか。
暗闇のなか、ふと足元を見ると、瞬く星が。
それとも、上空から見下ろした夜景が。
投影しようが表示しようがどうでもいいが、そんな感じのがあったら結構楽しいのではないか。
星空を見下げて見る、というのもあんましないし。
単に足元がぼうっと明るいというのもなにやら神秘的で、知らない中年に声をかけてしまうくらい、テンションのあがるものである。
ちなみに、せっかくの逆押しなのだから、その形状はちゃんとプラネタリウムのドームをさかさにした、くぼち状であるに越したことはない。
平面だと、そこらの地上の星とあまりかわらないし。
そして、これを普通のプラネタリウムと連携することで、全天周囲モニターな感じを味わうことができるかもしれない。
ただ、この逆ネタリウム。
プラネタリウムではそれほど邪魔にならないようなものが、この逆ネタリウムでは致命的に、邪魔となるだろう。
足元の映像を隠す足の所有者であり、他人の視野も狭めてしまう、自分である。

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