コメント

あるお祝いの席にて、その会の主役、祝われ者に対してプレゼントを渡すことになった。
急遽その事が決まった。
けっこう多くの人たちの面前で行わなければならない。
僕はたいてい、おもろいことを言おうと努力している人間だが、それゆえに余計なことを口にすることが多い。
一方、そのおもろいことを客観的に見てみると、何か考えてからしゃべるときは、必ずつまらないことを言っている気がする。
よって、
何も考えずにしゃべる→余計なことをいい、怒られ反省する。
考えてしゃべる→聞くほうもしゃべるほうもつまらない。
ということになる。
僕は少しの笑いを得るために、人より多くの何かを失う、パフォーマンスの悪い生物と言える。
もしかしたら酸素も人より多く消費しているかもしれないし、人より多く座席ゾーンを有しなくては座れないかもしれない。
人よりもかぜ薬量が多くなくては効かないかもしれないし、ルーだってより多く消費しなくては、おいしいと感じることができないかもしれない。
僕がこういう流れで何かおもろいことを口にしたあと、小一時間ほど自己嫌悪に悩まされるのには、こういう理由があるようだ。
そういえば、今もそんな心持ちだ。
つづく。

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