雪の降る町

あんまりそのときそのときを書くのも気がひけるけど。
この静けさは寝ようとしていた僕を揺さぶりおこし、それを書かなけりゃどうすんだという感じにさせる。
どうする?。僕。
雪が降っているからって、雪のことを書くのか?。
閉まっていた雨戸をあけた。
厚手のカーテンもあけた。
部屋の灯りを消した。
モニタの輝度、コントラストを最小限にした。
ヒーターも消した。
この部屋の灯りといえば、PCとスピーカ主電源の小さな青い光くらいだ。
ごめん。今、窓もあける。
スピーカから遺都シンジュク アレンジVerが流れてきた。
どうする?。僕。
雪が降っているからって、雪のことを書くのか?。
うん。
ローソンで売ってる「ホットケーキ生地の間にメープルシロップとマーガリンがはさまっているやつ」のことを書くか。
あれ。
あれな。
すごくうまいんだよ。
たぶん2ヶ月くらい、昼ごはんはあいつだ。
他のところにも「ホットケーキ生地の間にメープルシロップとマーガリンがはさまっているやつ」はあるんだけど、ローソンのはホットケーキのおいしさが違うんだ。
他のところのよりホットケーキホットケーキしているんだ。
ただ、すごくおいしんだけど、たまにメープルシロップがだだもれているときがある。
あれは食べるとき四苦八苦するから、やめてほしい。
つらいんだ。食べる姿が四苦八苦しているのは。
今、つらいといえば、この寒さだ。
窓、あいてんじゃねえか。
この寒さ。この静けさ。
温度と濃度の高い僕のからだにこいつらが浸透してきて、音もなくはじけそうだ。
スピーカからジムノペディが流れてきた。
ホットケーキ、腹持ちもいいが、話としてもどうにか持ったみたいだ。
雪のことを書かなくてよかったし、書けていなくてよかった。

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