確認し過ぎる、ことはないんですって。

昨日から。
【あらすじ】
すっぽんのスープに亀の形をしたラビオリを入れる意義
インディ・ジョーンズという映画の何作目か。
晩餐会に招待された主人公達に、一杯のスープが運ばれてくる。
しかし、それを飲もうとしたとき「何かの目玉」が入っていることが判明するのである。
それはまさに「目玉のスープ」だった。
主人公達はきゃーだのわーだのなったのだが、僕は、むしろ目玉のスープであることがわかってよかったじゃないか、と言いたい。
飲みたくなければ、飲まなければよいのだ。
また、目玉のスープであることが分かったからには、ちょっと無理して「蚊の目玉のスープなんだ」と自分に言い聞かせることができるかもしれない。
ただし、映像を見る限り直径4cmほどの目玉なので、かなり前衛的な蚊であることは否めないが。
「亀ラビオリ」の持つ意味は、食材の通知である。
昨日の「いもむしスープを、そうとは知らずに飲む人」。
本日の「目玉スープで阿鼻叫喚なジョーンズ一味」。
その通知が必要なのは「何の食材を使用したのか分からない料理を食べる人」であり、そのときに初めて意義のようなものを持つのだ。
スープをかき回すと、いもむし型のラビオリが。
あぁ、これはいもむしのスープなんや・・・。
スープに、目玉の形をした、お麩が。
あぁ、これは目玉のスープなんや・・・。
はじめて、通知が意味を持った瞬間だ。
ところが残念なことに「何の食材を使用したのか分からない料理」というのは、何かを期待した結果ではあるが「何を使ったか、一発で分かるパーツ」が入ってる場合が多い。
いもむしは大抵丸々投入されているし、目玉もくりっくりだった。
そう。
食材の通知が必要ならば、「一発パーツ」があれば事足りるのだ。
わざわざ、いもむしのスープにいもむし型ラビオリを入れることはないし、実際そうはしないだろう。
となると、わざわざ作られる「亀ラビオリ」が持つ意義というものが、いよいよ分からなくなってくるのだった。

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