スキップ

片足を蹴り出して前方に跳ね、もう片方の足で着地する。
着地の瞬間、こちょこちょっとした何かをし、その片方の足を蹴り出す。
その繰り返しの動作で前に進むこと。
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今、僕はスキップができるだろうか。
この疑問は、もちろん「動作自体は簡単だが、大人がおいそれとそこらで試すわけにはいかない、スキップのポップさ」が根底にある。
試せないのだ。
とにかくどんな関係の相手であれ、人に見られたとなれば逆にその人の弱みをにぎるくらいしか解決法はなく、どちらに転んでも発、人外人生である。
このような事例に対して、ひとつの解決策として「やらざるを得ない状況がやってくる」というものがある。
例えばお焼香。
マナーの範疇ではあるのだが、一方で「いつ必要なときがあっても大丈夫なように、いつも練習しています」というものでもない。
そんななか、来るのだ。
「やらざるを得ない状況」が。
しかし、例え初めてだったとしても、お焼香はそんなすさまじく失敗することはない。
なぜなら、たいてい「前の人」がいるから。
「前の人」に習いさえすれば、「初めてだったので、間違って火のついたやつを坊主の頭に乗せてしまいました」なんてことはなく、滞りなく済む。
そして少しずつ、お焼香を覚えていく、大人の階段のぼる、いつのまにか少女は、となるのである。
そんな理由で、僕は「前の人」になりたい。
「前の人」として、坊主の頭に火のついたやつを乗せれば、次の人もそうするだろうから、結果的に坊主のお経はすっごく早くなる。
木魚もすっごく早く叩く。
そして我慢できなくなって、走る。
「あれは12月ですか」
「いいえ。少なくともスキップとは結びつけることができない、つながりぞこねのオチです」
スキップ、楽しそう。
評価:★★★★★

相撲に例えて?

いろいろなものを「相撲(決まり手)に例えて」みよう。
◆メジャー編
1:ホットケーキ
相撲に例えると「上手投げ」
2:略奪愛
相撲に例えると「寄り倒し」
3:バレーボール
相撲に例えると「叩き込み」
4:ウルフマン
相撲に例えると「合掌捻り」
5:カーディガン
相撲に例えると「内掛け」
◆マイナー編
6:節分
相撲に例えると「つかみ投げ」
7:接客を知らない豆腐屋
相撲に例えると「二丁投げ」
8:「なんかむしゃくしゃして、どうしても櫓をぶち壊したかったんです」
相撲に例えると「櫓投げ」
※「なんかむしゃくしゃして、どうしても鯖をぶち折りたかったんです」
相撲に例えると「鯖折り」
9:男女の親密な関係
相撲に例えると「三所攻め」「極め倒し」など、ほぼ全て。
10:あいつケータイ忘れてってるよ
相撲に例えると「呼び戻し」
◆創作編
11:トイレを我慢しながら、あともう少しで書き終わる風の気持ち
相撲に例えると「渋桃捻り」
12:ウィッグ
相撲に例えると「えせ銀杏」
13:うっちゃり
相撲に例えると「なんちゃり」
14:スマホのソフトキーボードは押しづらいな!!
相撲に例えると「土俵ずらし」
15:はるな愛が、本当は女だったことを告白
相撲に例えると「獅子だまし」
◆無頼編
16:スペシウム光線およびスペシウム光線を発そうとする姿勢
相撲に例えると「禁手反則」
17:巨大化
相撲に例えると「勇み足」
18:ジャンプ強K→しゃがみ中P→強波動拳→強真空波動拳
相撲に例えると「突き落とし→突き出し→禁手反則→禁手反則」
19:レスリング
相撲に例えると「レスリングの人が怒る」
20:レスリング
相撲に例えると「し、相撲の人も恐縮する」

勝ち負け

「勝ち負け」にはいろいろな種類がある。
昨日の「サヨナラ勝ち」「サヨナラ負け」以外にも、「辛勝」や「惜敗」とか。
他にどんな「勝ち負け」が考えられるだろうか。
何となく今思いついたのが「ボン勝」「ボン負」。
一体何なんだろうか。
「辛いが勝った」、「惜しくも負けた」なら、「勝ち負け」以外に「辛かったこと」や「惜しかったこと」が分かる。
しかし「ボン勝」「ボン負」。
「ボンなこと」とは何だろうか。
爆発したのだろうか。
となると、「爆発したことで勝ち」「爆発したことで負け」とは何だろうか。
そして「ボン」を勝ち負けにつけるということは、「ボン」以外による勝ち負けもあることを示唆している。
「ボン勝」「ボン負」は分からないことが多すぎる。
「瞬勝」「瞬負」はどうだろう。
これはわかりやすい。
すぐ勝ったのだ。すぐ負けたのだ。
むしろ勝負しなくても済みましたけど、くらい。
相撲だと、例えば「はっけよいのこった」のときにちょんとこぶしを土俵につける。
あれを2回やる感じ。
やった方は「瞬負」。
やられた方は「瞬勝」。
「デス勝」「デス負」
たぶん真剣勝負で、次はない感じ。
相撲だと、例えば「はっけよいのこった」のときにちょんとこぶしを土俵につける。
あのあと拳銃で相手を撃つ。
やられた方は「デス負」。
やった方は「デス勝」のち、連行。
「美勝」「美敗」
あとで「深イイ話」とかで取り上げられる勝負のこと。
相撲だと、例えば「はっけよいのこった」のときにちょんとこぶしを土俵につける。
勝負はすぐに着くが、のちに「怪我をしていた右足をあえて攻めなかった」「勝負の日が亡き母の誕生日だった」「拳銃を持っていたが、あえて使わなかった」みたいなことが判明する。
負けた方は「美敗」。
勝った方は「美勝」。
「ウェルカム勝」「ウェルカム敗」
いや、「ウェルカム勝」「ウェルカム敗」もいいが、「相撲に例える」のは案外面白い気がしてきた。
決まり手とか分かんないので、勝手に作ったりしつつ、明日へ。
ちなみに「ボン勝」「ボン負」は相撲に例えると、「はっけよいのこった」のときにちょんとこぶしを土俵につける。
あそこに爆発スイッチがあったりするのだろうか。

たぶん、サヨナラ

「サヨナラ勝ち」というものについて触れた話を、どこかで聞き見したことがある、気がする。
しかし思い出せない。
ただ、「サヨナラ勝ち」。
なんかおもしろくない?、という内容だった気がする。
思い出せないので、かぶっていたりすると申し訳ないのだが、なにせ思い出せないので罪悪感は低い。
これを考えてみる。
純粋に「サヨナラ勝ち」という言葉を見てみると、その颯爽さが目をひく。
確定的に「勝ち」を示し、しかし速やかに去っていく感じだ。
一方で「サヨナラ負け」。
これも「負け」が決定、やはり速やかに去っていくだろう。
どれも「サヨナラ」が重要で、それが「勝ち」「負け」の結果にさらなる決定打を与えている。
では、この「サヨナラ」はもっといろいろなものにも影響を与えるのではないだろうか。
「サヨナラ波動拳」
スト4という格闘ゲームをよくやると、結構見られる「サヨナラ波動拳」。
確かに聞いたことはないが、意味はわかる。
「サヨナラATM」
貯金がなくなってしまったのだろう。
「サヨナラ麻婆丼」
このカップルのデートは、いつも中華屋で終わるのである。
それがわかっていると、いかにこの「サヨナラ麻婆丼」がデートの終了であることか。
「サヨナラ一杯」
飲み屋のめんどくさい親父がよくやっている。
基本的に「サヨナラってない」ことが多い。
「サヨナラ愚民ども」
いろいろと、たぶん、サヨナラ。
さて、「サヨナラ勝ち」を考えていたら、「勝ち負け」にもいろいろな種類があることに気づいた。
「サヨナラ勝ち」「圧勝」「惨敗」。。。
明日はこれ。

兵種

手元にないので確認できないが、吉田戦車の「伝染るんです」には「将棋にオリジナル駒を勝手に参戦させる」話があったはず。
いま、いわゆる「攻め」「受け」というやつに新しい役割「パソドブレ」を考えたとき、それを思い出した。
吉田戦車の漫画という点をのぞけば、将棋における「オリジナル駒」が、その動きでオリジナルさを出すことは想像に難くない。
同様の差異を「パソドブレ」に求めたとすると、どうなるだろうか。
主人公:いつもは攻めだが、耳を思いっきり引っ張られると受け
相方:優柔不断だが、耳を思いっきり引っ張るときは攻め
通行人A:30歩ごとにパソドブレ
ちょっと濃度高いな、通行人Aは。
そして、僕がかなり「攻め」「受け」というものを知っていないということがわかった。
例が全然わからない。
もう、攻め受けに関してはうわずみしかすすってなかった。
もう少しはわかる、野球に「パソドブレ」を追加してみよう。
6回
:巨人軍、バッター石田
:ヤクルト、ピッチャー山本
:3塁側ベンチ、全員パソドブレ
ベンチのやつらは、見られてないと思って遊んでんのな!!。

rcf

全てを終わらすことのできる言葉というのに、ずいぶん前に触れた。
いろいろ 1
いろいろ 2
先月あたりに思いついたのが「ルビーせしめてフランスへ」だ。
※「周期表第1族元素」の覚え方のひとつ
「香奈は小さい頃から夢だった化学者になっただけでなく、とても美しく成長した。そんな彼女も、ルビーせしめてフランスへ(オリジナル)」
どうだろう。
ちゃんと終わっているのではないだろうか。
「失恋をやさしくなぐさめるかのように、やさしい雨が降り出した。そんななかを僕は、ルビーせしめてフランスへ(オリジナル)」
「星々の香気を追って、旅を始めねばならない。私はリーの細い手を取った。ルビーせしめてフランスへ(中島らも 永遠も半ばを過ぎて)」
みんなもいろんなフレーズに「ルビーせしめてフランスへ」を、心の中でつけてみよう。
僕はこう、日々の生活における会話の最後にこの rcf (ルビーせしめてフランスへ)を心の中でシミュレーションしてみたところ、おおよそ2割、面白かった。
正直なところ、この「周期表第1族元素」の覚え方については、その最初が水素(H)、現状ラストがフランシウム(Fr)ということで、どうしてもその内容は「エロいが、最後はフランスへ行く」で落ち着いてしまう。
結果、遊びの範囲はそう広くない。
しかし、今回のようにさまざまなフレーズに合わせることで夢が広がり、かつアルカリ金属の一部を覚えられるというのは、けっこう有意義ではないだろうか。
さあみんなも、ルビーせしめてフランスへ。
エロめに。

不似合い呼びかけ

医師「ご臨終です」
母「あ、あなた・・・」
妹「うわーん!!。おとうさーん!!」
母「あなた!!、あなた!!」
姉「そんなあ・・・。おとうさん・・・」
妹「何か言ってよ、おとうさんってばあ!!」
母「あんなに面白かったお父さんが亡くなるなんて・・・」
姉「ねえ、おとうさん!!。おとうさんってば!!」
姉「どんなに追いつめても、きちんと面白いこと返してきてくれたのに!!」
妹「おとうさん、ほら。「からのー!?」
姉「ねえおとうさん。おとうさんってどんなに「からのー?」をかぶせても返してきてくれたじゃない!!」
姉「ねえおとうさん。「からのー!?」
母「あなた、子供たちがこんなに言っているのよ。返事をしてあげてよ!!」
姉「ひっく、おとうさん。息引き取ってからのー!?」
妹「えーん。動かなくなってからのー!?」
母「ううっ。冷たくなってからのー!?」
父(こいつら、全然休ませる気がねえ!!)
医師「心電図まっすぐからのー!?」

ファイナルファンタジー

【実録!! ファイナルファンタジーの誤った使い方】
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「だらけた飲み会の、終盤における机の上のファイナルファンタジーっぷりがはんぱないよね」
「鈴木君と香織さんは晴れて、結婚という名のファイナルファンタジーを今日迎えたわけでありますが・・・」
「ジローラモが主役だったときのファイナルファンタジーが一番面白かった」
「ヨーグルトを陳列する際は、賞味期限がファイナルファンタジーのものを前に持ってくるように」
「ファイナルに俺の屍を越えてゆけンタジー」
「僕はもう、タイトスカートの女性がかがんた姿にしか、ファイナルファンタジーを感じられない」
「夕暮れのお寺から、悲しげなファイナルファンタジーが聞こえてきた」
「カレーを煮込むときにはローリエを。そして仕上げ直前に、ファイナルファンタジーとしてウスターソースを入れます」
「だいぶ九九がわかってきたのだが、それでも7と9の段はファイナルファンタジーくさい」
「基本は貝でダシを取りつつ野菜。あとは肉も魚も全部入れて。やっぱりファイナルファンタジーはお雑煮」
「今年の年末は忙しくない。楽なもんだよ。去年なんてファイナルファンタジーだったもの」
「人身事故に続いて、混雑による遅延。そこにきて信号機の故障だから。もう信号機故障でファイナルファンタジーにしてもらいたいよ」

ピコラ粒

ピコラというお菓子があるのだが、ご存知だろうか。
一見クッキーとは思えないストロー状のものなのだが、クッキーらしい。
箱に書いてある。
「サクッとおいしい くるくるクッキー」
僕はこれを、もうすごく食べる。
どのくらい食べるかというと、だいたい週に1回くらいで、数字ではそうでもない。
しかしこれを「散髪」に置き換えてみると「散髪を週に1回くらい」で、それはすごい頻度。
育毛という言葉があまりに矮小、弱々しく感じる。
雨後の竹のような伸び具合の髪の毛である。
ということで「週に1回」はすごいこと。
ここでピコラをタバコと比較してみると、まさに週に1回はピコラを食べる僕はヘビーピコラーと呼ばれるにふさわしいのである。
その形状から、ピコラを食べている姿はタバコに興じる姿と似ているし、パッケージもタバコのそれが大きくなったような感じ。
違う所は、副流煙のかわりに「ピコラを食べている途中に咳き込んだとき、ピコラ粒がふき出る」という点くらいだ。ちなみに暖かい息を吐き続けられたなら、ピコラ内部のチョコを溶かしてチョコミストが出来やしないかと試してみたい気もする。
そういろいろ考えると、ピコラはほぼタバコであることがわかった。
両方嗜好品だし、くわえたら息をすーはーしたくなるし。
僕はタバコのかっこよさに対して、ピコラを食する姿は少し子供くさい。
劣っていると感じていたが、そんなことはなかった。
ピコラはタバコなのだから、もう普通にくわえていればいいのだ。
仕事の合間に一服しようか。
渋い顔で考え事をしてみようか。
やや、向こうからセンパイが来た。
この場合、ピコラは急いで食べるのがいいか、もみ潰した方がいいのか。
それで躊躇する僕に、センパイは「イチゴ味のほう、ある?」と言ってくれるだろうか。