僕らはあまりにも「包丁を持った人たちがもみあいになる」ドラマを見すぎてしまったがため、そのどちらが刺されてしまおうがそれほど気になる事はない。
どちらかというと「もみあいになっている最中、佐藤さんの肩が脱臼して、特に何事もなくもみあいが終わる」みたいなのが気になる。
「もみあいのあと、血だらけで半裸の上島竜兵が出てくる」ってのなんかは、もうあってもおかしくない。
「ハンバーグのたねができている」ってのもいい。
もしかしたら、って思わせるところがいい。
あと「もみあい」ね。
それ自体のエッセンスが気になる。
と、「もみあい」のことを考えていたら、「もみあい」をしたいなら包丁を振り回していればいいのだということに気づいた。
そうすれば誰かと「もみあい」になる。
そのとき、全力で人間に立ち向かわれていることに感動し「ドラマを見すぎた甲斐」があったとでも思うだろうか。
あるいはドラマで包丁を持った女性。
彼女は誰かと「もみあい」になる、なんて思っていたのだろうか。
これらから分かることは、この手の「もみあい」はその劇画的瞬間のわりには、あまりにつまらない結果になりがちだということだ。
そしてまさかの次回。
カテゴリー: 雑文
緊急通報
「お天気雨」というのはこう、昔から人の心をとらえて話さなかったフシがある。
日本では「狐の嫁入り」とされ、太陽が出ているのに雨が降っているのを特異としていたし、調べてみると他の国でも動物は違えど似たような発想で、同様に特異。
お天気雨はとにかく、変なことだと思われていたようす。
確かに変だ。
太陽が出ているのに、雨が降っている。
それは皆既日食などのビッグ変に比べたら頻度も高く、より親しまれやすい変だったろう。
僕は昔からお天気雨が好きで、夏の豪雨の後などにはそれを期待に外に出てみたりする。
実家の近くには林があって、日に照らされる雨だれが葉にたくさんついているのがすごくきれいだった事を思い出す。
先日お天気雨が発生したので、雨の中を自転車でうろつくことにした。
季節柄新緑が辺りを覆っていることもあり、辺りは輝く緑色で目も開けられないほど。
ことわることはないがそれはうそで、そこそこだ。
そこそこの緑だ。
どちらにせよきれいなことに変わりはなく、坂を自転車で下っていく。
下りきったところで、虹が出ているのに気づく。
お天気雨はその性質上、虹も出やすい気がする。
しかもその虹は2重で、外側に薄くもうひとつ認められる。
雨なものだからカメラなんて持ってきていない。
僕はポケットから携帯電話を取り出すと、その光度の低い画面を凝視した。
パターンパスワードと「緊急通報ボタン」。
どうなんだろう。
緊急通報ボタンは、ちゃんとこういうときの緊急通報先へとつないでくれるのだろうか。
「おまわりさん、大変です」
「どうしました?」
「虹です。虹が2重に出てるんです」
「えーと、あー、ちょっとまず、場所をー」
「逆探知しようとしてる!!」
なんか台無しにしたくなったので記載。
まるで魔法のよう。2
昨日からの続き。
【あらすじ】
「手品師が破れた新聞紙に魔法をかけるときのしぐさ」って、もっとなんかほら。
=====
何か、より「魔法かかってるな」を出す事はできないかという話だ。
まず思いつくのは、アシスタントをもっと有効に使う方法だ。
1:破れた新聞紙をアシスタントに持たせて、彼をおもいくそビンタする。
2:破れた新聞紙に向けて指を鳴らすと、近くにいたアシスタントが倒れる。
3:アシスタントがシャーマンの様相。
1はインパクト、2は魔法の効果、3は観衆の満足度に重きを置いて考えてみた。
次に、手品を行っているスタジオ関係者も巻き込むと、よりいいかもしれない。
4:魔法をかけるしぐさの瞬間に、カメラマンがくしゃみをする。
5:魔法をかけたのち、すぐに小休憩が入る。
6:スタッフの配置を線で結ぶと、スタジオに巨大な五芒星が出現。
4はさりげなさ、5はあやしさ、6は観衆の満足度に重きを置いて考えてみた。
ここまでくれば、どうせなら「しぐさ」ではなく本気で「魔法」を狙ってみたい。
7:小道具の新聞紙とともに、生きたニワトリが出てくる。
8:手品はたき火を囲んで行われる。
9:手品師がシャーマンの様相。
7は後戻りできなさ、8はトランス状態、9は観衆の満足度に重きを置いて考えてみた。
まるで魔法のよう。
今、「手品師が破れた新聞紙に魔法をかけるときのしぐさ」が熱い。
うそです。
ただ「魔法のかけかた」というのは結構面白そう。
国内海外を問わず、様々なかけかたがあることは想像に難くなく、それがキーとなるファンタジーもあるかも。
うそだったが、話を戻して「手品師が破れた新聞紙に魔法をかけるときのしぐさ」。
魔法とくればステッキが必須だと思うが、この件についてはその限りではないだろう。
それは、手品師が新聞紙を破る経緯の手品をしているときにはステッキを持っていないという事実があるから。
邪魔なのだろう。
それに、例えば破れた新聞紙に対してステッキを振ると、破れた新聞紙が元に戻るのと同時にステッキに花が咲いてしまう可能性もあるから、なおさらステッキによる新聞紙魔法は危険である。
という背景からだろうか。
「破れた新聞紙にかける魔法」は指を鳴らしたり指差したり、が一般的だ。
誰もが思わないだろうか。
「そんなことで魔法が使えるものか」と。
「そんなことで魔法が使えるのなら、毎朝うちのダンナは魔法がかかってるはずだわ」
「でも、かかってない」
「まっすぐ帰ってきてくれないんですもの」
なにこれ。
ともかく次回、本件のしぐさについて何か考えてみる。
万能感
学校あるいは仕事で朝早く起き、通学通勤。
目的地に到着した時、初めてその日が休みだった事に気づく。
僕は休日に疎いのでよくあるのだが、このときの万能感と言ったらない。
本日がそれだったため、もう大変だ。
まず、めがねを買った。
全然予定にないのに、めがねを買った。
本も買った。
まだ元気なので、爬虫類屋さんに行く事にした。
今10時だが、開店が14時らしいので行けない。
っていうか、まだ10時なのに遊べるんだ!!。
さらに万能になった僕は、お好み焼きを食べる事にした。
ついでに豚肉をたまごで包んだ「とんぺい焼き」も食べる事にし、万能なのでさらに焼きそばも食べた。
ハイボールを飲んで、コーラも飲んだ。
昼間に酒を飲む背徳感。
この、背徳感を得るために費やした「一見まじめ生活」が、やっと功を奏した気になる。
店の人が「お客さんよく食べますね」と言った。
そして「自分なんかお好み焼きと少しでいいっスよ」。
お前の胃キャパシティなぞ知らぬ。
こちとら万能なのだ。
この鉄板でお前の顔を焼いてやろうか!!。
でも彼の焼いてくれたお好み焼きは、とても万能だった。
枕音
寒いときに、人は「しーっ」っと音を出す。
そう言ったら、一体どれほどの共感を得られるだろうか。
しかし僕が見たところ、男性の多くが何か喋る直前に「しーっ」と音を出している。
例:
「しーっさぶっ!!。耳さぶっ」
言葉というよりは、息を吸うときに空気道(憶測)を舌で70パーセント(憶測)塞ぐことで発する音のようだ。
あれは一体何なんだ。
一方、この音は「許諾しがたいが、仕方なく認める」というときにも発せられることが、なんとなくわかった。
例:
「しーっそう、です、か・・・。では奥様は教会、旦那様は神社で式を衛星中継で同時進行、ということにいたしましょう」
このとき、「しーっ」と次の「そ」は交じった感じにすると、苦渋の選択感を出す。
この「しーっ」は、国語としては何詞になるのだろうか。
もしかしたらカテゴリがないかもしれないが、僕が思うにこの「しーっ」は「いきなり喋るのがためらわれるときに、最初に置かれるもの」であるような気がする。
いきなり「さぶっ」というと、空気道が寒さでやられてしまうのである。
すぐに「そうですか」というと快諾感を相手に与えてしまうのである。
「しーっさぶっ!!、しーっじゃああつあつのおでんを、後ろにいる手探りの人にとってもらいましょうか」
この場合、帳消しにできないだろうか。
「しーっ、しーっ」
この場合、彼が安心できる場所に連れて行くことはできないだろうか。
恋のできない体にしてやる
今年1月にシベリア少女鉄道を観てきた。
おもしろかった。
話は変わるが、僕は推理小説や長い文章が苦手だ。
物語のポイントとなるところを覚えられないので、そのまま進んでいっても理解できないのである。
それが悔しいので、いろんな箇所に細心の注意を払いながら読むのだが、結局は理解できない。
しかも、読むのに疲れる。
その「細心の注意を払いながら」を、シベリア少女鉄道の劇は強制する。
今、正直なところ3月の25日で、センターのオブのジのアースがやっている。
ときどき100度を越えるらしい場所に、生態系がばっちり形成されているようなのだ。
なんとなく、これの序盤中盤はあまり「細心の注意を払いながら」見なくていいような気がしてきた。
ショーンがふんわーなったところで話は戻るが、その強制がけっこう心地よい。
何が心地よいかというと、注意を促すわりには、それが物語のポイントというわけではないからだ。
というか、物語はない。
ああ、なんかショーンがあらすじを教えはじめた。
「細心の注意を払いながら」観ていなかったので、ちゃんと聞くことにする。
話を戻すと、何気なく人に聞かれて僕が口にした「ストーリーは、ないね」。
案外的を得ている。
ストーリーはないが、「細心の注意を払いながら」観なくてはならない。
「細心の注意を払いながら」というのは、言い換えると「あらゆるものに疑惑を持って」ということでもある。
シベリア少女鉄道の劇を見ていると、これに慣れてしまう。
よくない。
こんな体になってしまって、という気分。
ああ、主人公トレバーが普通に「人食い植物だな」って言ってる。
なかなか面白いじゃないか「センターオブジアース」。
2もやるよ!!。
せっかくなので番宣しといた。
語呂合わせない生き方
1:
鎌倉幕府 いいくにつくろう、鎌倉幕府
クールにいこうぜ、鎌倉幕府 (9621年)
じっくり見つめて、鎌倉幕府 (10932年)
時代を先取り、鎌倉幕府 (JIDAI暦3年)
2:
平安京 なくようぐいす(坊さん)、平安京
見て見てうぐいす、平安京 (310310年と、うぐいす)
冷えた坊さん、平安京 (BC273.15年と、坊さん)
坊さんを床下に隠して、平安京 (懲役刑)
3:
遣唐使 はくしにもどそう、遣唐使
景気低迷、東京砂漠、遣唐使 (2010年)
白紙に戻そう、かおり (894年)
894年に廃止されたよ、遣唐使 (894年)
追記
ルは、気持ち6だと考えています。
押せ押せムード
押せ押せムードという言葉がある事を思い出した。
思い出さなければならなかったのは、最近あまり聞かないからのような気もするし、注目していなかったということもある。
しかしそのような状態になった状況は、結構見る。
スポーツやゲームのある場面では、相手が追いつめられ逃げられず、ただ耐えるのみ。
押せ押せムードの前では、そうするしかないのである。
さて、結論としては「押せ押せムード」の反対の言葉である。
まず考えられるのは「引け引けムード」だ。
その場を捨て、引く、そんなムード。
しかし、気になる点がある。
「押せ押せムード」に対している側に、引く場所は果たしてあるのだろうか。
どちらかというと「耐え耐えムード」の方がしっくりくる。
このように反対の言葉を考えると、一方的な展開の試合、ゲームでは2通りの表現ができることになる。
すなわち「日本ハム対オリックス」を考える時、「日本ハム押せ押せムード」あるいは「オリックス耐え耐えムード」となるわけである。
そうなると、一方的な展開ではないときはどうなるだろう。
「押さないムード」
「耐えないムード」
彼女を初めて自分の部屋に呼んだような、自宅介護を行っているような。
そして日々ような。
これ書いてる今。
ちょうどそんなムードだ。
探してみる
もう何度もテストに出ると口酸っぱくして言ってきたからもうわかっていると思うのだが、私はヘビが嫌いだ。
ちなみに私は朝、口酸っぱくなっている。
まあどうでもいいのだが、ここからが変。
一方ではヘビを飼うたろかという気持ちもずいぶん前から持ち合わせている。
確か日本産のヘビは何気に餌付かないので飼育が難しい。
一方で海外に生息するミルクヘビや、うんちゃらヘビは頑丈で飼いやすい・・・。
知識的には小学校で取り揃えているような図鑑までだから、どれほど正解なのかはわからない。
しかし少なくとも、そんな事に目がいくようになっているわけである。
だが、困るのが生き餌の存在だ。
虚弱なのだが、我が家に生き餌の存在を耐えられる人間はいない。
一度、つかまえてきたミズカマキリにあたえるメダカの存在に耐えられない家族がおり、結果的にミズカマキリを逃がし、メダカのみ泳ぐ60cm水槽が玄関前に鎮座していたことがある。
また、秋につかまえてきたカマキリに対し、我が家ではなんと「ささみのゆでたもの」を与えていた。
ここまでくると、なにか宗教的なものすら感じる。
「最終的には、カマキリ、ミズカマキリをベジタリアンにする」
おそらく彼らの寿命が来るのが先だ。
そして私は、水陸両方のカマキリを捕らえた事があるようす。
もちろん、ささみだって元は・・・という話もあることはわかっている。
わかっているんだけど。
そこがまさに虚弱だというわけではあるが、それでもやはり「生き餌」というのは、私には難しいだろう。
だからヘビは飼えない。
生き餌ではないが、冷凍マウスも、おそらく私には敷居が高すぎる。
そこで気になり出したのはカメレオンである。
うそである。
「リューシカリューシカ」という漫画ではカメレオンを飼っている描写があった。
確かにカメレオンは小さい頃から気になっていたやつだ。
あまりに他のは虫類とは違いすぎる。
そして最近、極小サイズのカメレオンが話題になったりもした(現在20120317)。
漫画で取り扱うくらいだから、個体も手に入りやすくなったのだろう。
しかし、カメレオンを飼うには2つの問題がある。
ひとつはやはり「生き餌」の問題だ。
上記のように、生き餌は辛い。
コオロギは虫である上に跳ねるので、なおさら辛い。
そして「飼うの難しそう」だ。
あの細い腕と妙にふくよかな腹部。
ゆっくりな動作と、それに付随してそれほど効率の良くなさそうな捕食方法。
飼ったらすぐ死なせてしまいそうだ。
このような理由により、うそである。
気になり出したのはカメだ。
今、水生のカメ。
初心者にも飼いやすい種類を探している。
あまり大きくならないやつがいい。
例の水槽で飼う予定だから。