ミイラ取り3

先日からのつづきとなっております。
【あらすじ】
「ミイラ取りがミイラになる」って、そんなミイラミイラ言うな。
もっと汎用的なミイラ意味を。
暫定No1
「ミイラ取りがミイラになる」
候補1
「きのこ狩りの人がマタンゴになる」
候補2
「麻薬探知犬の唾液から、覚せい剤反応が出る」
このタイミングで申し訳ありませんが、報告がございます。
今回のお話、「ミイラ取りがミイラになる」の代替候補を探す過程において、その候補使用例を挙げてまいりましたが、その「例」。
「れい」と打つたびに「例」ではなく「霊」とまず変換されてしまいます。
どうやら、文中の「ミイラ」が効いているようでございます。
そして、それを修正する負担が本ブログ管理者に重くのしかかっております。
あと、正直めんどいという負担もありましたため、霊(ほら!!)は書かなくなりました。
ということで候補列挙へ。
候補3
「愛鳥家が、親子丼を食べている」
候補4
「カツアゲしたスケバンが、レジ横の募金箱にお金を入れている」
候補5
「家なき子」が賃貸情報誌の表紙を飾っている」
候補6
「日焼けクリームのパッケージが、色あせる」
候補7
「英会話のスタッフが、一生懸命ネイティブを勧誘している」
候補8
「ファミコンの2コンのボタンが効かなくなったので叩いたら、マイクが常にON状態になってしまった」
候補9
「ここでこの崖から落ちればショートカットだったが、それは現実ではなく、マリオカートの話だった」
みんなが好きなミイラの代替は、なんだったでしょうか。
ぼくとしては、これから風呂に入るので、おわりにしたいところです。

ミイラ取り2

先日からのつづきとなっております。
【あらすじ】
「ミイラ取りがミイラになる」ってことわざがあるけど、ミイラて・・・。
もっとマシにならないだろうか。
暫定No1
「ミイラ取りがミイラになる」
候補1
「きのこ狩りの人がマタンゴになる」
候補2
「麻薬探知犬の唾液から、覚せい剤反応が出る」
例:
A氏「あの人、弟さんに「お前は赤ん坊の頃、拾われてきたんだぞ」って言って、つらく当たってたんですって」
A氏「そうしたらどうよ。当の本人は、親潮と黒潮がぶつかっているところでくるくる回っていた発泡スチロールの箱から救助されたんですって」
B氏「麻薬探知犬の唾液から、覚せい剤反応が出たんだねぇ。」
評:
麻薬探知犬について、中毒的なことが書かれた本があったような気がする。
調べてみたら中毒になるような量を犬に触れさせていないとのこと。
ふーん。
で、候補としては、例も含めてよくわからなくなってきました。
明日、候補3へ。

ミイラ取り

「ミイラ取りがミイラになる」ということわざは、日本古来のものではないだろう。
「お薬として、日本では昔、ミイラを輸入していました」という情報を心霊本から得ていた僕にとって、ミイラは、クリプトナイトよりは身近な存在だった。
しかし、日本にミイラ取りなる職業の人はおらず、「ちょっと竹林へミイラを取りに」とか「腐ったバナナをぶら下げておくと、ミイラが寄ってくる」などといったこともない。
本来、日本とミイラは「べっこ」なはず。
なので「ミイラ取りがミイラになる」は、かなり直訳に近い状態で日本に定着し、今日に至っていると考えられる。
伝えた人の罪は、重い。
まあまあ聞く言葉であるので、意味は通じているだろう。
しかし、その、先入観みたいな、心の壁みたいな、3日間雨戸を開けていないような、とにかくそういうのをとっぱらって聞いてみよう。
「ミイラ取りがミイラになる」
もう少し、何とかならなかっただろうか。
ここでは少し本来の意味以外の範囲も模索しつつ、使用例を挙げながら、最適なミイラを探してみる。
暫定No1
「ミイラ取りがミイラになる」
例:
A氏「あの人、旦那さんを探していたんだけど、見つからなくて。」
A氏「方々探していたらしいけど、最近は本人も行方知れずっていうじゃない。」
B氏「ミイラ取りがミイラになっちゃったのかねぇ。」
候補1
「きのこ狩りの人がマタンゴになる」
例:
A氏「あの人、裏山へきのこ狩りに入ったんだけど、それからずいぶん見つからなくて。」
A氏「そうしたらどうよ。きのこの化け物になって出てきたんですって。」
B氏「きのこ狩りの人がマタンゴになったんだねぇ。」
評:
本候補を使うにはミラクル、特にA氏の二言目に相当するミラクルが必要である。
要は、より難しい方に言い換えてしまった。
人間としては、ミイラになるよりもマタンゴになる方が難しく、最適とは言い難い。
明日、候補2以降。

ポケット 2

昨日からのつづき。
【あらすじ】
キャバクラの名刺だろうが、知らない男の写真だろうが。
そんなもんがポケットに入っていたくらいで怒ってはダメだ。
ポケットは、何か入っているものだから。
でも、「これ」が入っていたら、ちょいと堪忍袋の緒をゆるめますよ・・・。
と、書いてはみたものの、「これ」が思いつかない。
分けて考えてみる。
1.スマート
本論題に対して、ひねくれていない、これならみんな怒るよ、というもの。
・パンティ
「これで汗を拭いたのね!!」と怒られる。
・虫の死骸
ぼろっぼろになる点で、怒られる。
・生卵
どろっどろになる点で、怒られる。
・万国旗
取り出そうとしてもなかなか終わらず、しかもその間、めでたい感がにじみ出る点で、怒られる。
・「耳でっかくなっちゃった」のやつ
触ったときの気持ち悪さを、責められる。
・ドアノブカバー
「ウチのじゃないわ。どこの家のよ!!。」と怒られる。
・聴診器
「なにごっこしたの!?」と怒られる。
・えのぐ
こら、怒られるわ。
2.ひねくれ
「あ、こいつ。怒られようと、ひねくれたな」というもの。
・小さく折りたたまれた遺影
何よりも折っている点を、怒られる。
・マツイ棒
使用済みだと、より怒られる。
・ダイレクト味付けのり
もう、スーツを捨てるしかないと思われ、怒られる。
・くまのぬいぐるみ(少し出てる)
「なにを期待してのかわいさアピールよ!?」と、怒られる。
・ソフトクリーム(少し出てる)
関係ないが、ソフトクリームはポケットから先端が出るし、にじんでも出る。
ポケット問題からみると、かなりの出たがりだ。
・ゲーセンのレバーの先っちょ
どこかで先っちょのないレバーで遊んでいる人のことを考えろ、と怒られる。
3.ぼくごのみ
僕がこれを見たら、むしろ感心する、というもの。
・人生ゲームのコマ(車に乗ってる)
人生の中で、一番いい時が、そこか・・・と思われる。
・けん玉の「けん(手に持つやつ)」
もちろん、もう片方のポケットには「玉」が納められているのだ。
・メジャー
必要なとき、さっと取り出して計れることができる人は、すごいと思う。
・大切な人の写真が入ったロケット
「えっ、何で首からかけないの?」と思う。
・クラッカー(ひもが出てる)
触るとやけどする男or女を演出。
・両面とも表のコイン
おい、なんかわかんないけど、かっこいいな!!、と怒られる。
ということで、おやすみなさい。

ポケット 1

おいおい、ダンナの背広の腰ポケットから、キャバクラの名刺が出てきたよ・・・。
普通なんだろうけど、手書きのメアドが裏に書いてあるよ・・・。
こんなとき、奥さんは怒るべきなのだろうか。
僕は、少し怒る要素が足りないと思う。
例えば、ダンナの財布の中に、キャバクラ名刺が入っていたとしよう。
それは、最初の「腰ポケットに名刺」よりも、意味深だ。
その点では、より怒る要素として高ランクである、と言える。
例えば、キャバクラ名刺のメアドが、名刺ではなくケータイのデータとして入っていたら、どうだろう。
これはだいぶ、やんちゃしている。
奥さんはこの点を、豚骨から濃厚なスープを取ろうとするがごとく、とろ火でダンナを攻め立てるであろう。
この、怒る要素の差は。
結局、ポケットなのである。
ポケットは、何か入っているものなのである。
そして、キャバクラ名刺も、その何かに含まれているのだ。
電車の中で、ダンナのポケットに何も入っていないことを憂慮した紳士が入れていったのかもしれない。
まぁそれはないが、少なくとも、誰しも身に覚えのない切符やら錠剤やらレシートがポケットから出てきたことがあるだろう。
ダンナにとって、ポケットに入っていたそれは、まさにそういうものだったかもしれないのだ。
駅のホームで酔っている中年の男性を介抱したところ、その男性はお礼にと、財布からお金を出した。
いや、出したつもりらしいが、それはトレーディングカードのような、キャバクラの名刺だ。
押し問答するも、なんだかめんどくさくなったのでもらってしまったのが、それだ。
まぁこれもないが、本件でとにかく重要なのは、ポケットにちゃんと何か入っていたことだ。
ポケットに何か入っていて、よかったじゃないか、妻。
ということで、本題。
上記を踏まえてうえで、ポケットに入っていたら怒られてしまうものを、明日考える。

オーガスタ その3

昨日からの続き
【あらすじ】
もう、何だってんだオーガスタ。
前回、前々回と、ゴルファー達にとって「遥かなもの」を考えてきた。
それは
「ゴルフの聖地(?)、アメリカのオーガスタ」なのか、
「ゴルファーたちの光る汗、空を彩る虹、美しい弧を描くゴルフクラブのボールを当てるところ。8月(オーガスト)」なのか。
・・・僕は迂闊だった。
ゴルファーにとって遥かなもの。
それはルール的に、ボールを入れなくてはならない「穴」に他ならない。
そう。
「オーガスト」は「穴」だったのだ。
「遥かなる穴」
うわあ。
たいへんだ。
そういえばホールと言ったっけか。
とりあえず「遥かなるホール」のほうが汎用性が高い。
ところで、なぜ「穴」「ホール」という言葉があるのに、ゴルファー達はそれを「オーガスタ」と言い換えるのだろう。
※「オーガスタ」が「穴」であることが判明した以上、ゴルファー達は非ゴルファーにはわからない、隠語のような形で「オーガスタ」を使用していることは明白である。
言い換える理由。
それは、知りません。
ただ、僕が思うのは、ボーリングでストライクを3回出すことを「ターキー」と呼ぶ、そんな愉快な出来事がゴルフ界に起きたに違いないということだ。
ほぼ確実だろうが、ボーリングのターキーは「ストライク3回出たらターキーをごちそうするよ」という小話から生まれたものであろう。
(となると、ストライク1回ではベルマーク5点分、ストライク2回だとマックナゲットくらいだろうか)
「穴」を「オーガスト」と呼ぶ、その愉快な出来事とは、なんだろう。
ここで、話は「ゴルフの聖地(?)」に回帰する。
誰か、アメリカのオーガスタに行きたかった人が、穴を「オーガスタ」に見立てたのではないだろうか。
そうすることで、ゴルフ場で穴を狙うことは、ゴルフの聖地を狙うことになり、それはその地のゴルフ場の穴を狙っていることになり、ちょっと由来としてかっこいいのである。
全てのゴルファーは、アメリカのオーガスタにあるゴルフ場の穴を射止めようとしているとも言えるのだ。
ということは、ゴルフ場は世界そのものであり、そこを飛んでいくボールはゴルファー本人を意味するものとなる。
壮大だったんだな、ゴルフとオーガスタ。
遥か。
そりゃあ遥かだよ。
オーガスタ、おわり。
ちなみに、パターゴルフは小旅行気分となる。

オーガスタ その2

昨日からの続き
【あらすじ】
ゴルフゲーム「遥かなるオーガスタ」のオーガスタって、何かわからないんだけど、なにやら壮大すぎね?。 
このゲームの画面は、確か新緑がまぶしい感じだった気がする。
そのためか、僕は以前、これをオーガスト、つまり8月のことなのだ、と思っていた。
「遥かなる8月」
なにやら意味を持っている言葉になりました。
ゴルファーが8月の何を待ち望んでいるのかは、ゴルフをやらないものにとっては謎だが、とにかく待っているのだ。
彼らは、8月の何を待っているのか。
8月に開催される、大会だろうか。
そうだとすると、前回と同じく、その大会に備えて、ゲームよりも実際にゴルフクラブを振るった方がいいだろう。
それとも8月の爽快感だろうか。
薄く雲のはった空に飛んでいくボールよりも、深度の深い青空に放たれるボールの方が、いいのだろうか。
8月の解禁日だろうか。
アイアンの9番(あるのか?)が解禁とか、どこそこのゴルフコースが解禁になるとかあるのかもしれない。
その日だけ、好きな場所にボールを動かしてよいのかもしれない。寛大なスポーツである。
待っているゴルファー達。
「まだ2月か。8月が待ちきれないよ。」
ゴルファー達の、永遠かつぜいたくな悩みである。
と、ここまでは「オーガスタ」が「オーガスト」であるのを前提にしていた。
まぁ「オーガスタ」は地名だろうが、もうちょい覆してみる。

オーガスタ その1

かなり唐突に「遙かなるオーガスタ」が思い出された。
パソコンやスーファミで出た、ゴルフゲームだ。
とにかく壮大なスペクタクルが想定されるタイトル。
それに、何か高らかだ。
ゴルフの何かが、高らかなのだろう。
それにしても気になるのが「オーガスタ」である。
何なんだ、オーガスタ。
ゴルフをやる人からみて「遥かだ」ということなので、地名だろうか。
ということで調べると、どうやらアメリカにあるようだ、オーガスタ。
そこでは有名なゴルフの大会が行われる様子。
そんなこんなでのタイトルなのだろう。
ただ、コンピューター上のゴルフシミュレートゲームで「遥かなるオーガスタ」。
そりゃあ遥かだろうよ・・・。
ちゃんとオーガスタの、そのゴルフ大会を目指すなら、一刻も早く実践をしたほうがいいはずなのだ。
と、ここまでは「オーガスタ」がアメリカの地名であるのを前提にしていた。
その前提を覆す余地は全くなさそうだが、覆してみる。

何か本を。2

昨日からのつづきで、僕は本を探す。
でも、何が読みたいかがわからないので、手探り状態だ。
ミステリは、登場人物をおぼえ続ける自信がない。
あまり長いのは、それに耐えうる体力がない。
そういえば、海外小説を読んだことがほとんどない。
いつだったか、登場人物にクリスティーヌが出てきたとき、なんか面白くて内容どころではなかったことを思い出した。
海外小説だから、特別おかしくはないのだが、なんとなくクリスティーヌやらボブやらという名が出てくると「なんだ?、コントとかか?」という感じになってしまう。
登場人物が登場するたびに集中力が途切れてしまうのだ。
とはいえ、本を買わないと小一時間、手の甲にはえた毛とかを見ることになるので、エリザベスどうこう言っている場合ではない。
ということで、洋モノコーナーに行ってみる。
有名なヤツ、知らないやつ、けっこうあるようだ。
身近にある一冊を手に取る。
これを・・・・・・、買ってやる!!。
甲の毛を見るくらいなら、
「マーク、すごいな!!。お前のうちの庭は。手入れに2時間もかかるんだって?」
「いやあ、草刈機が小さいだけさ」
とかを、ちゃんと読むよ。
適当なページを開く。
冒頭から「カナッペ」ときた。
・・・いきなりスペードのエースを引いてしまったようだな・・・。

何か本を。

本が売れなくなって、という話を聞くが、よく行く本屋さんは混んでいる。
都心の大型書店もやたら混んでいる。
僕の小さい頃を思い返したって、こんなに本屋さんが混んでいることはなかったと思う。
局所的なのだろうけど。
それでも、その混雑ぶりを見る限りは、みんな本大好きという感じだ。
ただ、とにかく色んな種類の本が出ているので、そこから読みたい本を選ぶのは至難の業だ。
レジに並ぶお客さんは、自分の読みたい本を選び出した勝者なのだった。
ところで、ここ何年かの本屋さんは、ポップであふれている。
新刊のところにびょーんと出ている、広告だ。
「うずくまって泣きました」だったか。
モルヒネという本に飾ってあるポップだ。
まだ未読なのだが、泣いたのは本の登場人物か、著者さんか、店員さんか。
ポップでそう言われると、かなり唐突感があるので「うずくまって泣きました」「あ、そー・・・」という風になってしまう。
僕はこのポップを見るたびに、心の中で「あ、そー・・・」と反応することにしている。
「あ、そー・・・」と心の中でつぶやいたあと、近くの本を物色していると、違うポップが。
誰の本かは見なかったけれど、ポップは
「むせび泣きました」という感じだった。
ちょっと、泣きポップが集まりすぎている区画であった。
泣きすぎである。
もう、泣けばいいと思っているんだから。
本を探しに来たのだが、いじわるなドラマのサブキャラみたいになってしまった。