パズル

マッチ棒を使ったパズルのことを考えると楽しい。
「ここにマッチ棒を並べて作った正方形がひとつあります。これにマッチ棒を2本追加して、正方形をふたつにしてください」
こういったやつだ。
こうなると、当然「このマッチ棒の正方形に、マッチ棒を2本追加して、東京タワーにしてください」みたいなことが予想できる。
もちろんできるかい、という雰囲気になるが、これに手を加えて「このマッチ棒の正方形に、マッチ棒を50本追加して、東京タワーにしてください」となると、ぎりぎりいけるんじゃないかということになる。
「このマッチ棒の正方形に、マッチ棒を2000本追加して、ピサの斜塔にしてください」とかなると、出題者はどれほど精巧なピサの斜塔モデルを要求しているんだ、となるし、元々の正方形はいったい何だったのか、ということにもなる。
さらに「このマッチ棒の正方形に、マッチ棒を50万本追加して、モアイにしてください」となると、出題者は本気でモノを拝みたいと思っていると考えられそうである。
ということは「このマッチ棒の正方形に、マッチ棒を5億本追加して、グランドキャニオンにしてください」となると、その解答は「マッチが足りません」となるだろう。
逆に、「このマッチ棒の正方形に火をともして、暖をとってください」となると、そういうことを出題者に指図される覚えはないと憤る人もいるだろうし、そうですかそうですねという人もいるだろう。
逆に、ということでもないが。
「このマッチ棒の正方形に、生ジョッキ人数分を追加して、場を盛り上げてください」となると、もうこのマッチ棒のことなど誰も気にしなくなるだろう。
ということで、なかなか楽しいマッチ棒パズル。
僕は「このマッチ棒の正方形を、お気に入りに追加」していることになるわけだ。

無意味試合

先日スポーツニュースを見ていると、野球の話題にてこんなことをキャスターが言っていた。
「タイガース、引き分けをはさんで3連敗」みたいなことだ。
野球の世界では、引き分けは「何もありませんでした」ということのようだ。
僕だって、野球というものが年に100回以上試合をして、その収支で一番を決めるスポーツであることは知っている。
その100回のうちのひと試合が消化されている以上、引き分けが「何もありませんでした」ということはないのである。
したがって、キャスターの言い方がポイントである。
3連敗という、連続しているものに引き分けをはさんでも、何ら影響がない。
これでは、引き分けは「何もありませんでした」っぽいが、考えてみよう。
キャスターとしては「引き分けがあろうが、とにかく3回負けているほうが問題だよね」を伝えたいのである。
引き分けが間にあっても、3回負けていて、その間は勝ってない。
勝ってないのは、よくないよね。
これを端的に表そうとした結果、「はさんで3連敗」という感じになったのだろう。
それにしても選手達の心境は複雑だろう。
確かによく負けているが、試合を「何もありませんでした」と解釈できてしまうように報道されるのである。
「俺達は、ちゃんと試合をやったぞ!」
思っているだろう。
また、「引き分けをはさんで」という表現についても文句があるかもしれない。
「俺達の試合をしっとりバニラクリームみたいにいうな!」
言いたいだろう。
そして全国クッキービスケット連盟が、
「しっとりバニラクリームを何もないとは、どういった了見だ!」
やりかえしたいだろう。
落ち着け、両方。
本題
これなら「何もありませんでした」てなってもしょうがないよね、な試合。
次回。

出会わな系

「ヘルシーな海の幸ちらし寿司はいかがだろうか。
いか、桜えび、いくらが乗っかっているのだが。
ん?、2点確認させてくれ、と。
まず、どの辺がヘルシーなのか、と。
それはな、海の幸が控えめなんだ。
あと、なんでそんな偉そうに勧めてくるのか、と。
それはな、俺はここの店員じゃないんだ。」
「え、いらない?。
なぜ?。
お前、色々と食べてて、そろそろさっぱりしたものが食べたいんじゃないのか。
違うのか。
ん?。
俺が横柄だからか。そうか。
じゃあ、空いてる皿、下げてもいいか。
え、店員じゃないのにそんなことしていいのかって?。
お前、ばかだな。
店員じゃなくたって、店長かもしれないじゃないか。」
「まあいい。空いてる皿、下げてもいいか。
下げるぞ。
ただ、今皿を下げるが、お前はゆっくりしていっていいぞ。
許すよ。
ん?。なんだか気まずそうな顔するな、お前。
いいか。ゆっくりすることを、許すよ。俺は。」
「2車線ある道路の左側を走行していると、駐車車両のあることがあるだろう。
荷物をおろしているやつだ。
それで車線変更を余儀なくされたりするんだ。
あれは邪魔だけど、仕方がないだろ。
そこに止めなくちゃならないんだから。」
「お前はその駐車車両みたいな感じでゆっくりしていっていいぞ。
ほら水だ、水。冷たいぞ。
飲んで渇きをいやすといい。」
「ん、妙な顔つきだな。
そうだな。喫茶店でちらし寿司を出そうとするのも、そうないな。
ここはな、待ち合わせが必ず成功しない喫茶店として有名なんだ。
みんな滞在時間が短いからな。
ここはそういうところだ。
待ち合わせはするけど会いたくない。そんなときに使われる喫茶だ。
もちろんお前のフィアンセは来ない。もう帰った。
お前も、すぐに帰った方がいいとは思わないか。」

応援

初々しさは、6割で。
?入学生、新人応援詩?
詩・7942
混ぜ物のない青は 4月の空さ
雲ひとつさえ 浮いていない
ん? あそこに 浮いているだって?
あれはため息 学校に行きたくない人の
あれはため息 会社行くのめんどい人の
その分お前たちが がんばっていけ
何か持ったり
行列に並んだり
4割分 がんばっていけ
濃く静かな青は 4月の海さ
発泡スチロールひとつさえ 浮いていない
ん? すごく漁船が 浮いているだって?
あれはため息 学校に行きたくない人の
あれはため息 会社行くのめんどい人の
その分お前たちは 社会出たがり派でゆけ 
目のあった瞬間、満面の愛想笑いができたり
愛想笑いの流れで他愛のない会話ができたり
4割分 がんばっていけ
深い怨念と憎悪は あちらの知らない人からさ
笑みなんて 浮かべていない
ん? なんでそんなに 怒っているかだって?
あれは愛人問題 奥さんに気付かれたことの
あれは食卓 醤油入れにほとんど醤油が入っていなかったことの
その分お前たちが がんばっていけ
夢と希望
人情と思いやり
4割分 がんばっていけ
追記
少々楽しすぎの感あり。

摩周湖畔トレーニング

いわゆる「曇らないマスク」はたいそう優れているのであるが、それがある以上、その背景もしくは先には
「曇らないめがね」
「曇ることでむしろカジュアルになるめがね」
「曇っても気にならない精神」
「曇らせない吐息」
「曇らない気温」
「曇ろうが曇らなかろうが関係ない気象状況」
「曇ってるほうが普通であるというプロパガンダ」
「コンタクトレンズ」
「視力矯正」
「手術」
「手の目」
があるのであって、その中で「曇らないマスク」が抜きんでているらしいことは、それが一番でした、ということである。
というのも、やはりマスクをしているだけでも少々犯罪の臭いがほのかに漂ってしまうのに、さらにめがねをかけているのである。
もう、お縄を催促しているのと同じである。
その上めがねに霧がかかろうものなら、怪しさだけで胸いっぱいになるところ。
そんなマスクの犯した罪を、マスクで償う。
最たる解決策である。

「串」という漢字が、かわいそうだ。
あまりに「くしに具ささってます、から生まれました」が出すぎているからだ。
例えば「心」という漢字。
この誕生も、「串」と同様の流れでできたはず。
そのものの形状から生まれた漢字ではなかったか。
心臓。
生あるときは脈打ち、その鼓動が途絶えたとき死を迎えることを知った古代の人々が、心臓にバリバリ興味を持つのは仕方のないことだ。
それを観察しまくったに違いない。
そして、それはどこも同じで、この心臓の形を由来とし、「心」としての漢字が誕生したわけだろうが、ここで「心臓」の形状と「心」のそれを見比べてみると、それほどお互いが似ている、という感じはしない。
「心臓」と「心」。
「心臓」の形状から簡略的な象形文字が誕生。
その後、いくらかの変遷を経て、現在「心」に至る。
要は、「心」という漢字が洗練されるのには、年月がかかってる気がする。
その点、「串」ときたらどうだ。
実際に誕生が最近だったりするのかもしれないが、その形はあんまりじゃないか。
なんだ、この漢字が生まれたときはもう、ねぎまとかちくわぶがあったのだろうか。
確かに「くしにものが刺さったもの」がどう描写されるかといえば、ほぼ「串」の形だろう。
だからといって、あまりにそのまま。
しかも、どうしたことか。
くしにささっている「具」に、大小が表現されている。
なぜ大小が表現されているんだ。
この漢字が誕生したとき、大きい田楽と小さい田楽があったのだろうか。
その細部を表現する必要があったのだろうか。
父親はちゃんと大きい方の田楽を子供に与えたであろうか。
子供は遠慮する母親を気遣い、大きい方の田楽を食べなかったであろうか。
何か、すごくよく飛ぶように設計された竹とんぼみたいな形だが、そのせいで親子が田楽を味わえなかったということはないだろうか。
あーもう。
それほど気にならないな串!!。
おわりだ、おわり。
ということで今回、ひとつ言えることがあるとするならば、「串」の具は、うなぎではないな、ということだ。

ストラップ

ケータイを買い換えたことを受け、試しにストラップをつけることにした。
ストラップ。
今までつけていなかったが、今回購入したケータイは、使用時になんとなく不安定な感じ。
一週間後には「使用中落とす」→「踏まれる」のコンボをくらいそうな予感である。
そのため、ストラップを着用。
運悪くケータイ本体を落としてしまった場合、使用時にストラップを持ってさえすれば、それについたケータイは必要以上に落ちることはなく、結果踏まれることもない。
完璧な戦略である。
さて、いざ購入しにストラップ専門コーナーに向かってみると、あるわあるわ。
さまざまな種類のストラップがすずなりだ。
やはり、ケータイはそもそも落としやすいものであって、みなその危険性を感じているということだろう。
ところで、僕のケータイは黒い色だ。
ということで、それに合いそうなストラップを探してみると、あまりない。
というか、気に入ったものがない。
販売されているストラップのほとんどは「わっか」状をなしていて、それが気に食わないのだ。
僕は棒状またはひも状のストラップを探していたのである。
一般的にストラップの存在理由は、ケータイの装飾などもあるだろうが、主に上記に挙げた「落下防止」となるだろう。
その点、ストラップの形状がわっかであることは、そこに指または手首を通すことに適し、それはケータイの落下を確実に防ぐ。
まったく理にかなった形状なのである。
ところが、その理にかなったというところが気に食わない。
確かに理にかなっているだろうさ。
けど、別にわっかじゃなくったって、大丈夫だろって。
そういうことで、僕の欲しいのは、わっかをなさない、棒状ひも状のものなのである。
とりあえず、立ち寄った店ではそのようなストラップがあまりなく、わっか状じゃないにしても、なんだかやけに短い「画面ふき」機能を持つものであったり、ひもの先端に王将がついていたりと、らちがあかない。
他の大型電気やさんに赴いたが、そこでも芳しくない結果。
こういうとき、僕は自作に走る。
さっそく手芸屋にてストラップの根元部分と皮ひもを購入し、作成に取り掛かった。
すぐ終わった。
驚いたことに、ものの2?3分のうちに「ひもストラップ」は完成した。
ただ、ひもがびろーんと伸びているだけのストラップである。
その粗末さに気をよくした僕は、早速ケータイに装着してみた。
「ぜんぜん意味ない」
率直な感想である。
あらかた予想はしていたが、すばらしく意味がない。
ケータイ使用中はだらりとたれ、意図して指にひもを巻きつけないと、その存在意義を見出せぬ。
また、その形状から「ケータイのアンテナ、もげてるよ」と勘違いされかねないため、たいそう気に入った。
うん、わっかじゃなくたって、なかなかいいじゃないか。
そして今。
ケータイにはまったく異なる、わっか状のストラップがついている。
僕は、今なぜわっか状のストラップがついているのか、実はよくわからない。
あの、ひも状のストラップはどこに行ってしまったのか。
手芸屋で部品を買いまでした熱意はさめてしまったのか。
いつ、このわっか状のストラップは付けられ、ひも状のはとりはずされてしまったのか。
まあ、「存在理由がない」ということは、こういうことなのかもしれない。

いつものやつ。

わかっているんだ、作り手だって。
水戸黄門のマンネリな感じ。
だから、ときどき敵側にアプローチしたりするんだ。
でも、水戸黄門のマンネリな感じ。
印籠を出したときの「ぼよーん」という効果音だって、変えたいんだ。
やっぱり、水戸黄門のマンネリな感じ。
ということで。
せっかく月曜日で、しかも水戸黄門を見たので、マンネリを打破する案を搾り出したい。
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「水戸黄門、これならすがすがしい朝のような、新規な気持ちで見られるぜ!!」
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◆レベル1
・ただの旅番組として、全国の名産品を取り上げる
・水戸黄門が黒髪ふさふさ
・現代風にアレンジされ、みんなスーツ
・助さんがうっかり八兵衛担当も兼ねる
・格さんがお色気担当も兼ねる
◆レベル2
・歴代水戸黄門勢ぞろい
・敵がいさぎよすぎて、印籠出すタイミングを逃す
・落とした印籠を探す旅に出る
・みんなタメグチ
・悪代官が密輸入したご禁制の品として、ヘリコプターが登場する
◆レベル3
・印籠を出すときの音が、番組直前で流れるナショナルCMの歌
・番組中、ちょこちょこナショナル製品が見え隠れする
・代官所のカベに、コンセントが
・夢オチ
・印籠を出す前の「静まれぃ」を「ボブマーリー」と言う
・敵をこらしめたあと、必ずみんな、ため息をつく
・ラスト15分は、LIVE中継
・三国無双みたいな敵の数
・ガンダム無双みたいな敵の種類
・水戸黄門のあごひげが、かっちかち
・賭場で、いかさまのサイコロを割ろうとするが、全然割れない
・丁半のいかさまを見破った弥七が「みせやがれ、そのダイスを!!」と言う
・番組アイキャッチのたび、由美かおるが風呂に入る
・貧しい家の少年アーサーが、古びた印籠を掘り出したところから物語が始まる
・貧しい家の少年アーサーが、古びた風車を掘り出したところから物語が始まる
・ラストの乱闘シーンで、敵を倒した数が点数として画面に表示される
・悪代官が最後まで悪事を認めないため、もやもやして終わる
・番組ラストで、土手を歩く水戸黄門御一行の横を自転車が通過する
・番組前後で、すさまじい量の冠婚葬祭のCMが流れる
・なんだかレベル3、挙げすぎだと思う

こだわり2

昨日から。
【あらすじ】
ビール、いろいろこだわりました。
=====
◆製品の出荷方法にこだわった。
・テンピュールに包まれての出荷。
・基本的に出荷しない。
・多くの製品を同時に出荷するが、使用するのは中央部分にあったもののみ。
・輸送中、一定の振動が加わったら、廃棄。
◆場所にこだわった。
・ビアガーデン用、花見用、バーベキュー用と、場所別に味の異なる製品を開発。
・製造員の朝は、貯蔵タンクの緯度経度測定から始まる。
◆衛生管理にこだわった。
・汚れを感じ取るセンサーが働くと、突然床に穴が開き、落とされる。
◆発音にこだわった。
・ビールと言うと、製造員が怒る。
◆製造員のモチベーションにこだわった。
・社員食堂がおいしい。
・偉い人が「うちのビールがおいしいのは、君のおかげだよ。」と言って回る。
・偉い人に、製造員が怒る。
・缶やビンをよく見ると、製造員の名前が入っている。
・社内会報が、やたらポップ。
・偉い人が、製造員のモチベーションを上げようとするのを、やめる。
◆酵母のモチベーションにこだわった。
・除菌のため、フィルターに通すとき。
→製造員一同敬礼。
・酵母が含まれているもの。
→製造員一同で、トラックを見送り。走ってトラックを追いかける人も。
◆髪型にこだわった。
・後ろの、重たそうに見える部分を適度にカットし、ふんわりヘアーを実現。
◆環境にこだわった。
・「うまいビールを作る環境を保全する」ための募金を開始。
◆飲んでもらうことにこだわった。
・製造員の反戦、エコに対する意識が極めて高い。
・20歳未満が傷つくニュースを、聞きたがらない。
・蛇口からビールを実現することに前向きであるため、水道局に何度も通う。
うん。
いまいちですな。

勝手に広告

あまり広告として見ないようなやつを、無理にあてがってみた。
=====
ねぇねぇ、あの人、何つけてるのかしら。
あ、ほんとだ。
なんだか、かっこいいね。
あぁ、ああやって手にかけて。
あれなら、安心安全ね。
新時代を担う最先端技術、ストラップ
=====
♪ ショッキング? トゥナイト ♪
♪ アグレッシブ? トゥナイト ナイト ナイト ♪
あんたなんか嫌いだけれど、つめたくしないで。
ああ。冷たくなんか、しないよ。
羽ばたく未来へ。聴診器の先の丸いやつ
=====
脅威の全自動 フルスロットル!!
家族みんなが集う居間に、是非。
エア・コン
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耐久性重視!!。
しかも、目立たない!!。
究極のナノらせん構造により、抜けない、抜けさせない!!。
向井川商店のがびょう
スクリュードライバー
=====
♪ いつも一緒に いたかった ♪
♪ となりで 笑ってたかった ♪
色あせない思い出を、いつまでも。
え・はがき
=====
・・・このスタンスは、楽だ!!。
ただ、少々おイタが過ぎたよう。
勝手に広告、おわり。
楽したくなったら、続く。
追記
あれ、広告って、こんなんだっけ・・・?。