カウンセリング

へえ。なんだか頭の中で、知らない人の声がするというんですか。
いや、ちょっと疲れていたりすると、誰にでもあることですよ。
変なことじゃありません。
例えばその声は、どんなことを言うんですか。
ええ、特定の内容ではないけど、とにかくネガティブなことを言う。
テレビの討論番組で、出演者が説明用のボードを出すとき。
心の中で誰かが「さかさまに出せ!! さかさまに出せ!!」って言うんですか。
・・・確かにそういったシーンでさかさまに出されると、やるせない気持ちがすごく出ますよね。
見ているこちらも、ぐさりときますよね。
うん。でも、確かにいやですけど、それほどネガティブじゃないですよ。
全然安心の部類ですよ、あなた。
私の知っている人なんか、絶えず「あーあ」って聞こえるんですって。
大勢の子供が言うような感じで。
朝起きても「あーあ」。
昼食にカロリーの高いものを食べても「あーあ」。
何をしても「あーあ」。
これはつらいですよね。
それに比べたら、軽いです。
自信を持ってください。
これからは、そういった声が聞こえてきても、無視してください。
症状は軽いから、それでも十分に治癒できます。
ね、それでいいですね。
と、ちょっといいですか。
あなた、今の話ちゃんと聞きました?。
大丈夫ですか。
何か全然聞いてなさそうですけど。
それとも、例の声が聞こえているとかですか。
すいません、ちょっと。
ここ、どこだが分かります?。
大久保ですよ。
お・お・く・ぼ。
ねえ、ちょっと・・・。
・・・なんだ、ちゃんと聞こえているじゃないですか。

手を打つ

今、「すごい速さで拍手をする人」が登場している。
確かにすごい早さだ。
でも、僕は彼のことは「すごい速さで手を打つ人」と呼びたい。
なぜなら僕が彼を見ていても、なんら誇らしげな気持ちになれないから。

高濃度設定

今日もだらりと更新をスルーしようと思ったのだが、楽できそうな題材が見つかったので。
ブログ記事の新規作成画面上部に、広告が出ている。
どうやら電子書籍的なやつ。
漫画専門のよう。
そこに紹介された漫画のコピーが気になった。
「ナゾの薬で 女の子にされた僕 さらに 猫にされた僕」
どうにも大変そうである。
しかし、人間には少なからず異性化へのあこがれがあるだろうし、猫はかわいい。
よって、このコピーにグッとくる人は多そうだ。
ただ、僕ならこのコピー。
こう変更したい。
「ナゾの薬で 女の子にされた僕 さらに 猫にされた私」
こうすることで「僕」が「女の子」にさせられたことがとても強調されると思う。
漫画を見ていないので分からないのだがこのストーリー、「女の子にされて、すぐに猫にされた」わけではないだろう。
そうなら「ナゾの薬で 雌猫にされた僕」でいいはずだから。
よって、「僕」は「女の子にされた」あと、いろいろ例のイベントが発生、それも落ち着いた頃に「猫にされた」に違いない。
「猫にされちゃうタイミングで、自分のことを私って呼ぶようになってる!!」
「女の子にされたことで、ちゃんと心も女の子になってる!!」
「女の子にされた」ということで、どうやら本人としては本意ではないようだが、漫画としてはこう気づいてもらうことで、異性化した甲斐があったというものである。
ただ、「自分のことを僕と呼ぶ女の子」「突然の異性化に戸惑う、なにやら危うい子」にグッとくる人たちのことを考えると、この変更が正であるとは、全く言えない。

第3の選択

第三者の登場が、物事に深みを与えるかどうかは、場合によるだろう。
例えば「漁夫の利」という言葉。
確か、貝と鳥が争っているときに漁師が登場、貝も鳥も捕まえちゃいました、とかいう話が背景にある。
この場合、貝と鳥にしてみれば、漁師の存在は完全に第三者で、しかも自分ら捕まってしまうので、とほうもなく悪である。
しかしことわざもできたし、その点「深みが出た」と我々は言うことができそうである。
一方「矛盾」の話、「何でも貫けるヤリと何でも防ぐことのできる盾があいまみえると・・・」というやつでは、ちょっと第三者出現は困りそうだ。
子供「おじさん。このヤリで盾を突くと、どうなるの?」
「チョーップ!!」
ここでの第三者は「おじさんのチョップ」であるが、これで深みがどうこうというと、それは子供の頭部にいくらかの深みができるのかもしれないが、基本的には深みは生まれていない。
「琴欧洲と千代大海、土俵中央で動きません!!」
ここで行司が、あの芭蕉扇みたいので千代大海を叩いた。
ここでの第三者は「行司」であるが、すごい問題にはなりそうだが、やはり深みは出ていないのではないか。
どうやら「第三者」として登場、それで深みを出すのは、なかなか難しいことのようだ。
無論深みを出さないような第三者のほうが、面白いのだが。

うっかり謄本

人がついうっかり作ってしまうのが、戸籍謄本だ。
先日、どこそこにて「トキの戸籍謄本」が作られたことを知り、やっぱり作ってしまうのだなぁとしみじみとしてしまった。
ちゃんと調べていないが、この手のはアザラシ、ラッコにも適応されてはいなかったか。
たしか住民票だったか。
何故か海産物しか思いつかなかったのかが、謎である。
とにかく人は、もちろんリターンも考えてはいるが、こういったやんちゃをしでかし、思いもよらなかったらしい問題を生じさせたりする。
アザラシやトキとしても、何か人を害す問題が生じるようなら、すぐにでもここを退きますといった心情を持っているだろうし、内心「戸籍謄本はやりすぎでしょ。まんじゅうとかでいいっすよ」と思っているはずだ。
ところで、私情ではあるが、トキの戸籍謄本よりもコウノトリの戸籍謄本のほうが面白そうである。
また、このノリなら歴史上の人物のそれを作ってもいいような気がする。
欄が超埋まりそうである。
さらに、既にもうありそうなのが、大仏系である。
もしないのだとしたら、それは明らかに何らかの悪意が介在しているので、関係者はすみやかにその悪意を排除するべきだ。
と、ここまできたら、これについて怒る人が激増しそう。
しかし、なんせ人は取りにも来ないヤツに対してうっかりと戸籍謄本を作ってしまい、売り物のさしみを指で押してしまい、たまごの賞味期限を見逃してしまうのである。
残念ながら、そのうっかりは治らない。

届かなかった手紙

谷啓
康子様いえー
最近とても熱射ですが、どのように寝過ごしでしょうか。
僕と言えばとても熱射で、昨日もうだりました。
もう、君が引越しをしてから2?6ヶ月が経ちました。
そんな君の顔を思い出しながらこの手紙を書いています。
君は僕にとって3人目の友引だったけれども、その中で手紙を書こうと思ったのは、康子さんがはずかしめてです。
この手紙がご迷惑になるようならいいのですが。
今日は、うちの庭で採れたパ・セリを同封させていただきました。
とてもおしいですので、どうぞご賞味ください。
それでは、また会える日を楽しみにしております。
かくちかこ

もぎたての果実

検察官「じゃあ君は、『夜のアンダースロー生活』という言葉で人の興味をひこうとしたわけですね」
私「ええ、まああのとき、何か面白いことが言えればと」
検察官「死刑ですね」
私「え、何でですか!?」
検察官「彼を夜の云々と言った罪で、死刑を求刑します」
私「ちょっ、ちょっと待ってください。『夜のアンダースロー生活』って言っただけですよ」
私「確かに少しシモネタかもしれません。『夜のアンダースロー生活』」
私「でも、言っただけですよ。『夜のアンダースロー生活』」
私「『夜のアンダースロー生活』で誰かが被害を受けたんですか!?」
私「そんな人、いないでしょう!?。でもなんで『夜のアンダースロー生活』で死刑なんですか!!」
裁判長「静粛に」
検察官・私「・・・・・」
裁判長「あまり繰り返すと、良さが薄れます」
検察官・私「!!!!!!」

重くしたい

それいけ!アンパンマン
ドレミファ・どーなっつ!
ポムポムプリン
まじかる☆タルるートくん
きりんさんがすきです。でもぞうさんのほうが、もっとすきです
マチャアキ
どんなものかよく分からないこともないが、ゆるい。
そして何より、軽い。
軽すぎる。
少しでも重くしたい。
出撃!アンパンマン
ドレミファ・ソラシどーなっつ!
ポムポムプリン体
まじかる☆タルるートさん
麒麟さんが好きです。でも象さんの方が、もっと好きです
マチャアキ弾頭
追記
おお、こいつはいまいちだ。

軽くしたい

準地衡風方程式系
自由民主党総裁選挙
瀬戸内海環境保全特別措置法
乾式排煙脱硝装置
ペンタシアノニトロシル鉄(III)酸ナトリウム二水和物
繰延税金資産及び繰延税金負債の表示
どんなものかよく分からず、堅苦しい。
そして何より、重い。
重すぎる。
少しでも軽くしたい。
それいけ! 準地衡風方程式系
自由民主党総裁選挙ごっこ
瀬戸内海環境保全特別措置法じゃないほう
乾式排煙脱硝装置と呼ばれることもある、うんてい
ペンタシアノニトロシル鉄(III)酸ナトリウム二水和物だモン!
繰延税金資産及び繰延税金負債の表示も、ボタンひとつでオーケー

自分の棚は限りなく低い。

「義務教育でも学んでいるのに、英語ができない!!」
こんな話をよく聞く。
僕もそうだ。
ちんぷん&かんぷんである。
ただ、僕は勉強方法以外にも、英語ができない理由があるような気がしている。
思いつくのが「感性の違い」。
とにかく僕が気になるのは「フィッシュ」すなわち魚の扱いである。
「フィッシュ」
日本人にとって、それはとにかく魚である。
しかし英語は、魚のこともフィッシュで表しておきながら、明らかに魚でない水産生物のこともフィッシュでいくという、暴挙に出ているのである。
shellfish・・・貝
devil fish・・・タコ
jellyfish・・・くらげ
starfish・・・ヒトデ



タコをdevil fishと最初に呼んだ人は、タコをちゃんと見たのだろうか。
貝をちゃんと食べたのだろうか。
くらげに刺されなかっただろうか。
それはdevilのようかもしれないし、硬い殻を持っていたかもしれない。
ほぼゼリーだ。
でもフィッシュって付けるのは、どうなんだよう。
フィッシュって言ったら、俺ら魚だって覚えちゃったよ!!。
美しい四季の国、日本。
富士山ちょっと汚いらしいね、日本。
そんな日本に住む私たちは、フィッシュと名づけられた魚でないものに対する違和感を、見逃すことはできない。
「お前ら何言ってんだ!!。ヒトデはフィッシュじゃあ、ないでしょう?」
英語は、もっと日本人のことを考えるべきである。