タイムと需要その2

昨日からの続き。
わけあって予約投稿。
【あらすじ】
フルマラソンをするときの地面について。
例えば、科学的な何かで「これが走るための地面に最も適した素材です。」というものが示されたとしよう。
※そいつをここでは「ムッ」と呼ぶ。
じゃあフルマラソンをするときは、ムッを町中に撒けばいいかと言えば、それは無理である。
いくらムッがいいかおりであったとしても、自然に消滅するのだとしても。
ムッを用意するにしても、撒くにしても、大変だからだ。
もちろん、競技者が通る道のみに撒く、というのも却下。
競技者は「花びらを道に撒かれる自分」を想像してしまい、マハラジャ気分になってしまう。
よって、ムッはなんとか競技場内に撒かれることとなる。
そして競技者は競技場内をずっと回り続ける。
なんたって、ムッ。
いいタイムが期待できる。
しかし、近いうちにフルマラソンは没落するだろう。
ここが問題で、どれほどいいタイムが出そうだってなんだって、競技場を2時間も走り続けるのは、つまらない。
競技者も面白くない。
そしてそれは、見ていて面白くない。
そういえば、10kmくらいだと競技場内でやることもありそうだ。
おそらくその距離が、競技者飽きリミットではないだろうか。
とにかくこんな理由で、もしムッがあったとしても、フルマラソンは街を走る。
この競技に「走るのにいい地面」の話は、冒涜なのだ。
フルマラソンは、ちゃんといろんなことを考えた競技だった。

タイムと需要その1

人が、もっとも走りやすい地面は、どのような素材だろうか。
走る時間などにもよると思うが、ここでとりあげたいのはフルマラソンである。
昔、どっかの誰かが勝利を報を知らせるために42.195kmの距離を走って死んだ、みたいな話があるために、同じ距離を走らなくてはならなくなった競技だ。
それが「となり町戦争」だったら、町の規模にもよるだろうが、彼は死なずに済んだろうか。
「図書館戦争」が文字通りだったら、彼は死なずに済んだろうか。
フルマラソンは、中継を見る限り、そこらへんの町の中を走っているようだ。
その足元は一面アスファルトだろう。
どうなんだ。
2時間以上も走り続けるのに、アスファルトはベストなのか?。
焼けたアスファルトにチワワを立たせることは、許せない、許さない。
今の文は全く関係ないが、アスファルトがベストではないと言いたい、その気持ちの高ぶりは感じてもらえただろう。
多分ベストじゃないよ、アスファルト。
じゃあ何がよいかと考えてみるが、一長一短なものばかり。
土はでこぼこしていて転んじゃうかもしれないし、草原は転んじゃうかもしれない。
砂場は足を取られて転んじゃうかもしれないし、河原は転んじゃう。
でもフルマラソンで走りやすい云々を考えたときの問題は、実はそこでない。
つづく。

魔法の材料

当ブログに、ときどき「グレイプニル」というワードでやってくる人たちがいます。
「グレイプニル」というのは、何かの神話に登場する魔法の鎖とか足かせとか。
なんかごっつ強いやつがいたので、そいつを捕らえておくために村の小さな仲間たち(ドワーフ=ドヴェルガという、日本人らしくない名前)が作ったらしい。
この言葉を検索している人について、僕はこう考える。
「グレイプニルを、作る気だ・・・。」
幾人かは、この魔法の鎖を本気で作ろうとしている。
そう確信する。
なぜかというと、この魔法の鎖の材料が、やたら詳細に知られているから。
せっかくなので材料を記す。
猫の足音
魚の息
女性の髭
熊の腱
山の根
鳥の唾液
・・・だ。
諸説、作り方などは知らないけど、これで魔法の鎖ができます。
よかったね。
物語としてこういうのは、なんか知ってるけど、実際には手に入らないもの、を挙げるのが普通。
・昔の人にとって猫は足音を立てないものだと考えられていたようだ。
うちのねこは、夜中にとっすとっす歩く。
ゲッツ!!。
・昔の人にとって魚は息をしないものだと考えられていたようだ。
古代魚(ゴダイゴ)のいくつかや、肺魚は店でも買えるんだろうか。
保留ゲッツ!!。
・昔の人にとって女性は髭が生えないと考えられていたようだ。
女性の髭の話はよくあるが、身近にはいなさそうだ。
ポイントは、うぶ毛と髭の境界線だろう。
「あなたの鼻の下のうぶ毛をください。」
怒られそうだ。
まぁ、材料入手の順番としては最後の方で。
いよいよとなったら、だな。
うぶゲッツ!!。
・昔の人にとって熊は腱がないと考えられていたようだ。
昔の人は、熊をなんだと思っていたのだろう。
リラックマかなにかと思っていたのだろうか?。
(リラックマに腱はないのは確実だからだ)
それとも、ないのか・・・?。
熊に腱・・・。
なにはともあれ、うまくいけば。
猟友会ゲッツ!!。
・昔の人にとって山は根がないと考えられていたようだ。
これは「山の根」は大きすぎて、人間には扱えないよ、という考え方だろう。
とりあえず、小学校のときの同級生、山根くんの連絡先を見つけ出すのは、そう難しいことではない。
山根くんサクリファイスゲッツ!!。
・昔の人にとって鳥は唾液を出さないと考えられていたようだ。
こりゃ、あの「ツバメの巣」と考えていいのだろうか。
これが入ってるお手ごろ即席スープがあったような気がするけど、もっと量が必要なら、この材料がネックか・・・?。
一度は飲んでみたいゲッツ!!。
ということで、このブログを書いた僕について、僕はこう考える。
「俺も、作る気だ・・・。」

しまう

今日の「ぷっすま」は、なにやら「うまい棒」をシェフが食べ比べしているようだ。
そのコーナーはすぐに終わってしまったのだが、僕は見逃さなかった。
そのシェフは少し食べた「うまい棒」の残りを、袋の中にしまおうとしていたのだ。
僕の人生を振り返ってみても、うまい棒の食べかけを袋に押し込めたようなシーンはない。
確かにボリュームのあるお菓子だが、食いついたら最後、うまい棒が再び袋の中に戻ることはなかった。
うまい棒を押し込めたシェフの指には、丸いあとが残ったのだろうか。
その指でソースの味見なんかをするのだろうか。
それは、きき酒の、口に含んだ日本酒をはき捨てるような行為と等しいのだろうか。
「一口は自分のもの。残りは大地の神のもの」みたいな信条なのだろうか。
通常のさくっとしたものと、ちょっとシケたものの、両方を楽しむ魂胆なのだろうか。
自分の料理にトッピングするのだろうか。
持ち帰って、ジョンにあげたりするのだろうか。
その袋を、誰かのかばんなどに仕込むのだろうか。
うまい棒をしまう行為は、ちょっと予測がつかない。

千夜釣行

ずんどこべろんちょ!!。
自転車から降りるとき、いつもジャケットのすそがサドルにひっかかる、7942ちゅーっす!!。
僕は、輝く太陽の下、ラ・パルレの青い海でクルージング中。
イルカたちも、一緒だよ!!。
おっと、弘樹が何かを釣り上げたようだ。
見に行ってみよう。
弘樹ー、何釣れたー?。
あ、愛媛?。
これでやっと、四国リーチだね。
日本が沈没して2年。
唯一生き残った人間の弘樹と僕は、イルカ達と一緒に日本を探すクルージングを続けている。
2年間で、四国はリーチ。
東北地方や関東もだいぶ集まった。
北海道は浮いてたし、この調子だと日本再生は結構早いかも!!。
でも、「俺ら繁殖能力ゼロ」という気持ちで、僕はよくうなされるんだ。
そして、この気持ちのときだけは、イルカのまなざしにも、弘樹のグラスにも、腹たってくるんだよ・・・。
あ、あーっ!!。
もうこのテンションが切れる時間になった!!。
お疲れ様でした。

生廃品回収

町内会で行われる催しに、なんとも言えない哀愁を感じるのは、僕の住んでいるこの町が、僕を受け入れてくれていないということなのだろうか。
人によってまちまちだろうが、僕はそう感じる。
家の前を、軽トラが走る。
スピーカーがうなる。
「?会館では、11:00より掃除があります。」
まぁ、そら掃除せんとね。
「掃除後、おにぎりやビール、おつまみが出ます。」
さる→バナナ
うま→にんじん
ねこ→カルカン
的なものを感じずにはいられないが、そりゃ掃除を課すんだもの。
しょうがないよね。
「あ、すいません、おにぎりや生ビール、おつまみが出ます。」
僕は今まで、ビールと生ビールの差を全く意識せずに生きてきた。
お酒好きな人にとっては重要かもしれないが、僕はそうでもない。
「ビール→生ビール」の言い直しが、どれほど会館に殺到する人の数に影響するのか、分からないのだ。
でも、確かにお店でビールを頼むときは、決まってみんな「生4つ」とかいう。
やっぱり生が好き。
なにか、「生」がついているほうが「みずみずしさ」を感じるし。
色々考えてみよう。
「掃除後、生おにぎりが出ます」
確実に生米をかじらせようとしている。
「掃除後、生おつまみが出ます」
なんか、あらぬ方向性アップだ。
「掃除後、生柿の種が出ます」
掃除のあとの植樹。
「生子供も参加できます」
今まで、子供は全て生子供だと思っていたが。
しかし、火が通っちゃってる子供って、確かにいるよな。
・・・なんか、いろいろ考えちゃだめだ。
「生」は、ビールにつけなくちゃダメだったんだ。
付け忘れた「生」を、ちゃんと言い直す町。
そんな町が、僕は大好きです。

うがつ

傘の先端には金属もしくはプラスチックの棒が付いている。
構造的なことはわからないが、おそらく傘の骨とキレを止め、ばらーとならないようにするために付いているのだろう。
しかしもう一つの役割が、この棒にはある。
「地面にかつかつやる」
その形状がほぼ杖であるため、どうしてもそうやってしまいがち。
しかし、杖ほどの強靭さを持つわけでもないため、曲がったりしてしまう。
そして、傘は長い。
傘グリップ部分を地に付けるわけにもいかず、棒部分を上に向けるわけにもいかない。
それゆえ棒は、たえず地面すれすれの位置。
地面に穴をうがつほかないのである。
一方、折り畳み傘の先端は、どうだろう。
なんかゆるい、小さいプラスチック部品が、ポッチしているではないか。
そう。
折りたたみ傘の先端は、そのテクニカルな機能のおかげで「地面にかつかつやられる」危険がないのである。
したがって、見た目以上に柔肌。
おそらく敏感でもあるだろう。
その部分をかつかつやろうとしても無駄である。
地面に該当部分を近づけるには「柄」を伸ばすと思うが、やつらは「縮む」。
先端をかつかつやっても、柄が、なんとなく耐震強度的な動きにより、その衝撃を吸収してしまう。
折りたたみのやろうは、とにかく自分の先端にやさしい。
雨の日に番長などと決闘をする場合、相手が折りたたみ傘であるかを確認しよう。
もし折りたたみなら、さぁゴールは目の前だ。

後方確認2

昨日より。
【あらすじ】
自動車の運転手は、前方に人を見つけた場合、あらゆる予想を立てて事故を未然に防がねばならない。
ところで「後方確認もせずに道路を横断する人」って、危ないよね。
あの、カリスマ普通自動車運転師がいつも予想している!!
前方の人がどのような挙動を示すか予想ベスト10!!
1.そのまま(歩行なり、自転車こぎなりを続ける)
2.★道路を横断する
3.★つまづき、車道に倒れこんでしまう
4.★移動する速度を落とす(ケータイいじりながらの移動など)
5.★車道中央線へ、故意のダイブ!!
6.★加速する(走る、スキップ、立ちこぎ等を行う)
7.曲がりかどで異性とぶつかり、スローモーションになる
8.立ち止まる
9.Uターン
10.何もない空間に向かって、おじぎをする



18.垂直にジャンプしだす。
19.★一瞬にして丸太と入れ替わる(空蝉の術)
20.電柱の影に隠れ、トランシーバでやりとりする
★:カリスマが緊急回避の必要性を感じる予想
こんなところではないだろうか。
案外上位だな、「道路を横断する」。
まぁ、それはそうだ。
多くの運転手は一位の「そのまま」とほぼ同レベルで「横断」してくる可能性を持っているはずだから。
しかし、そこは人間。
このリストは、刻々と変化する環境によって、位が絶えず入れ替わってしまうのだ。
例えば、食パンをくわえた少女がこちらに向かって走ってきていたら、運転手は2位に「エヴァンゲリオン的ミラクル」を予想に持ってきてしまうかもしれない。
それは、一瞬の位変動。
でも、そのタイミングで「前方の人」が道路を横断してきたら、事故フラグ2がONになってしまう。
このような位の変動による危険は、運転手が「後方を確認する人」を見た場合に、100%回避できる。
そんな人を見た運転手は「道路を横断する」を一位に上げ、そこを不変とするからだ。
結論
もちろん自動車運転手は警戒を怠らないようにすること。
それとは別に、後方確認は人間全員怠らないほうが、よい。
どうしても道路を横断する際、後方確認ができない場合は「空蝉の術」をやること。
後方から車が来ていても、意図は違えど止まってくれるはずだ。

後方確認

前方を走る自転車が、後ろを確認もせずに道路を横断する。
この場合、自転車の運転手は確実に
・自動車の免許を持っていない
・後ろから自動車などが来ないことに、絶対の自信がある
・自動車の免許はあるが、シールをはがす時くらいしか使用しない
・やや音速
のどれかであると言える。
まとめると、自動車のことをあまり深く考えていない方が多い。
「車の運転手だって、歩行者の動きくらい、予想しながら運転しているんでしょ? 。」
これは交通安全上、非常に重大な問題である。
なぜならば、「道路を渡る」という行動に対して、彼らと自動車の運転手とのあいだに差異が生じるから。
自動車を運転中、後ろを確認せずに車線変更できる運転手は、いない。
このように書くと「できるよー!!」という人も現れそうだが、そんなことを言っては僕だって
チャーシューメンを注文して、チャーシューを残すことができるし
床屋さんで「耳にかかるくらいまで、髪を伸ばしてください。」と言うことができる。
ここで言いたいのは、後ろを確認せずに車線変更するのは、運転手にとってデメリットばかりであり、
それをする人はちょっと変でしょ?、ということである。
だから、自動車を運転するものにとって、後方を確認せずに道路を横断するという行動は、かなり予想外と言っていい。
もちろん「予想外」とは言っても、経験上、ありえることであることは自動車運転手も心得ており、予想しているだろう。
しかし運転手は、たいがいが人であるがゆえ、予想には限界がある。
前方にいる対象者が一度でも後方を確認する動作を行えば、「こいつ、渡ろうとしてる!!」が予想ランク上位に食い込み、より慎重なドライビングとなるのだが。
ところが今件では、「前方を歩く人」は後方を一度も確認しない。
彼は「後ろに車いても、俺が渡ろうとしているんだから、どうにかするよな。」という考え。
一方、自動車の運転手は「まぁ、渡らないだろうけど、一応気にしとくか」という考え。
・・・事故フラグ1がONになりました。
次回
自動車の運転手がいつも予想している!!
前方の人がどのような挙動を示すか予想ベスト10

ユニコニスタ

迂闊だった。
今日は「ユニコーン」という昔のバンドのカバーが出る日だったのだ。
知らんかった。
僕が興味を持つ、数少ないバンドだが、とっくの昔(15年くらい前?)に解散した。
そして何故か、今なお解散し続けている。
※今から5年ほど前、「ユニコーン」ブームがまた来る、みたいな情報が鳩や風、ニュース速報や競馬新聞によってもたらされたことがあった。
あれから5年がたった。
家に帰ると、姉が「ユニコーン」と「奥田民生」の、今日出たというCDを渡してくれた。
持つべきものは、弛まぬ勇気。鋼の体。孤高たる精神。思いやりの心そして姉である。
既にCDを堪能した姉が言った。
「なんか、いろいろあったけど、結局はユニコーンだったよ。」
僕は言った。
「ずいぶん、かかったね。」
「うん。長かったよ。」
今夜、僕は姉の軌跡をたどる。