タイムと需要その2

昨日からの続き。
わけあって予約投稿。
【あらすじ】
フルマラソンをするときの地面について。
例えば、科学的な何かで「これが走るための地面に最も適した素材です。」というものが示されたとしよう。
※そいつをここでは「ムッ」と呼ぶ。
じゃあフルマラソンをするときは、ムッを町中に撒けばいいかと言えば、それは無理である。
いくらムッがいいかおりであったとしても、自然に消滅するのだとしても。
ムッを用意するにしても、撒くにしても、大変だからだ。
もちろん、競技者が通る道のみに撒く、というのも却下。
競技者は「花びらを道に撒かれる自分」を想像してしまい、マハラジャ気分になってしまう。
よって、ムッはなんとか競技場内に撒かれることとなる。
そして競技者は競技場内をずっと回り続ける。
なんたって、ムッ。
いいタイムが期待できる。
しかし、近いうちにフルマラソンは没落するだろう。
ここが問題で、どれほどいいタイムが出そうだってなんだって、競技場を2時間も走り続けるのは、つまらない。
競技者も面白くない。
そしてそれは、見ていて面白くない。
そういえば、10kmくらいだと競技場内でやることもありそうだ。
おそらくその距離が、競技者飽きリミットではないだろうか。
とにかくこんな理由で、もしムッがあったとしても、フルマラソンは街を走る。
この競技に「走るのにいい地面」の話は、冒涜なのだ。
フルマラソンは、ちゃんといろんなことを考えた競技だった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です