まぶたの閉じるとき

何かで一日の「まばたき」をまとめるとどのくらいの時間になるか、といった感じの話があった。
気になっちゃったか、まばたき。
人間、意識しちゃうとうまくいかなくなってしまうのが常で、この人も
「どのくらいの時間、目をつむるのがまばたきだっけ?」
「あれ、いつもは左右同時につむって、緊張したときだけは交互につむっていた気がするぞ」
などのまばたき弊害を持ってしまったはず。
昔、授業中の居眠りをとがめられた男子生徒が「さっき目をつむっていたのは、まばたきの余韻です」と言ってオール5を獲得したという話がなかったわけだが、このようなくだりをいれずとも、だいたいの人においてまばたきをする時間は同じくらいだろう。
だから、「まばたきをまとめる」行為は、「まばたきをする回数」に大きく依存すると考えて間違いない。
まとめた時間にしても、まとめる時間にしても、だ。
「まばたきをする回数」を左右するのは、明らかに「目を攻撃されている回数」だろう。
(漫画のように、驚いたときなどにまばたきを連発する人など、いないだろう)
ということは、「まばたきをまとめる」と、その時間は「目を攻撃されている回数」の多い人が多くなる。
よって、「目を攻撃されている回数」の多い人は、まばたきをしないと誓った日だけは、より朝寝坊することができるはずだ。
そんなことはない。
この話では、単純にまとめるだけでは意味のなくなってしまうものをまとめてしまっている。
何より、「目を多く攻撃されている人」はなるべく早く起きるべきだ。
「まばたき」をまとめる話は、僕らが抱く期待を、少し裏切ってしまう内容になってしまうかもしれない。

「まぶたの閉じるとき」への2件のフィードバック

  1. SECRET: 0
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    >>(漫画のように、驚いたときなどにまばたきを連発する人など、いないだろう)
    結構いると思うよー。
    驚いたときのダメージは、即座に5まばたきくらいしないと危険。

  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    漫画のように驚いたときなどにまばたきを連発する人は、「漫画のように、驚いたときまばたきを連発する自分」を意識しすぎである。

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