昨日から。
【あらすじ】
しりとりを華やかに演出する「ん」の回避。
失敗しない回避方法とは。
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先日書いたとおり、「しりとりにおける「ん」の回避は、一番スリリングな瞬間」なのである。
しかし、その演出は難しく、例えば「みかん、あ。みかんジュースね」などという感じのはかなりいかんことになっている。
慣れている者であれば、何の準備がなくとも、すらりと「みかん、狩りに行こう 愛媛県だより」などと美しい「ん」回避が可能なのであるが、今回は初級として「失敗しない「ん」回避」を考えてみる。
1.鋳型を作っておく。
お手軽で、かつ有効な方法だ。
「○○(しりとりお題を含んだことば)」に付加する言葉をあらかじめ決めておくのだ。
※しりとりお題(例:いか→からすにおける「す」のこと)
ここでは例として「と私」を付加する言葉として用意してみる。
「○○と私」形式にすればいいのだ。
あとはしりとりお題に対して「ん」で終わる言葉を考え、形式にあてがう。
「からす→スミソニアン博物館と私」
ここでポイントなのは、おそらく問題になるであろう「それ、しりとりになってなくね?」という反論に対する防御が可能な付加言葉を選別しておくことである。
上記「スミソニアン博物館と私」。
ごくまれにではあるが、相手が「それって言葉ちがうでしょ」などと言ってくることがある。
このとき、付加言葉が「対応された」ものであるなら、こう言い返すことができるだろう。
「スミソニアン博物館と私っていう、宮崎あおいの写真つきエッセイ集だよ」
うそである。
うそではあるが、無いものを無いと証明するのはめんどくさい。しりとりは続けられるだろう。
ちなみに上記例では「ん」が2度回避されており、言うところの「二段」というやつになっている。
一方、付加言葉がテキトーなものであると、大変だ。
「スミソニアン博物館で17時に待ち合わせ」
付加言葉に「で17時に・・・」を選んでしまったため、しりとり判定どうこうの前に「おまえ嘘つくな」となってしまう。
気をつけられたし。
次回
2.「んぼ」をつける。