ある路線に、車内から高架下を見下ろすと公園の見えるところがある。
この公園、そこそこの敷地内に、一人用のブランコが1台だけ、ある。
さみしい。
最初見たときは、アートかなにかと思ったくらいだ。
戦時中、ごめん先日。
初めてこの公園のブランコが使用されているところを見た。
10歳くらいの女の子だ。
安心した。
これがスーツのおっさんだったら、さみしすぎだ。
女の子は、通過するまでの数秒だけ見えたが、一人で一生懸命にブランコをこいでいた。
さみしかった。
おっさんがどうこうと心配していたが、どうも一人用ブランコ1台という時点で、もう何が起ころうともそれはさみしいものでしかなかったのだ。
女の子がさみしそうにゆっくりとこいでいたら、それはさみしい。
しかし、アゲアゲにこぎまくっていたとしても、それもさみしい。
連休だったのに、それを最大限に有効利用できず、もんやりした自分、それもさみしい。