供養

久々に何か書こうとメモを開いてみると、8割は下ネタで、これは僕もまだまだ捨てたもんじゃないねと部屋をうろうろしてみたりする。

しかしあとの3割が形になってないことに気づくと、立ち止まり、さてどうしたものかと、形のないそのうちのひとつに「多摩テックの供養」とある。

確か、どっかで飲んでいるときに、何かの拍子に隣の席の人が言ったのだ、「多摩テックはもうなくなっちゃったんだよ」と。

そのとき、どこか片隅には「多摩テック、もうない」と記憶があったので、ああそうだったな、くらいに思ったのだが、同時に「こういう時は何か、感傷的な気分になるべきなのかな」と不思議に感じた。

知らない人に少しだけ説明すると、多摩テックは遊園地的なやつで、恐竜の子供みたいなやつがマスコットだった気がする。

あの、子供のころによく行った多摩テック。

確か、コーヒーカップの遊具は、平面を滑走するのではなく垂直に回転するんだったな。

ソフトクリームが左巻きなのが名物だった。

と、もうお分かりのように、僕は行ったことがない。

もう少し詳しく言うと、行ったかどうか覚えてない。

そんな奴に供養なんて、多摩テックもされたくないかもしれないが、どうであれその時は「多摩テックの供養」なんてメモを取り、何かしらの「供養のあて」もあったのだろう。

「あて」はすっかり忘れてしまったが、まあこのご時世、何かがなくなるということに、おセンチにもなるさね、ということで。

ついでに、ネタもなんか1割増えたということで。

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