ブルー

先日、オンライン会議のようなものをやっていたとき、参加者のひとりのPCの調子が悪い、といったん退出。

すぐに戻ってきたが、調子はいまいちらしく、話を聞いているとどうも「ブルースクリーン」が出た、とのこと。

経験者は多いだろう、あの恐怖の画面なのだが、あれについてはひとつ気になっていたことがあって、それはなぜ「青色の背景」なのだろう、ということ。

赤色などの警戒色のほうがいいのではないか、と思っていたのだ。

調べてみると「ブルースクリーンの色を変える」など、混乱しか生み出さそうなツールがあったりして混沌としたが、デフォルトがなぜ青色なのかはよくわからなかった。WindowsPCのベースとして設定されるものだったりするのだろうか。

あれは確か深刻なエラーが起きたときになるはずだ。場合によってはソフトのみならず、ハード故障も疑わなくてはならない感じもする。

「大変な時なのに、何をちょっとさわやかな色にしとるんだあほ」

しかし一方で「こんなときだからこそ冷静になれ」という意図があるのかもしれず、そうだとしたら、さっきはあほ言ってごめん、という気にもなるが。

いつの日か、窓から望むと、青空にブルースクリーンの英文が浮かぶ。

大王、3999年7月の過ごし方としていかがでしょうかね。

今からそいつを

今うどんを打ったら、さぞコシのあるやつが出来上がるであろうというくらいに、やり場のない怒りというかモヤモヤする何かを感じる、ということが最近多い。

そのたび、身近に「手打ちうどんセット」がないことに、ほんと言うと特に何も感じないのだが、もしあったとしたら、こぶしをビニールに入った小麦粉に振り下ろす。そんなことにもなるのだろうか。

試してみたい気もするがただ、どうも「手打ちうどんセット」というのは、自分で購入するイメージがない。あれはなんか、定年後に誰かから贈ってもらう、そんなものなのではないか。

まだその時期を得ない自分としては、唐突にあしながおじさん的な人物から、Amazonの荷物が届く、というシチュエーションが一番良い気がする。

「目の前に手打ちうどんセットが、来ちゃったんなら仕方がない。一つやってみるか」

ありがとうあしながおじさん。いい感じで「手打ちうどんセット」を入手させてくれて。

で、くれてついでに仕事も手伝ってもらえません?

供養

久々に何か書こうとメモを開いてみると、8割は下ネタで、これは僕もまだまだ捨てたもんじゃないねと部屋をうろうろしてみたりする。

しかしあとの3割が形になってないことに気づくと、立ち止まり、さてどうしたものかと、形のないそのうちのひとつに「多摩テックの供養」とある。

確か、どっかで飲んでいるときに、何かの拍子に隣の席の人が言ったのだ、「多摩テックはもうなくなっちゃったんだよ」と。

そのとき、どこか片隅には「多摩テック、もうない」と記憶があったので、ああそうだったな、くらいに思ったのだが、同時に「こういう時は何か、感傷的な気分になるべきなのかな」と不思議に感じた。

知らない人に少しだけ説明すると、多摩テックは遊園地的なやつで、恐竜の子供みたいなやつがマスコットだった気がする。

あの、子供のころによく行った多摩テック。

確か、コーヒーカップの遊具は、平面を滑走するのではなく垂直に回転するんだったな。

ソフトクリームが左巻きなのが名物だった。

と、もうお分かりのように、僕は行ったことがない。

もう少し詳しく言うと、行ったかどうか覚えてない。

そんな奴に供養なんて、多摩テックもされたくないかもしれないが、どうであれその時は「多摩テックの供養」なんてメモを取り、何かしらの「供養のあて」もあったのだろう。

「あて」はすっかり忘れてしまったが、まあこのご時世、何かがなくなるということに、おセンチにもなるさね、ということで。

ついでに、ネタもなんか1割増えたということで。