もなか

このあいだ(2014年7月)、テレビを見ていると「キャプテン翼もなか」というのがやっていた。
おそらくキャプテン翼に何かしらゆかりのある場所なのだろう。
もなかに「キャプテン翼」のキャラクターが焼印されていた。
こういった商品を目にする度にどうしても考えてしまうのは「もう少し何かできないか」である。
仕方ないのだ。
生産性を損ねる訳にもいかないだろうから、形を翼君にする訳にもいかないのだろう。
そもそも「もなか」では翼君のシャープな髪型や手足先などを表現するのにも限界がある。
ただ、焼印かー、と考えてしまう。
要は、翼君のかわりにサザエさんが焼印されたら、そのもなかは「サザエさんもなか」に変わってしまうのである。
少し、節操なさを感じてしまう。
僕が危惧するのは、この流れが許容されてしまうとなると、もっと節操ない「もなか」が出てくるのではないかという点だ。
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あだち充 出身地名物
「かずやもなか」
「たつやもなか」
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これはかなり節操ない。
ゆるゆるである。
しかし現在、これほどではないにしても似たような方法で節操ない事になっている例は多いのではないだろうか。
恐ろしい事である。
現在、おそらく「かずやもなか」「たつやもなか」はないと考えている。
今後作るのは結構な事なのだが、せめて「かずやもなか」には享年を印字するという「もう少し何かできないか」に対する姿勢を見てみたい、と考える者である。

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