僕はやじるし(→)が好きだ。
→も↑も↓も←もかなりいい。
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風が吹く

桶屋が儲かる
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もう理由などは関係なく、有無を言わさない連続性がいい。
この場合、ことわざの本来の意味は消え失せ、「そりゃあ風が吹けば桶屋は儲かるよね」という気分にさせてくれる。
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八兵衛←うっかり
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これもいい。
説明はいらないし、今八兵衛というキーワードがさっと思い浮かんだ事で、よく思い浮かんだなということ、僕らの心の中には思っていたよりも深く、八兵衛が入り込んでいたんだということ。
そして「はちべえ」ではなく「はちべい」なんだな、ということが分かった。
そして当然、こういうのも可能だ。
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ご隠居←おせっかい
お銀←お色気
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いっぽう、これは少し違和感がある。
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うっかり→八兵衛
おせっかい→ご隠居
お色気→お銀
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おそらくこの違和感は数学で言う必要条件、十分条件的なやつで、「八兵衛←うっかり」が「八兵衛枠のなかでのうっかり」というニュアンス。
「八兵衛のなかでは、かなりうっかりの比重が高い」というのが通説であるため、違和感がない。
一方、「うっかり→八兵衛」は「確かに八兵衛はうっかりだが、うっかりとくれば、全て八兵衛なのだろうか」と疑問が残る。
「うっかり」の全てを八兵衛に任せてよいのだろうか。
確か会社の金田さんはすぐに捺印を忘れるっけ。
などと疑問は深まるばかりで、やじるしも使い方には気をつけないといけないことがよく分かった今日である。

オチなし

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