リンケージ、オノマトペ。

「草ぼうぼう」の「ぼうぼう」のぼうぼうっぷりはさすがで、茂みまくっている感じがよく出ている。
いわゆる「わんわん言葉」というものに僕は何度か注目してきたが、そのシンプルゆえに伝えたいことがよくわかる。
オノマトペとして洗練されたそれは、いつでも魅力的に見える。
ところで最近知ったのだが「いかいか」。
どうだろう「いかいか」。
何も知らない人がこれを聞いたら、十中八九「イカ型ポケモンの鳴き声」と答えるのではないだろうか。
あるいは居酒屋でイカの一夜干しあぶりがなかなか出てこなかった時や、「イカ型怪人のかけ声」などと、どうしてもイカ型の何かが関わらなければ聞けないと人々が考えるのは想像に難くない。
実はこれ、昔の文献にある「赤ちゃんの泣き声」だというのだ。
昔の人は耳が少し変だったか、昔はひらがなが「い」と「か」しかなかったか、昔の赤ちゃんはちゃんと「いかいか」泣いていたか。
いづれかは不明だが、何だこの怖さは。

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