開始3分の女。

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2012年カレンダーの回想です。
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僕が日頃より気を付けていることに「俗っぽい感覚を忘れない事」がある。
こう言うと、あたかもお前は特別なんか、悟り人なんかという感じもなるが実は、僕はかなり俗っぽい。
よって「俗っぽい上に、俗っぽい感覚を忘れないようにしている」という、俗のエリートなんである。
カレンダーの1月1日。
以前のカレンダーを見てみると、「ビッグベン」や「あけましておめでとうゴライアス」とある。
ひどく恐ろしいことになっている。
しかし、恐ろしいなりに「ビッグベン」と堂々と書かれている事にある種の勇気を感じるし、「ゴライアス」は語感がいい。
「あけましておめでとうゴライアス」
「ゴライアス」は「ゴライアスガエル」やラピュタに出てきた「ゴリアテ」のことで、基本大きいものに付く。
だから、何かすごくおめでとうな感じがする。
今年もそっと言ってみたが、ほぼ「ございます」なので気づかれなかったのがざんねんだが。
今年は「前にいる階段を上る女の子のために、「お前のスカートの中は見ようとしてないよ」オーラの発散が必要です。」となっている。
これもすでに「恐ろしい事」になっているが、これを記した背景というものも、一応ある。
それは「開始3分の女」というイメージが面白かったという点。
近頃は、おしゃれ以上に露出の激しい女の子をよく見かけるようになった。
そういう人を最初に見たときから「アダルト動画の開始3分の女」というイメージが、どうにも取れない。
ネガティブイメージで、失礼である。
しかし多少なりとも要点を突いているようにも思う。
女の子から見ても、いないだろうか。
「お前の両そでを掴んでずるーんしたら、お前むき身になんねんぞ?」という人が。
そんな「開始3分の女」が駅の階段を上ってみ?、という話。
男は困っちゃうんだ、本当。
そんな気持ちを、元旦にあててみました。
もちろん「開始3分の女」がいてくれて楽しくない、というのは皆無なのだが。

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