レメゲトン・ナベリウス

古の悪魔達は、今はまた別の力を獲得した、かも。
その、別の力とは!!。
※「レメゲトン」カテゴリのスタンスについて
【ナベリウスさんのソロモン時代】
ケレブス、ケルベロスなどの別名を持つ悪魔で、雄鶏やカラスの姿をしている。
貴族のような服をまとった、3つの犬の頭を持つ姿で登場することもある。
召還した者には、しわがれた声で自然科学や美術を教えてくれる。
【現在のナベリウスさん(予想)】
人間の吐息がナベリウスであり、その能力「熱いものを冷ます」を、結果的に人間に利用されている状態である。
よって特定の召還方法はなく、いつも召還されている状態。
ただし、熱いものを冷ますとき以外に吐息を行うと、そのたびに少しずつナベリウスは逃げ出す。
結果、最終的には熱いものを冷ますことができない吐息になってしまう。
なぜ悪魔であるナベリウスが人間の吐息になってしまったのか、研究者の間では長年、大きな謎となっていた。
分かっていたのは、とにかく「ナベリウスは人間の吐息になった」ことと「熱いものを冷やすときに重要」ということだけだった。
しかし、ある研究者が発表した「悪魔に恋する12の方法」にてナベリウスの項目があり、その内容が「ナベリウスが吐息になった原因」として現在支持されている。
以下、その箇所を抜粋する。
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ナベリウスがまだ「蛇口に思いっきり口をつけなくては水を上手に飲めない小学男児」の姿だったころ。
ある小学女子に「悪魔がよく持っている、三つ又のもり」を見られてしまった。
もりを先生に告げ口されることを恐れたナベリウスは、女子に「しゃべったことを何でも本当にする」という約束をする。
女子が「頭よくなりたい」と口にすれば成績を上げ、「アクセサリーが欲しい」と言えばそれを与えた。
そんな日が続いたある日、何でも願いが叶ってしまう女子はそれに飽きたのか、ため息をついてしまう。
このため息を何らかの要求と勘違いしたナベリウスは女子の吐息に変身、以降ずっと吐息として彼女に遣えたという。
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この説で注目するべきなのは、ナベリウスの吐息変遷もさることながら、一人の小学女子による使役が現在では人類全体に及んでいるという点である。
これは一見、彼女がミトコンドリアイブやラッキーマザーで誤解されやすい部分、「全人類の母」という象徴的な面を持ち合わせているように見える。
そして人類に共通するミトコンドリアの持ち主であったとするなら、ナベリウスはミトコンドリアの中に潜んでいるとも解釈できる。
しかしこの内容はさすがにハズいため、論争に参加した全員、なんとなくうやむやにしている状態である。
むしろ論議が活発だったのは、その女子がいる時代に小学校なんてなかったはず、という点だった。
「彼女のいたという小学校の環境、先生、同級生」は人間や人工物ではない可能性が高い」
この前提をふまえ、論争で2つの仮説が立てられている。
1:
彼女が生まれた場所は金星で、周りはみんな金星人だった。
小学校は「星立ヴィーナス小学校」で、先生は金髪の美人だった。
2:
女子は一人でなんとなく「小学校」の定義を確立し、一人で小学生を振る舞っていた。
女子は小学校イブであった。
結果的に論争がこの2つの仮説にまとめられたとき、同席した全ての人がため息をつきそうになり、あわてて口を手でおさえたという。

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