暮れのぶんぶん その5

昨日からのつづき。
【あらすじ】
カブトムシのオスがいる。
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仕込んだワナを見に行く。
小雨が混じっているので、分は悪いかもしれない。
で、結局バナナのワナでは、カブトムシのメスは捕まえることができなかった。
その、かなり樹液に似たにおいをはなつストッキングに寄ってきた戦果たちは、以下のとおり。

ごきぶり
あり
これは、バナナのワナを実践したものが伝えるべきことなのだが、バナナの入ったストッキングを木に巻き付けたあとに、焼酎をかけてはいけない。
これをやると木をつたって焼酎が地面に垂れ、それに気づいたありがバナナに大挙してしまうのである。
ワナは小雨まじりの夕方に仕込んだ物であるため、そもそもベストな状態でもカブトムシは来なかったかもしれない。
しかし恐ろしい量のアルゼンチンアリ似のありに、少々の心躍らない蛾、ごきぶりに潰されたワナは、きもかった。
ほんと、焼酎は垂れないように、だ。
ただ、残念だが「何もいませんでした」という結果でなかったことに、僕はかなり満足だっ。
ごきぶりのおかげで、ワナを見に行ったとき、一瞬でも「なんか黒いのいる!!」と興奮できたし。
おおまかにいうと、ごきぶりとカブトムシは大きさといい足の数といい、ほぼ同じといってもいいくらいだし。
まあ、ワナは失敗だった。
ワナはありがたかって大変なことになっていたが回収。
ここで回収しないと、明朝くぬぎの木にバナナストッキングが巻き付いているという、事件になってしまう。
僕としては、バナナストッキングが巻き付いている木というのは、富士山の樹海で見られそうな「事件のあった場所を示すロープ」と同義くらいだ。
ぜったい回収、ぜひ回収。

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