ちょっとそこまで。33

実は、僕は天草に来ているんである。
これはある種の人たちにとっては垂涎、よだれ。
喉から手が出たとき、いっしょにだ液もどっぱー出ることなんである。
何のことやらわからない人は、手元にある妖怪辞典を調べてみたまい。
九州の妖怪の多くは、天草地方で報告されているのである。
たぶん、水木しげるが報告しているのである。
妖怪と認識できたやつがいたら、ひんつかまえて見世物小屋にでも売り払う所存だったが、もしかしたら妖怪よりも見世物小屋のほうが数の少ない可能性があって、ということはたまたま見世物小屋があっても、そこには既に妖怪が納品済みというわけである。
いや、むしろ雇ってる。
というか経営している。
そうかー。
経営してるかーと背伸びをしながらふとんに倒れ込み、そのままの姿勢で明日の予定を考える。
明日は15時くらいの新幹線で帰る予定だが、隙あらばもう一つの用事をこなすつもりである。
故に早く寝る。
かっぱが経営しているところの給料はきゅうりなんだろうな。
なー。
なーのところで電気を消す。
小さい頃は豆電球をつけていないと眠れなかったのに、今ではついててもついてなくても寝られる。
これで「もう真っ暗じゃないと寝られない」とかなら話は収束していけそうなものなのに。
豆電球って、なんで赤みがかった色してるんだろう。
全然収束しない。
駅の人、宿の人によると、阿蘇はあんがい近いという。

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