しゃっくり

しゃっくりが「母胎内にいたころの水中生活から、転じて肺呼吸を行うようになる我々の、肺を鍛えるための運動のなごり」だというような記載をどこかで見たような、見ていないような。
真偽は定かでなく、かなりあやしいが、少なくとも味のある話である。
もちろん程度がひどければ問題だが、小さい子がしゃっくりをしているのがいとおしく思えるようだ。
「この子はお腹のなかにいたころのことを思い出している」
一方おじさんがやっていたりしたらなんかいやだ。
「なぜお前が横隔膜をけいれんさせることがあるのか」
今、目の前のおじさんがしゃっくりをしている。
おじさんは夕焼けのふるさとでも思い出していたのだろうか。

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