ガンガゼ

※当方咽頭炎の為、手抜きによる罪悪感皆無。
そいつはいきなり僕に、こう言ったのである。
「やっぱ、センスはどんどん鋭く研いでいかなくちゃいけないよ」
僕は、こいつは何を言っているんだと思った。
「ちょうど、ガラスで出来た針みたくね」
僕は、ガラスで出来た針ってなんだと思った。
「でもそれじゃ、すぐ折れるだろ」
かまってしまった。
「そう。誰かに刺さって、すぐ折れる」
僕は、ガンガゼみたいだなと思った。
「でも、折れてそこに残ってることを考えたら、ねえ?」
僕は、気持ちの悪いやつだなと思った。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です