手品の要求

※当方咽頭炎の為、手抜き足抜き。
普通の人が言う「千円貸して」と、手品のうまい人が言う「千円貸して」は、たいそう意味が異なる。
ただ、それは受け手側の話だけであって、手品のうまい人が単にジュースを買いたいが大きいお金しかない、といった状況もありえることである。
しかし一般的には、手品のうまい人がお金、特に紙幣を要求したら、それはイリュージョンはじまりであり、そこになんら悪意は介在しない。
もちろん手品の人もこのような民意を感じており、そうやすやすとはお金を借りようとはしないだろう。
だから基本的には、手品の人が紙幣を欲したら、手品が始まる。
このとき、いくら紙幣を破かれようが、焼かれようが、大丈夫だ。
なぜなら手品なので、オリジナルが手元に戻ってくることは保障されているのである。
むしろ破かれなかったり、破損されなかった場合は注意が必要だ。
彼は、使う気まんまんの可能性がある。

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