咳止め その2

※当方咽頭炎の為、全体的にやる気を喪失。
【あらすじ】
咳止めシロップについて。
咳止めシロップがその効用を一番発揮できるような飲み方は、どんなのだろう。
そんなことを考えたのは、咳止めシロップを飲んだときだった。
やはり、飲んだあとも患部にずっと留まるようなことができれば、一番いいだろう。
しかしドロドロであるとはいえ、飲み終わったらそれまで。
つばを飲み込む動作を何回かしたらもうそこにいなくなっているような気もする。
ということで編み出した。
上を向き、ちょうどうがいをするような感じで口内にシロップを満たしたあと、少しずつ嚥下する方法を。
※このあとをまとめると、僕はシロップを噴出してしまい、さんざんな目にあった。
べとべとなもので全身をやられることのいやさは、誰しも様々なべとべとで経験しているだろうから、追求しない。
今回最大のイベントを、まとめてしまいました。
ちなみにまとめなかったら、こう。
=====
「父さん、雨が降ってきたよ」
母親を探すたびに出ようとしていた少年アノイは、そんなときでも父親を気遣った。
そんな子を、父親は誇らしく思っていた。
「あ、父さん。黒いよ、黒い雨だよ」
何か不吉な予感のする、黒い雨。
父親は息子の性格を知りながらも、こう聞いた。
「アノイ、この雨は不吉だよ。それに母さんのことでは、つらい事実を目の当たりにするかもしれない。それでも行くのかい?」
「もちろん。この雨も、なんかべたつくけど、いつかはあがるのさ」
出発のとき、雨はあがっていた。
歩き出し、もう遠くになった息子の背中に、父親はこう叫んだ。
「アノイ!!、母さんはどこの誰よりも美人だったぞ!!」
アノイの背中は見えなくなっていた。
=====
まとめてみて、やっとその良さがわかる、まとめ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です