僕はあたえた。

神「ふう。」
神々「どうしたの!?。どうしたの!?。」
神「また与えちゃいました。」
神々「誰に!?。誰に!?。」
神「声の出ない薄幸の美少女に。」
神々「何を!?。何を!?。」
神「美しい歌声を、ね。というか、そこで混雑しているときにレジに並ばないで買い物できるタイミングとかを与えても、だめでしょう?。」
神々「そうだね!。そうだね!。」
神「まあ奇跡という方向で、恋人経由で与えました。」
神々「僕も与えたい!。」
神々「僕も!。」
神「うーん。枠あるかなぁ。」
神「恋人の乗る飛行機を遅らすやつは、もう担当が決まってたし。」
神「気の合う友達だと思っていたのが、調べたら血のつながった兄弟でしたってのは、交代制でやってるし。」
神「同姓同名関係は、もう予定組み終わっちゃっているしなあ。」
神々「与えたい!。」
神々「与えたい!。」
神「うーん。でも、たぶんみんな、喜んでもらえるからやりたい!!って思っているんだろうけど、実際のところ、喜んでもらえないことの方が多いよ。」
神々「どういうこと?。」
神「だって、毎日多くの人に、今日を元気に生きることっていうことを与えているのに、あまり喜んではもらえないんだもの。」
神々「なにそれ!!、もう締めたい感じなの!?。」
神々「締め!?、締め!?。」
神「本当にどうも申し訳ありませんでした。少々性急でした。」

僕はまとめた。
僕はくぎった。
僕はうたった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です