ストリートファイターという格ゲーについて。
ダルシムの村。
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基本知識
ダルシム
ヨガの人。
手足が伸びて、相手をはたく。
火も吹く。
テレポートもできる。
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ダルシムは、首から人の頭蓋骨のネックレスをしていたり、ブライト艦長の分も入ってしまったくらいの白目っぷりですが、その異様な姿とは異なり、いい人です。
なぜいい人かというと、彼は確か「村を救うためのお金を手に入れる」ために、格ゲーに身を投じているからです。
と、これは最初の頃の話ですが、たぶん最近も格ゲーに登場するということは、何かしら人のためだったり村のためだったりするのでしょう。
ということで、ダルシムの村はなんだかいつも不幸なイメージ。
いつましになるのでしょうか。
というか、ダルシムのやり方に問題があるのではないでしょうか。
「ダルシム。助けてくれるのはありがたいが、もっとやり方があるんじゃないだろうか」
村民が言います。
「私には、手足を伸ばして相手をはたくことしかできないのです」
ダルシムはたぶん、こんなこと言いません。
「ダルシム。いつになったらこの村の不幸は取り払われるんだろうか」
村民が言います。
「私には分かりません。なぜこの村だけやたらうまくいかないのか・・・」
ダルシムはたぶん、こんなこと言いません。
「ダルシム。なぜ君は手足が伸びたり、テレポートができたりするんだい?」
村民が言います。
「ヨガのおかげ、と言っていますが、本当のところは分かりません。いつの間にかできるようになっていたのです」
ダルシムはたぶん、こんなこと言いません。
「ダルシム。その手は遠くのしょうゆ入れを取るときに、便利そうだね」
村民が言います。
「私には分かりません。しょうゆ入れというものがどういうものか」
ダルシムはたぶん、こんなこと言いません。
「ダルシム。その手は遠くのカハシャ(※)を取るときに、便利そうだね」
村民が言います。
「遠くのカハシャに手は届くのですが、このときの手は相手をはたく用なので、カハシャを壊してしまうのです」
ダルシムはたぶん、こんなこと言いません。
おそらく、彼はこんなことを言われたとき、テレポートで村民の背後に回るのでしょう。
※カハシャ
インドの家庭で普通に見られる、調合済みスパイスを入れておく小瓶のことで、うそ。